フィールド日記

植物とどうつきあうか



東京都心では散りはじめたソメイヨシノですが
川崎市麻生区黒川の里山では今ちょうど満開。



木漏れ日を受けて咲くジュウニヒトエ
花のアップなどを今日のフィールド日記に載せました


植物は種類ごとにそれぞれ特徴があり
個性を主張しています。

今日フィールド日記に載せたミツバツチグリは
地中の根がふくらんで塊状になっているという特徴があり
名前の由来にもなっているのです。

ボクとしてはやはりその様子を撮影したいので
掘り出して撮りました。

そして撮影後、
元の場所に埋め戻しておきました。

3月15日のムカゴネコノメの地中のムカゴも、
撮影後その株は埋め戻しました。

研究者などが
標本のために植物を採集することは必要なことですが
多くの人が植物に興味をもっている今の時代は
みんなが標本をつくったり採集したら
(個体数の少ない)野生植物はひとたまりもないわけで、
ボクもこのような根に特徴のある植物は
掘らしてもらう株にお願いして、
掘り出して撮らしてもらいますが(その一株だけ)
埋め戻すことにしています。

山菜などもあまり採らないようにしていますが
採るときは季節を楽しむために
少しだけです。

いずれにしても、今の時代、
植物と、どううまくつきあっていくかって
いつも悩まされます・・・

22:33 2009/04/07 記

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