鈴木庸夫の自然を楽しむ トップページ バックナンバー 2003後期

ホームを開く

フィールド日記バックナンバー
植物図鑑

-----------------------------------------------------


観光客の餌が目当てでたくさんの水鳥が集まる沼

遠くから渡ってくる水鳥たちを見たくて
宮城県の伊豆沼に行きました。

列車が低速運転をするほどの
強い風が吹いていて
その風から避難しているのでしょうか
伊豆沼では水鳥たちの姿は見えません。


強風の伊豆沼

しかし、 隣の小さな沼では
観光客が餌をやるための売店までできていて
オオハクチョウをはじめ
オナガガモ、コガモ、キンクロハジロたちが
びっしりと集まってきていました。


歩道のオナガガモのために
遠慮して人が縁石の上を歩いている


今日は風の強い一日でした。
クリップで留めていた帽子も
引きちぎられるようにして吹き飛ばされ
湖面に飛んで行ってしまいました。


湖面を漂う僕の帽子

しゃくですがどうやっても回収できません。
湖のゴミとなるのも恐縮ですが
しかたがないですね。

元旦の天気はは穏やかだといいけどなー

21:57 2003/12/30 記


-----------------------------------------------------


冬の砂浜にしっかりロゼットを広げるメマツヨイグサ
福島県いわき市の二見ヶ浦にて


今年ももうあと数日を残すのみとなり
正月の準備で忙しい日本列島ですが、
僕は今、折りたたみ自転車をもって
青春18きっぷで
のんびり東北地方の旅をしています。

帰りは新幹線を使う予定なので
青春18きっぷは一回分でいいのですが
5回分つづりで一枚だけ買うことができません。

毎回、青春18きっぷの時期に利用している
鉄道マニアの友人に聞いたところ
一回分わけてくれるとのことで
この計画を思い立ったのです。

昨夜遅くまでかかって年賀状を書き終え
睡眠時間4時間ほどで
早朝6時3分上野発いわき行きの鈍行列車の
車中のひととなりました。
(なお、今日あたり帰省ピークのはずですが
長距離とはいえ早朝の車両はがらがらで
不足分の睡眠は車中でしっかりとれました。)

      ・ ・ ・

ところで、
今日サイクリングを楽しんだ
いわき市付近の海岸では
温暖な福島県浜通りとはいえ
異様に気温が高く南風が吹いています。

例年だとまだ咲いていないヤブツバキも
満開状態です。


満開のヤブツバキ
夏は気温が低く
米が不作となりましたが
この冬もなんか変ですね。

まあ、とにかく
来年は良い年でありますように!

21:43 2003/12/29 記

追伸
いわきの先の四ツ倉駅からまた鈍行に乗り込み
仙台駅で乗り継いで
今、塩釜の神社のそばの旅館です。
この時期、商人宿に泊まる客はいないのでしょう。
今夜の客は僕一人の静かな暮れの宿です。



-----------------------------------------------------


このところ絶望的に不調だった僕のノートパソコンが
なぜか直ってしまいました。

試行錯誤を繰り返していろいろやってみましたが
結局、ウイルスの駆除をしてくれる‘ノートン’の
期限が切れて三ヶ月のソフトを
削除したら直ったような気がします。

有効期間が一年間で
毎年継続するには税金を払うように
更新料を支払い続けなければいけないのがしゃくで
別の会社‘マカフィー’のソフトを買ったのですが
めんどくさくてインストールせず
期限切れの‘ノートン’のソフトを
入れっぱなしにしておいたのです。
その間、
‘ノートン’のソフトは
始終契約を更新しろと言っていました。
そして偶然とはいえほぼ3ヶ月が過ぎてから
パソコンの調子が悪くなったのです。

始めはウイルスを疑いましたが
ウイルスが侵入してきた形跡がありません。
僕のパソコンが直った本当の理由はわかりませんが
契約更新をしない客には
意地悪をするソフトを組み込んでいるのではないかと
かんぐりたくなってしまいます。

