フィールド日記

ヒヨドリはヒヨドリジョウゴを食べるのか

2008年11月27日


緑から赤のグラデーションの紅葉
オオモミジです
明治神宮にて



こちらは木ごと緑と黄色のグラデーション
イチョウです
代々木にて



今日見た花・サザンカ
この木は花の盛りだと全体がピンク色になるほどたくさん咲くのですが
まだ咲き始めでちらほらです
明治神宮にて



藪の内側のヒヨドリジョウゴの実
明治神宮にて


この藪のヒヨドリジョウゴ、
だいぶ実が少なくなったような気がします。


ヒヨドリジョウゴの実


藪の上側にはなくて内側の実が残っているようです。

上側の実は野鳥が食べたのかもしれませんが
ヒヨドリジョウゴの実には毒があり
人間が食べるとひどい目にあいます。

しかし、多くの図鑑には
「名はヒヨドリが好んで食べるといわれているから」と書かれていますが
ヒヨドリが食べると断言している図鑑はありませんし、
野鳥が食べているところをボクは見たことがありません。

このヒヨドリジョウゴをはじめ
ドクウツギミヤマシキミマムシグサの仲間、などは
いかにも野鳥や動物が好んで食べそうな赤い実ですが
じつは有毒で、そうした植物はけっこうたくさんあります。

しかしそうした植物たちも生態系のなかでは役割があるはずで
人間が食べると毒だけど
食べても大丈夫な生き物はきっといるはずです。

それを調べるには
食べている現場を目撃するか
糞を調べるか
解剖して胃の内容物を確認するかが必要ですよね。

それにしても情報が少ないので困っています。
どなたか、
有毒植物を食べているところを見たことがある方いませんか?

ほんとうにヒヨドリはヒヨドリジョウゴを食べるのかなぁ?



 記




今日、フィールド日記はありません。

 記


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