フィールド日記

オオテンニンギク
キク科
Gaillardia aristata
2002年7月3日
東京都 渋谷区




日本では園芸植物とされているが
西日本の暖かい地方では野生化しているようで、
僕は沖縄の海岸の砂浜で一面に生えていたのを見たことがある。
自生地の北アメリカでは
一面に生えていても自然なことだが
沖縄で見た景色は場所にそぐわない異様なものだった。

最近花を増やそうというような考えでテンニンギクや、
ヒナゲシやダイアンサスなどの種を混ぜて
河原や道沿いにまく人がいるようだ。

そうすると手をかけずに派手な色とりどりの花が咲き乱れるが
自然の植生を破壊することになってしまう。

困ったもんだとぼくは思う。

----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Top page (English)