22:58 2003/12/28 記


-----------------------------------------------------


雪の武甲山
横瀬町芦ヶ久保より


昨夜、東京でも雨が降っていましたが
秩父の山の中ではきっと雪だろうと思っていました。

予想通り、
西武池袋線にのり秩父に向かっていて
飯能をすぎるあたりから
一面の雪景色になってきました。

親戚の別荘が
秩父市を見下ろす
奥武蔵の山中にあり
今日はパーティーに招かれて
家族でその別荘を目指しての
雪のハイキングです。


柿に来るヒヨドリ


残り柿・雪

淡雪の積もる
横瀬町の芦ヶ久保の家々は
朝日に輝く
美しいたたずまいを見せておりました。

22:43 2003/12/27 記


-----------------------------------------------------

学年末試験などは
出る問題も見当がつくので
試験範囲をしっかり覚えておけば
いい点数は取れましたよね。

しかし、やれば良いとはわかっていても
なかなか手をつけず
試験前日になって
あわてて一夜漬けで覚えても
覚えきれないというような失敗を
始終していたような気がします。

年賀状も
もっと早くからやっていればと
毎年悔やむのですが
今夜、
まさにぎりぎりの段階となって
あわててやっています。

こういう性格は
一生直らないものですね。

というわけで
今日の更新は
ちゃっちゃっと済ませます。

21:15 2003/12/26 記


-----------------------------------------------------


葉がほとんど落ち、赤い実がめだつツルウメモドキ
原宿駅近くの土手にて(後ろに見える線路は山手線)


今、夕食を終えて
なんとなくかけているNHK FM から
マーラー作曲の歌曲の
メゾソプラノの歌声が聞こえています。

食卓に置いたノートパソコンの
キーボートを打つ手をしばし休めて
目を閉じて歌に聞き入ってしまいました。

今年もあと残すところ数日
一年を振り返ってみると
いろいろなことがありました。

今、成長期のうちの子が
ちょっと問題を起こして
我が家は嵐のような状態です。

来年はいい年にしようと
一昨日は家族そろって
神社におまいりに行き
お墓参りに行って来ました。

新年を迎えるということは
いい方向に進もうとか
シアワセになろうという
気持ちを新たに確認しあう
いいきっかけのような気がします。

ラジオから流れてくる歌声を聴いていて
ふとそんな事を考える
暮れの宵でありました。

20:32 2003/12/25 記


-----------------------------------------------------

Merry christmas



我が家の玄関のリース
綿はガガイモの種の毛・まん中がムクロジの実
下の金色のがアオギリの実・銀色のがマツボックリ・蔓はクズ

(うちの奥さんの手作りです)



ポインセチア



----------------------------------

久しぶりにクイズです

このぶわーっと広がった
背の高いロゼットのような植物は何でしょうか?



ヒントを出します。

野菜です。

キャベツの親戚のようなものですね。
(兄弟かな?)

わかりましたかな?
けっこう難問です。

     ・
     ・
     ・

答えは今日のフィールド日記をご覧下さい。

22:53 2003/12/24 記


-----------------------------------------------------


もう梅が咲いていてびっくり!
小平霊園にて


今日は、実家で母を中心に兄弟が集まって
クリスマスパーティーの予定でしたが
朝の天気予報で
風もない穏やかな一日を約束してくれていたので
僕の祖父母のお墓参りに
小平霊園に家族で行ってきました。

宗教や信仰心とはかかわりの薄い僕が
なぜか最近、
ご先祖様からの縁が気になります。

我が子にとっても
自分のルーツを意識する
きっかけとなってくれることでしょう。

      ・ ・ ・

ところで
やっぱりパソコンが不調で
起動するまでに2時間以上かかっていました。

もう、
僕にはお手上げです。
年末のあわただしい時期に
こうしたトラブルは起きるのですね。

とにかく、
今日は更新できそうなので
ひと安心!!

22:52 2003/12/23 記


-----------------------------------------------------


優雅に水面を移動する皇居のコブハクチョウ

午前中、折りたたみ自転車で
皇居周辺を回ってきました。
皇居には4日前の19日にも行きましたが
実は来春発行の雑誌で
皇居周辺を紹介するページの
写真を撮るためなのです。

場所によって、光線の具合から
午前中のほうが良い場合と
午後の方が良い場合とがあるので
少なくともあと一度
午後に行く予定です。

      ・ ・ ・

ところで、全然話がかわりますが
うちの猫はいつもテレビの上にいて
まわりを見下ろしているのですが
不思議なことに
ホットカーペットのスイッチをいれて
しばらくすると
テレビの上から飛び降りてきて
暖かいホットカーペットへ移動するのです。


ホットカーペットの上の我が家の猫
後ろでテレビを見ているのは我が家の子


人がどいたばかりの
まだ暖かい座布団にパッと飛び乗ったり
様子をみていると
温度の違いが見えているような感じです。

最近、テレビなどで
暖かい部分がオレンジ色で
冷たいところがブルーになった
人物の画像を見ることがありますが
猫もあんなふうに見えているのかもしれませんね。

みなさん、どう思います?

