フィールド日記

絶滅させてしまったら取り返しがつきませんよね

2006年10月24日
東京都 渋谷区



ギンナンを拾う運転手さん。
代々木にて。


今年もギンナンのできは良いようで
今日は風の強い日でしたので
木の下にはたくさん落ちていました。
上の写真の運転手さんは
トラックを道路わきに停めてギンナンを拾っていましたョ。

スダジイの実もみかけます。

しかし、
今年は多くの木で実の出来が悪いような気がします。


今年は実があまりついていないエノキ
明治神宮にて。



実が見当たらないエゴノキ
明治神宮にて。



葉ばかりが立派で実がないミズキ
明治神宮にて。



去年はたくさん実がぶらさがっていたのに
今年は一つも見えないイヌシデ
明治神宮にて。


エゴノキの実が大好きなヤマガラ
ほとんど実の見当たらないエゴノキで
わずかについている実を捜して食べていました。

この冬、野生動物たちは食べ物が少なくて
つらい思いをするんじゃないかと心配です。

ところでニュースで聞いたのですが
熊が食べ物を捜して里に下りてきて
例年よりもたくさん射殺されているとのことです。

クマ本来の棲家である森は開発伐採され
空腹で、人目をさけながら里に下りてきても
見つかると射殺され・・・

撃った人は得意げに‘熊退治’したということでしょうけど
昔から日本の住人だった熊くんたちには
もう住める場所がなくなっちゃったのでしょうかねぇ。
そんなはずないですよね
熊の生態を良く知って
熊たちの棲家を奪わず
熊の生活を守っていくつもりだったら
今後もずーと日本で暮らしていけるはずです!

ニホンオオカミと同じように
ツキノワグマという大型の哺乳動物を
人間の身勝手で絶滅させてしまったら
取り返しがつきませんよね。



22:41 2006/10/24 記


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