フィールド日記

枯れたクヌギの大木

2004年8月20日
東京都 渋谷区



まだ夏だというのに
クヌギの大木の枝の葉がもう色づいていた。

この木は春に若葉が芽吹いて
しばらく前は緑の葉が茂っていたが
とうとう枯れてしまったようだ。




5〜6年前から観察を続けているこの木は
去年まで幹から盛んに樹液を出していて
カブトムシ、コガネムシ、スズメバチたちが
樹液にたくさん集まっていた。

3年前の夏に小学生だった息子が
この木の樹液に来ていたヒラタクワガタをつかまえて
冬の間観察を続けながら飼っていたのだが
翌年この木の根元に
そのヒラタクワガタを 放したおぼえもある思い出深い木なのだ。

ことしは樹液も枯れてしまい
虫たちも来なくなってしまった。

たぶん寿命なのだろう。

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