21:57 2003/12/22 記


-----------------------------------------------------


洋ラン(パフィオペディルム)の花
新宿御苑の温室にて


愛用の万年筆がないと原稿が書けない小説家でも
どうしてもとなればボールペンか鉛筆をつかって
なんとか書くことでしょう。

      ・ ・ ・

昨夜、皇居一周ウォーキングから帰宅して
さて写真をパソコンに取り込もうと思ったら
なんと起動しません。
何度トライしてもだめなのです。
本棚から取扱説明書を取り出し
‘BIOSセットアップ’
‘セーフティーモードでの起動’
などなどをやっているうちに
何とか立ち上がりました。

筆記具のように
だめなら別のパソコンを借りて
作業できるかというと
設定や入っているソフトの関係で
すぐには使えないでしょうね。

最近、
僕のパソコン君、
ご機嫌があまりよくないので
予防線をはっておきますが
このホームページが更新されていなかったら
パソコンがストを起こしてだめなんだろうなと
ご了解くださいね。

ウインドウズXPは‘システムの復元’という
便利な機能が付いていて
調子のよかった頃の状態にシステムを戻せるので
それをやってみました。

それで、いまは一応ちゃんと起動していますが
ちょっと不安!

22:31 2003/12/20 記


-----------------------------------------------------


皇居のお堀にかかる平河橋
右のビルは毎日新聞社


今日は初冬の皇居一周のんびりウォークを
T氏・Wさんご夫婦と三人で楽しんできました。

T氏は野鳥の知識が豊富で
道々、いろいろ教えてもらいました。

お堀端を歩いていて
彼は餌を持っていないのに
いかにも餌を投げているジェスチャーをします。
すると、
池のまん中あたりにいた水鳥たちが
こちらの方にやってきて良く観察できるのです。


来たものの餌がないのでこちらを見上げて待つキンクロハジロ

しかし、鳥たちの期待を裏切ったようで
僕はちょっぴり罪悪感を感じましたが
T氏は平気のようです。

ふと欄干の内側を見ると
警戒心の強いスズメたちが
真下まで来ています。


足元でこちらを見上げるスズメ

いつもここで
水鳥たちにやる餌のおこぼれにあずかっているのに
ちっとも餌が落ちてこないので
恨めしげに見上げていたのでした。

しかし、
野生動物に餌をやることを
否定している僕としては
都会に生きる野鳥たちも
たまには裏切られるくらいでよいのだ
と、思いなおしました。

      ・ ・ ・

天気予報では冬型が強まり寒くなるといっていたのに
風もなく穏やかな一日
まる一日をかけての楽しい
皇居一周ウォーキングでした。

22:56 2003/12/19 記


-----------------------------------------------------


仕事場のそばのお宅の玄関先に咲いていた
白いシクラメンの花


東京大学総合研究博物館で
この秋に開催されていたシーボルト展は
興味ぶかい展覧会でした。

幕末の日本の自然や文化を総合的に分析して
標本、資料と情報の収集をして
日本文化を世界に広めたシーボルトは
日本が好きで医者としての本業以外の
趣味で研究していたわけではなくて
植民地としての可能性や
日本をどう利用できるかを探るために
あらゆる角度から日本を調べていたわけです。

