フィールド日記
コウキクサ
サトイモ科(←ウキクサ科)
Lemna minor
2004年7月4日
東京都 狛江市
ウキクサの仲間の中でも小さく
葉状体の脈は一脈のように見えるが
図鑑によると本来3脈あるようだが不明瞭だった。
冬は葉状体のまま越冬するようなので
ベランダの水槽で観察を続けるつもりだ。
冬になったらまたご報告しよう。
南米を除く全大陸に広く分布
多摩川の河川敷の水溜りでみかけた。
はじめこの植物をヒナウキクサとして載せたのですが
その後水草を研究されている兵庫県のM氏から
コウキクサではないかとのご指摘があり
標本を再度調べたところ
ウキクサ科は図鑑の記載と照合しても
継続して栽培しないとわからないところもあり
断定にはいたりませんでしたが
ヒナウキクサの分布は本州の一部地方
(静岡県、兵庫県など数ヶ所のみ)のようだということと
葉状体もヒナウキクサよりも幅が広いようなので
ご指摘どおりコウキクサと訂正します。
22:35 2004/07/08 訂正
M氏のメール抜粋
>ヒナは葉状体がゾウリムシ形や、まがたまの形の
>ものがあります。画像のものは、少々葉状体に
>厚みがあるようで、コウキクサに見えました。
>両種とも冬季の状態が識別のポイントが出やすい
>ので、継続した観察や自分で栽培してみる事が
>必要と思います。
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