フィールド日記

気遣ってあげてもいいんじゃないのかなぁ

2007年7月26日




かっこうのトンボの見晴台、ギボウシの花
代々木公園にて


代々木公園では樹木を管理するためなのか
数字が書かれた白いビニールが幹にホチキスでとめてあります。

毎年チェックするのか?
この木には三つもついていました。


三つついている幹


以前つけられたものは
幹が太りビニールがひっぱられています。


ひっぱられているビニール


この木なんか
新しいのをすぐ下につけてあります。


古いのが上、新しいのが下


動物や人間の腕などに標識をつけるとしたら
マジックなどで書いたり
文字を書いた絆創膏などは貼るでしょうけど
ホチキスや釘は使いませんよね。

樹木も生き物ですけど
ホチキスなどを刺されても痛くないのかなぁ
両面テープなんかで貼るか
ホチキスを使うとしても
用がすんだら前のははずしてあげればいいのに・・・

    ・ ・ ・

ところでこの種名板、
幹が太ってもだいじょうぶなように
ステンレス製のバネでつけられています。


バネ状鉄線でとりつけられた種名板


しかし、太い幹に付けられたこの札は
だいぶ時間がたっているようで
木が太ってきていて
裏側でバネが幹と枝の間に食い込み
木部の中に入ってしまっています。


横から見ると太い幹と枝



木のなかに入ってしまったバネ


一応気づかってバネでとりつけられていますけど
もうすこしフォローがあってもいいような気がしますね。

木は文句も言わずにじっと立っていますが
公園の木ぐらい
人間がもうちょっと
気遣ってあげてもいいんじゃないのかなぁ・・・



21:45 2007/07/26 記


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