      ・ ・ ・

話はかわりますが
先日からいきさつを何度か更新している
‘誰がつけたのだろうかカラスのタグ’では
そのタグの意味を知りたいと思っていました。

カラスの対策をたてるために
どういう習性があるのか
どういう生態か、
また行動範囲や寿命等の詳細な
データが必要だと思います。

そういうわけで
みんな同じように見えて違いがわからないカラスに
タグをつけての観察はかかせないでしょう。

先日、
そのタグの意味を自然教育園に質問したのですが
今日、そのお返事をいただきました。

若いカラスの見分け方など
生態に即した調査方法が書かれており
興味深いです。
ご一読をお勧めします。

‘誰がつけたのだろうかカラスのタグ’コーナーの
スクロールした一番下に載せましたが
クリックすると
自然教育園からの回答
ジャンプします。

23:04 2003/12/18 記


-----------------------------------------------------


ムクノキの冬芽
だいぶ拡大していますが小さな冬芽です


いつもは静かな朝の明治神宮の道で
野鳥を見ていると
電気工事の車や鉄骨を積んだトラックが
よく通り過ぎていきます。

夜間は閉鎖されて真っ暗になる
林内の道沿いの木々に
もう仮設の街灯がつけられていました。


仮設の街灯

大晦日の晩に大勢の人が参拝に来る明治神宮では
その準備が忙しそうです。

初冬の人気のない森も師走なのですねー。

ああ、僕も年賀状書かなくちゃなー!

21:24 2003/12/16 記


-----------------------------------------------------


昨日、
折りたたみ自転車愛好会のメンバーと
2人で昼ビール忘年会をしたのですが
実は彼は同じ高校の昔からの山仲間で
高校の最寄の駅でおちあって
三十数年前に通った校舎を
2人で懐かしみながら見学してきました。

ずいぶん時間はすぎていますが
中野区の住宅地にある高校とその周辺は
驚くほど変わっていません。

僕は植物を追っていて
方々に行くのですが
前に行ったことのある自然の豊かなよいところを
後日再び訪ねてみると
見るも無残に自然が破壊されていて
つらい思いをすることがたびたびあります。

中野区のそのあたりは
ほんの一部には畑や農家の屋敷林があり
あとは庭のある比較的にゆったりとした
住宅が多くみられます。

街の様子が変わらない理由は
きっと
住んでいるかたがたが豊かで
住み替える必要もないので
変わらないのでしょうね。

その点、
今住んでいる代々木周辺は
大きなお屋敷が
最近、
次々にマンションに変わりつつあります。

数百坪の広い庭で
うっそうとした樹木に覆われているお屋敷が
一本残らず木が切られ
高級マンションに変わってしまいます。

相続税とかいろいろ問題もあるでしょうけど
街の緑を意識して守っていかないと
東京の多くの場所は
人間にとっても
鳥や動物たちにとっても
魅力のない
つまらない街になってしまいますね。

21:13 2003/12/15 記

追伸

カラスのタグについて
昨日新しい展開がありましたが
その件に関して
やはりカラスの追跡調査を行っている
東京大学のMさんに問い合わせのメールをだしたところ
今日、早速お返事をいただきましたので
目次のページに
‘誰がつけたのだろうかカラスのタグ’
というコーナーをつくりました。

ご覧下さい。


-----------------------------------------------------


柳の下で魚とりをする親子(どじょうが獲れたかな?)
練馬区の石神井公園にて


昨日の夜中にふと思いたって
会員三名の
‘折りたたみ自転車愛好会’のメンバーに
メールをだしました。

[出したメール]
----------------------------------------
とつぜんですが
あしたのひるに
石神井公園で
折りたたみ自転車同好会の忘年会をやりませんか
まあ軽くランチタイムビールというところですね。

[中略]

皆さんの参加なき場合は僕一人でも行くつもりです。

では!
----------------------------------------

実家に行く予定だったので
ついでに思い立ってメールをだしたのですが
一名だけ都合がついたので
2人きりで昼の公園で忘年会をしました。

年賀状を書いたり
年内に始末しなければいけないことに追われたり
年の瀬は忙しいことになりますが
忙中暇有りというわけです

考えてみると僕は
忙しいときほど
目的外のことに時間を割いてしまうような気がします。

学生時代も
試験期間中につい小説などを
読みふけったりしたもんなー

22:23 2003/12/14 記

追申

12月10日にカラスのタグについて
科学博物館に問い合わせたことを書きましたが
今日、回答がありました。
その内容は
バックナンバーの12月10日‘誰がつけたのだろうかカラスのタグ’
のページに書き足しましたのでご覧下さい。


-----------------------------------------------------


昔、
‘コマドリ姉妹’というふたごの歌手がいましたが
深い山で出会うコマドリと
和服の双子の女性グループとは
僕はイメージが一致しません。

明治神宮の池に
この冬もやってきたオシドリをみていると
仲のよい夫婦の表現でよく使われる
‘オシドリ夫婦’という表現は
双眼鏡で観察していると
気の荒いオシドリの雄の様子とは
イメージがあわずとまどってしまいます。

