フィールド日記

タイサンボクの種はどこへ行く?

2008年11月7日


今日見た花・ノアサガオ
代々木にて


仕事場に向かう途中の歩道橋の上で
タイサンボクの地上7mほどの枝先が目の前に伸びていて
よく観察できるところがあります。

実(集合果)がちょうどいい位置にあり
しばらく前から見ていましたが
なかなか赤い種が出てきてくれません。
数日前ようやく見えてきたので
それから毎朝写真を撮って変化を追ってみました。


11月3日撮影
ちょっとのぞいていた種
背中側にも一個種が見えていた



11月4日撮影
背中側の種はなくなっていた



11月5日撮影
せり出してきた



11月6日撮影
ほとんど全体が見えてきた種



11月7日撮影(今朝)
なくなっていた


毎日、ほんの少しづつですが
種がせり出してきています。
そして、今朝見てみたらなくなっていました。

鳥が食べたのか、
しぜんに落ちたのかわかりませんが
11月3日にあったもう一粒、背中側に見えていた種は
落ちにくいはずの位置ですが
ずっと前になくなっていました。
食べるところをこの目で見たわけではないのでなんとも言えませんが
鳥が食べたのかもしれません。

ためしに、一粒割ってみましたけど
リンゴのような良い香りがします。

しかし、それを口に含んでみると
口中に薬物のような刺激を感じて
すぐ吐き出して口をすすぎました。

好んで鳥が食べるとは考えられません・・・

どなたか、
‘鳥が食べているのを見たことがある’という人いませんか?


(今日のフィールド日記に タイサンボク種のアップを載せました。)

21:25 2008/11/07 記



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