フィールド日記

危険予知能力というか何というか・・・


今日見た花・もう咲いていたハナモモ
代々木にて

絶滅したトキの復活のための活動が
国家プロジェクトとしてかどうかは知りませんが
大掛かりに行われていて
前回の放鳥では
どこに飛んてどうしているかというような報道がされ
日本中が期待をよせていたその計画ですが
今回の事件はたった一匹のテンがトキを襲い
9羽が死んだようですね。

放鳥で自然の中で過ごせば
猛禽や肉食獣の餌食になる可能性はあるわけだけど
檻の中では人間が全責任をもって危険を避けなければいけないはず。
しかし今回の事件後
調べてみたらケージの金網に62ヶ所ものすきが間あったとか
2年前にもイタチが侵入したことがあったとのこと。

間抜けな飼い主のニワトリ小屋が襲われたのとは
ワケがちがうわけで
国家の事業として
野生動物がたくさんいる
自然が豊かな地域に大きな檻をつくれば
そうした動物たちがトキを襲う可能性は大きいはず。

管理している人間たちの危険予知能力というか
まわりの自然に対する観察眼や想像力があれば
こうした事態にはならなかったのじゃないかなぁ・・・

22:56 2010/03/11 記

今日、フィールド日記はあります




フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Google
WWW を検索 鈴木庸夫の植物図鑑 を検索
Top page (English)