子育ての時期などの様子は
わかりませんが
どんな根拠で
中の良い夫婦をあらわすために
オシドリが引っ張り出されてきたのかは
僕はしらないのですが
ライオンのように猛々しいとか
ハイエナみたいなやなやつだとか
女性の敵の狼男とか
なにか、たとえで使われる動物たちは
いい迷惑なのではないでしょうかね。

22:49 2003/12/13 記


-----------------------------------------------------


夢の島公園の温室にて


一晩中降っていた雨は
朝にはやみはしたものの
今日は一日中曇り空の寒い日でした。

平日のこうした日には
夢の島公園の温室にやってくるひとは
あまりいないようで
落ちついて写真を撮ることができました。

しかし、しばらくすると
課外授業でしょうか
大勢の子どもたちがやってきて
温室内の探検をわいわいとやりだしました。

子どもたちは
「あっ!あそこにホントにバナナがなっている」とか
コンロンカの花を見て
「この花、花びら一枚でかわいそー」とか
植物への感想が面白くて
しばらくその様子を眺めておりました。

      ・ ・ ・

ところで
東京の地下鉄網は乗換えがややこしくて
乗りなれていない区間では
路線図を見ないと目的地にはたどりつけません。

今日、夢の島公園からの帰りに
地下鉄の有楽町線に乗ったのですが
乗った車両は相互乗り入れをしている
西武池袋線の車両でした。

途中で地下鉄東西線に乗り換えたいのですが
車内を探しても西武鉄道の路線図ばかりで
地下鉄の路線図はありません。

次の駅は左の扉が開くだとか
携帯電話はマナーモードにしろだとか
車内放送はひんぱんですが
相互乗り入れとはいえ
車内にその電車の走る区間の路線図がない
というのは不親切ですよね。

過剰な車内放送なんかやめて
そうしたことに神経を使えばいいと思いますね。

22:01 2003/12/12 記


-----------------------------------------------------


今年も渡ってきたマガモ(手前のつがい)とオシドリ(奥)

昨日、
僕のホームページ見て下さっている
Tさんという方から
メールをいただきました。

[メールの文面(抜粋)]
-----------------------------------------
はじめまして

私は、最近写真 を始めたのですが、
樹の肌、根っこがいろいろな、形をしてるのにきずき
面白いと思っています、
そして、写真に撮ってますが、
樹の根の面白さを解ってくれる人があまりいません、
残念ですが先生の感想を聞かせていただけたら
有り難いのですが。
-----------------------------------------

フィールドもいよいよ冬枯れとなってきて
毎日更新しているフィールド日記のネタも
なかなか見つからずに悩んでいたところでしたが
メールをいただいて
‘そういえば
いつもの散歩コースにも面白い根っこがあったなー’
と気づかされ
今日更新するフィールド日記のテーマは
根っこにしました。

そういうわけで Tさんに書いた返信メール。

[返信メールの文面(抜粋)]
-----------------------------------------
メールありがとうございました。
根っこのこと、
僕も面白いと思いますョ。

植物にとっては地上部にも劣らず重要な存在で
種類によって個性があり
地下で伸びてゆく戦略があるのでしょうね。

ただ、
土の中で人の目に触れることがほとんどないので
写真で表現するのは難しいですよね。

平凡社の本で「日本草本植物根係図説」という
草の根を線画であらわした図鑑があります。
高い本なので図書館などででも見ると面白いですよ。

今夜更新するフィールド日記に
うちの近くの面白い根っこの話題をふたつ載せます
見てくださいね。
-----------------------------------------

自然界はこちらがアンテナを張っていて
見る目があればいろいろ見せてくれるのに
こちらが気づかないから見えない
ということが多いですね。

根っこももっと掘り下げたら面白いだろうなー

21:08 2003/12/11 記


-----------------------------------------------------


まだ咲いていたシコンノボタン


代々木公園の噴水池で
朝からカラスたちが水浴びをしていました。

‘からすのぎょうずい’というのは
ちょちょっと水を浴びるだけ
という意味で使われるようですが
見ていると彼らは
けっこう長い時間水浴びを楽しんでいるようです。


ハシブトガラスのぎょうずい

そのなかで
青い標識(タグ)を羽につけたカラスがいました。


タグをつけたカラス

時々こうしたタグをつけたカラスを見かけますが
どこでどんな目的で調査しているのかと思い
ネットで調べて見ますと
目黒の自然教育園のサイトにいきつきました。
そこには

