フィールド日記

結局は消えていく運命の花たち

2008年7月2日


今日見た花1・アガパンサス
代々木公園にて



今日見た花2・ギンバイカ(ハーブのひとつでマートルとも言います)
代々木公園にて



今日見た花3・オカトラノオ
明治神宮にて


最近ボクの住んでいる近くの住宅地では
マンションを建てるために
木造家屋をとりこわした後、
工事が始まるまでそのままにしてある更地が多くあります。

そうした空き地では
前の住人が育てていたものでしょうか
夏の雑草が茂るなかで
園芸植物や山野草などの花もみかけます。

山野草たちは
ふるさとから遠く離れた都会の空き地で
世話をしてくれる人もなく
今シーズンは孤独に花をつけていますが
しばらくしたら建設機械につぶされ
消える運命です。

今日見たものはそれほど希少な種類ではないのですけど
野草愛好家が希少種を精魂こめて育てていても
その人が死んだあと子孫が何代にもわたって
育てていくってのは考えにくく
結局は消えていく運命だと思います。

庭で何を育てるかってことは
趣味の問題なんですけど
そうして考えてみるとけっこう難しいですよね。



22:59 2008/07/02 記


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