フィールド日記
愛されているオオブタクサ
2005年9月6日
東京都 新宿区
早稲田大学の近くの商店街をあるいていて
街路樹の植え込みに不思議な植物がありました。
2mほどに育ったオオブタクサなのです。
茎には倒れないように支えの紐が巻かれ
枝先も剪定してあります。
面白いのでカメラを出して撮影をはじめると
前の店(ラーメン屋)のご主人が出てきました。
「春に芽が出てきたので育てているのだけど
これ、なにかわかるかなぁ、
通る人にもよくきかれるんだよねぇ。」
とのことです。
植物名と
‘嫌われ者の帰化植物で花粉症の原因にもなる’
と、伝えましたが
生命力のあふれる姿は
不思議と町の中でよく似合っています。
‘一年草で秋には枯れてしまいますよ。’
との言葉をきくと
ご主人は安心したようで
枯れるまで育ててみるとのことでした。
早稲田にて。
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