----------------------------------------
カラスの調査のお願い
自然教育園では
東京を中心としたカラスの調査をしています。
・・・中略・・・
タグの色
(今までに使用した色:白、緑、オレンジ、黄、青、赤)
タグの記号と番号
(A16などと。見えなければ結構です)
見た日時と場所
何をしていたか
(例:ゴミを食べていた)
----------------------------------------

と書いてあるので写真を添付して
自然教育園にメールを出してみました。

[メールの抜粋]
----------------------------------------
ウエブサイトで
ハシブトガラスの調査の事を知りましたので
ご連絡します。
・・・中略・・・
今朝9時30分ごろ
代々木公園の噴水のある池で水浴びをしていました。
タグは青で番号は見えませんでした。

他の色を見ることもありますが色わけの意味と
今日見たものは自然教育園でつけられたタグか
カラスにつけられた標識は
他の機関のものもあるのかを知りたく思っております。
----------------------------------------

と、したためました。

するとすぐに
研究者のH氏からお返事をいただきました。

[いただいたお返事の抜粋]
----------------------------------------

メールありがとうございます。
国立科学博物館附属自然教育園・Hです。

写真で拝見したタグは我々が装着したものではありません。
今、タグをつけた可能性のある他機関にあたっています。
何らかのご返事を再度差し上げますので、しばらくお待ちください。

情報ありがとうございました。
----------------------------------------

      ・ ・ ・

ネットの検索ですぐに
タグをつけた機関がわかり
そこに写真を添付して報告すると
次の展開が見えてくるのですから面白いですよね。

後日科学博物館からご連絡をいただいたら
続報としてお伝えします。

22:35 2003/12/10 記


-----------------------------------------------------


ケヤキの幹のくぼみで
なにやら相談しているような雀たち
代々木公園にて

僕はこのホームページのトップで
『自然を楽しむ
いつも散歩気分で・季節を楽しむ・花を楽しむ』
と書いておりますが
仕事にしても
家事にしても
作業や勉強にしても
とにかく生活全般
楽しみながらやれればいいなーっと思っています。

とくに食べるということ
お腹がすいていて
おいしい料理を堪能するのは
朝食にしても夕食にしても
至福のひと時ですね。

しかし、
昨日のトップページで書きましたが
なぜ仕事場でのお昼ごはんが
あまり楽しめないのか考えてみました。

天気の良い日に気持ちの良いテラスなどで
気のあう友人や家族と
たのしく話しながら
ゆっくり食べるお昼ご飯は楽しいものです。

平日の昼でも
2時間ぐらいかけて
ゆっくり食事をすれば楽しめるはずですが
仕事の合間に
空腹を満たすためだけに食べるのでは
楽しかろうはずはないですね。

スペインやイタリアなどでは
サラリーマンも昼休みが長く
家に帰ってゆっくり食べると
聞いたことがありますが
きっとその国の人みんなが
“生きる事を楽しむ”ということを
本気で考えているのでしょうね。

僕の仕事場の昼休み時間も
12時から午後2時までに延長してみようかなー。

21:44 2003/12/09 記


-----------------------------------------------------


冬枯れのオギ
多摩川にて


小春日和とは
今日のような日のことをいうのでしょう。

我が家の窓辺で
背中に陽をうけて新聞を読んでいたのですが
ぽかぽかと気持ちが良いので
もっと良いロケーションで
この陽を浴びようということだけのために
電車に乗って多摩川の河原に足を運びました。

目的地について
期待通りの‘陽’を背中に浴びながら
おにぎりを食べていると
水面がゆらゆら動く抽象絵画のようです。


水面の模様

水鳥を見ようと思って
望遠レンズと双眼鏡を持ってきたのですが
休日の多摩川は
水辺には釣り人
水面にはウインドサーフィンの人々というわけで
水鳥たちはどこかへお出かけのようなので
水面の揺らぎを見続けておりました。

18:07 2003/12/07 記


-----------------------------------------------------


休日の代々木公園は
紅葉のシーズンと
春のお花見の時期の天気の良い日には
人であふれかえります。

ところで、
東京の今日の天気予報は
雨マークでしたが
意外と穏やかな一日でした。

こうした土曜日の代々木公園では
まだ残り紅葉がきれいで寒くもなく
いい雰囲気なのに人影がまばらでした。
そうしたなか、とくに外国人が目立ちます。
真冬ともなると
公園で見かける人での
外国人の割合は多くなります。

