フィールド日記
自然にキノコが見えてきましたョ
2005年9月29日
東京都 渋谷区
落ち葉の中のエリマキツチグリの幼菌
明治神宮にて。
昨日、ようやく書き上げた原稿は
公園で見かけるキノコと言うテーマで
山と渓谷社の雑誌“ワンデル”のために
生態の面白いエリマキツチグリの話題をメインに書いたのです。
(このキノコは殻に閉じこもったまま
雨を待っていていて、雨が降ると劇的な展開となるのですよ。
生態については“ワンデル”に書きましたので
お買い求めの上お読みくださいネ。)
今朝、明治神宮の森の道を
その原稿について考えながらら歩いていたら
話題のエリマキツチグリの幼菌に
今年もまた出会えたというわけです。
・ ・ ・
野鳥に興味のある人は
かすかな鳥の鳴き声に聞き耳をたて
一瞬、飛び去る鳥の姿も見逃しません。
昆虫に興味ある人
植物に興味ある人
動物に興味ある人
それぞれが、同じ道を歩いていても
気がつくもの
見つけるものはまったく違いそうですね。
そう考えてみると
見えるか見えないかは
見る気があるかないか
という違いで
興味のないことは
見えていても気がつかないことが多いような気がしますね。
そうしたわけなのか
今日、道を歩いていると
自然にエリマキツチグリが
見えてきましたョ。
22:35 2005/09/29 記
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