フィールド日記
植物の分類がずいぶん変わりそうですね
2005年2月12日
つぼみ膨らむネコヤナギ
調布市の深大寺水生植物園にて
[今日見た野鳥]
カワラヒワ
調布市の深大寺水生植物園にて
植物の分類というのは
似たもの同士を集めてグループにして
それを科とか属に分けているということですが
ユリ科のテッポウユリやヤマユリなどの
いわゆる百合の花と
ヒガンバナ科の
アマリリスやクンシラン、ナツズイセンなどは
百合の花とよく似ていますね。
同じユリ科でもホトトギスやエンレイソウ、
スズランなどは形がずいぶん違いますよね。
植物を分ける根拠は葉が平行脈だとか
オシベの数や花びらの数とか
子房が花びらより上につくとか下につくとかで
分けられたりしているようですね。
それが、
今日(2月12日)の朝日新聞夕刊にも載っていましたが
植物のDNAの研究で
本当の植物同士の距離がわかってきて
分け方を変えなければいけなくなってきたようですね。
新聞によると
分類を大幅に見直すことになりそうで
ユリ科も五つの科に分ける必要があるとのことです。
その五つとは
1、ユッカ、ヒガンバナ科などを含めた
クサスギカズラグループ。
2、ユリ属、ショウジョウバカマ属などを含めた
ユリグループ。
3、ソクシンラン属、キンコウカ属のグループ。
4、オゼゾウ属、サクライソウ属のグループ。
5、チシマゼキショウ属のグループ。
だそうです。
頭の中に入っている
科のグループ分けのイメージを
組み替えなければいけないとすると
頭が混乱しそうですよホントに!
20:45 2005/02/12 記
追伸
アップしてからしばらくして
Ishi氏から紀行文が届きました。
今日、暗いうちから山に登り
どっさり歩いて
帰ってからこの紀行文を書いて
送ってきたわけで
出来立てほやほやの
山の様子を予定外ですが追加で更新します。
お読みくださいね。
23:37 2005/02/12
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