ジョギングをする人
小さな子どもをつれたお母さん
お年寄りのご夫婦など多くの外国人が
冬の公園を楽しんでいます。

日本人ももっと意識して
真冬でも屋外ですごすことを
楽しんだらいいと思うのですがねー。

双眼鏡を持って野鳥を見たり
ルーペを持って冬芽を観察したりと
見るべきものもたくさんありますけど
ただの散歩でも
いろんなものが見えてくるとおもいますよ。

‘書を捨て街に出よう!’じゃなかった
‘テレビを消して公園に行こう!’

22:49 2003/12/06 記


-----------------------------------------------------

東京は、きょうから冬本番です!

この夏の8月1日に
‘今日から夏本番です’というタイトルで
フィールド日記を書いた覚えがありますが
昨夜、家へ向かう道で冷たい北風にふかれ
今日はしぐれ模様の冷たい雨の日でした。
まだ、晩秋だと思っていましたが
昨日今日ではっきりと冬を思い知らされました。

そういうわけで
今日から東京地方の冬入りを宣言します。

      ・ ・ ・

ところで、
僕はすでに髪が白くなり
人が見たら‘おじさん’ですよね。
でも、実は
僕自身‘おじさん’の自覚はまだないのです。
学生時代の、
20代の延長線上にいる気分なのです。

しかし、
今日のような
冬をはっきりと自覚する日があるように
あるとき、
自分が老人であるという自覚をする日が
来るだろうという覚悟はしています。

それが、
階段を登っていて
体がついていけないのを自覚する日か
物忘れがひどくなって
生活に支障を感じるようになった日か
きっかけはわかりませんが
季節を感じるように、きっと、
‘ああオレは老人になったんんだ!’と
自覚する日が来ることでしょう。

四季において
冬もまたなくてはならない良い季節ですが
ステキな老人になった自分を想像するのも
悪くないものですよ。

22:00 2003/12/05 記


-----------------------------------------------------


浜離宮
後ろに見えるのは汐留の新しいビル群


今日、浜離宮庭園に行ってみました。
子供のころに一度だけ行ったことがありますが
そのときの記憶では面白くなかったので
それ以後は足を向けませんでした。

しかし地図で見ると隅田川の河口にあり
写真の大きな池も
‘汐入の池’
という名のとおり汽水域です。
海岸に生える‘ウラギク’でも見られないかと
期待して行って見ましたが
残念ながら水際は整備されていて
海浜植物はほとんど見られませんでした。

      ・ ・ ・

ここはその昔大名の別荘地で
鴨猟のために1795年に作られた
鴨場が残されていました。


池から引き込んだ堀を見るための‘小覗(このぞき)’


‘小覗’内部


覗き窓
観光客が皆覗くためおでこと鼻の当たるところが黒くなっていた



覗き窓から見える‘引堀(ひきぼり)’

アヒルをおとりに鴨をこの狭い堀におびき寄せ
入ったところで入り口を閉め、
驚いて飛び立つ鴨を
引き堀の両側で待機していた捕手が
網で捕らえるというしくみのようです。


池全体を見張る‘大覗(おおのぞき)’

大勢がチームワークを組んで
鴨を捕らえるというわけですが
優雅なレジャーですね。

21:21 2003/12/04 記


-----------------------------------------------------

昨日に続いてゴミの事を書きます。

買い物でお店の前にちょっと停めた自転車のかごに
空き缶が入れられていることがあります。

捨てた人は道路にポイ捨てはかっこ悪いので
さりげなく自転車の籠に入れるのでしょうが
いらなくなったものは
自分の目の前から見えなくなれば
それでいいという感じですね。

小学校や中学校でしっかりと‘ゴミを捨てない’
という教育をする必要があるとおもいますが
それよりも
空き缶を返したらお店からお金が戻ってくるとか
テレビも冷蔵庫も自動車も
買ったときに処分する費用が上乗せされていて
販売店が無料で引き取ってくれるようにしないと
要らなくなったものの処分のためのお金をを惜しんで
闇夜の晩に車に積んで
山に投げる人はおおぜいいるはずですよね。

