フィールド日記

イボタロウカタカイガラムシ
カタカイガラムシ科
Ericerus pela
2010年3月11日
東京都 渋谷区


枝についた白い蝋物質


中央の枝についた濃茶色は雌虫の死んだもの


断面


たぶん雄虫の幼虫

イボタロウムシとも言い
モクセイ科のイボタ、ネズミモチ、トネリコなどに寄生する昆虫。
枝についた白いものは雄の幼虫が分泌したもので
これを精製したものはイボタ蝋という有用な蝋で、
襖や障子の滑りをよくしたり木製品のつや出しなどに使われる。

写真はセイヨウイボタの枝についていたもの。

代々木にて

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