フィールド日記

ヤマガラ
シジュウカラ科
Parus varius
2002年2月14日
東京都 渋谷区



散歩中にヤマガラの鳴き声が近づいてきたとき、
手のひらにピーナッツをのせて「私は餌台だ。」
と思って手を差し出すと食べに来てくれる。
日本中のヤマガラがそうするとは思わないが、
このあたりでは熱心に餌付けする人がいるせいなのか人を恐れない。
食べ物の不足する今の季節は人を当てにしているようにさえ見える。
その様子を見てシジュウカラも欲しそうにそばまで来るのだが、
生まれついての性格が違うようで
僕の手の上のピーナッツを取りに来たくてもどうしても来れないようだ。
そばの枝にとまってぐずぐずしているうちに
「この突っ立ている餌台は俺たちの専用台だぞ。」
といわんばかりにシジュウカラのことをヤマガラが追っ払っている。

そんなヤマガラでも、季節が良くなって来ると人からもらう食べ物は必要ないのか、
それとも子育ての時期で人に近づきたくなくなるのか、
近くに来た時に餌をさしだしても食べに来てくれない。

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