フィールド日記

カッコばかり


昨日見た冬芽・ヤマハンノキ
神奈川県清川村の宮ヶ瀬湖付近にて12月26日に撮影

冬芽といってもこの雄花の花芽は
大きくて赤味があり枝先にたくさんついていてよく目立ちます。
春にはどっさり花粉をだすことでしょう。

ところで今日明治神宮を散歩したのですが
もう正月の準備は万端のようです。


すでに大きな羊の絵馬などが飾られている本殿前の門


参拝客を待つばかりのおみくじ売場

そしてしばらくぶりに明治神宮御苑散策を楽しんだのですが
池のふちの黒松は雪吊りが施されていました。



この黒松、去年東京を襲った大雪の時
雪吊りされていたにもかかわらず
太い枝が折れてしまったのですよ。


2007年1月20日に撮影した同じ黒松

上の写真は以前撮影した同じ木ですが
同じ方法で雪吊りがされていて
この時点ではまだ右にはりだした大きな枝が見えます。

豪雪地帯新潟の湯沢の庭木の雪対策と比べると
毎年思うのですが明治神宮の雪吊りは
上からわら縄を垂らしているだけで
枝は結ばれてなくてカッコばかりで
今年も大雪が降ったらまた枝が折れると思いますね。

    ・ ・ ・

セイヨウタンポポのタイムラプス映像。
前に発芽したころ一回アップしましたが
その後昨日までのほぼ二カ月間撮影を続けていましたのでご覧ください。



種子からの発芽を二ヶ月近く(52日)、10分間隔での連続撮影の記録です。
はじめに注目していた種子は発芽したものの
殻が外れずダメになってしまいましたが
直後に発芽した芽は順調に育ち本葉も二枚大きくなりました。
その手前に横たわっている芽の出る気配のなかった種子が
40日以上経ってから突然発芽したのにはびっくりです。

発芽するタイミングをずらす生き残り戦略だと思います。


 23:19 2014/12/27記 代々木にて


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