フィールド日記

高知ののんびりとした犬
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2003年11月15日
高知県にて


道のまんなかで寝そべる犬

最近東京では
つながれていない犬を見ることがありませんが
四国の農村部の犬たちは
首輪もつけず
穏やかな目をしていて幸せそうに過ごしています。

徳島県境を越えて
高知県に入ると
町のようすは
ますますのんびりした雰囲気に感じられます。

この町一番の目抜き通りに寝そべったこの犬は
たまに通る車が
犬のまん前で止まると
めんどくさそうに道をあけて
車が通り過ぎると
またもとの位置にねそべっておりました。

その商店街に
入り口のガラスをピカピカに磨いた
玄関先にお酒を並べた酒屋がありました。


酒屋の入り口

お酒の陳列ケースとご主人

落ち着いた風情なので話を伺うと
以前は造り酒屋だったそうです。

そして話はとぎれず
今の大きな酒造会社の大量生産とか
最近の効率一本やりの時代の風潮などと話が進み
10分ぐらいは世間話をしたでしょうか。

この町は犬もおおらかでしたが
人ものんびりとしたテンポで過ごしているようでした。

今夜は高知県の室戸市の巡礼第二十五番の津照寺の
近くの宿に泊まってます。
南国土佐の雨の夜は静かです。

22:54 2003/11/15 記

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