フィールド日記

一日だけ女人禁制の山


2005年7月1日




今日であった登山者は男性ばかり。
四国の最高峰、石鎚山にて。




石鎚山は信仰の山で
今日の登山者は
ほとんどの人が白装束です。

ボクが登っているとき
山を降りる人との挨拶は
「こんにちは」とこちらが言っても
「おのぼりさんです」とかえってきます。
あとでわかったことですが
こちらが下山する人にかける言葉は
「おくだりさんです」とするようです。

それにしてもすれ違うひとはみんな男性です。
今日が山開きの日で
一年のうち、今日だけ
昔のならわしに従って
女人禁制のようなのです。


夫婦で登山していて
9合目付近で登山を禁止され
連れ合いだけ頂上へ行き
座って待つ女性。


それを知らない登山者の女性が
足止めをくって
あとすこしで頂上というところで
うつむいて座っていました。

日本百名山のひとつですが
今日だけとはいえ
どうもすっきりしないなぁ・・・

一年中女人禁制にしたら
観光地としてやっていけないでしょうにね。



20:50 2005/07/01 記


昨日、夜行バスで
今日山に登ったので
もう眠いよー。

そういうわけで
いつもよりも早く更新します。

明日は‘四国カルスト’に行ってみようかなぁ。

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