林道などで見かける
谷底に捨てられた大きなゴミは
朽ちれば環境に悪い物質が
溶け出して川に流れ出すことでしょうし
処分しようにも
おおぜいの人がかかわって
ロープて引き上げなければいけないし
捨てた場所が人目に触れないというだけで
最低・最悪ですよね。

21:57 2003/12/03 記


-----------------------------------------------------


三日間降り続いた雨に洗われて
朝の陽をうけて文字通りるようなの照葉林
明治神宮にて


山の林道で写真を撮るために車を降りて
ふと谷底を見ると
古タイヤや冷蔵庫などの粗大ゴミが
捨てられているのをよく見ます。

海岸で
打ち寄せられたものを見ると
漂着種子など自然のものよりも
人間の捨てたゴミばかりが目につきます。

ウチの近所を見てみても
我が家から明治神宮の入り口までの
歩いても10分足らずの距離で
いろんなゴミを目にします。

昨日と今日
いつもの散歩コースでどんなゴミが見られるか
カメラ片手に観察してみました。

論より証拠!
写真をご覧下さい。


道路沿いの土手には車からポイ捨てされた 家庭ごみなどが草むらの中にたくさん見えます


歩道に捨てられた勉強机


やはり歩道に捨てられた一部屋分のゴミ
パソコン、冷蔵庫、コタツ、家具などなど



半年ほど前から放置されている車
はじめのころは故障中との張り紙がありましたが
そのうちガラスが割られ車内にゴミが詰められました。



------------------------------------


高田馬場の公衆電話わきのゴミ
パソコン、ファックスなど小さな事務所にあったようなゴミ
(この写真は昨日撮影しました)



高田馬場の公園の柵のなかに投げ込まれたテレビ
(この写真は昨日撮影しました)


山も川も海も街も
日本中ゴミだらけですよー!

21:08 2003/12/02 記


-----------------------------------------------------


‘散る’ではなくて‘積もる’感じのイチョウの落ち葉
新宿区の高田馬場にて



雨の中、代々木公園の人工池のカルガモ

東京では台風の影響もあり
朝から雨でした。

我が家のカメはとっくに冬眠していて
何も食べず、何も飲まず
春になるまで新聞紙にくるまれ
発泡スチロールの箱の中で
じっと過ごしております。

しかし、体温が高く
運動量も激しい小鳥たちは
毎日欠かさずたくさん食べる必要があります。
今日のように雨の降り続く日でも
何も食べずに晴れるのを待っていたら
きっと、飢えて命にかかわることでしょう。

大雨の中一生懸命に食料を探して
活動しています。


雨の中、熟したカキを食べるスズメ


雨の中、芝生で何かを一心についばむスズメの群れ
(まん中あたりの茶色っぽい集団)



雨の中、アスファルトを丹念についばむキジバト

しかし、
いくら大雨でも
カルガモなどの水鳥はちっとも濡れませんが
スズメやキジバトはずぶぬれです。

晩秋の雨も
いいかげんにやんでほしいものですね。

21:48 2003/12/01 記


-----------------------------------------------------


たわわに実をつけるイイギリの大木
この冬の鳥たちの大切な食料となります
明治神宮にて


昨日のトップページに載せた
‘雨の公園のベンチで過ごす人’は
昨夜、一晩中降り続いていた雨の中
どう過ごしていたのかちょっと気になり
雨があがった今朝の散歩は
代々木公園にしました。

行ってみると彼は
昨日とまったく同じところに座っています。




おどろいて彼に
「昨日からずっとここに座っていたのですか?」
聞いてみました。

彼と話したのははじめてですが
意外に若く
とても瘠せていました。

彼は僕の質問に小さな声で

「・・・・寝たのは別のところです・・・・・」

と答え
雨もやんでいるのに
僕との会話を拒否するように
再び傘をさしてしまいました。


雨があがったのに再び傘をさす人


雨の中の昨日の写真・トップページからの転載

      ・ ・ ・

最近、代々木公園ではホームレスのテントが
すごく増えています。
200ぐらいはあると思います。


代々木公園のテント村
以前ここは植物の多い林床でした


お年寄りが多いホームレスはこの冬も
電気もなく、暖房もなく、
そのうえ
雨が降れば寝具も濡れるだろうなかで
過ごしているわけです。

日本国の財政危機が叫ばれていますが
まず福祉の切捨てのような
弱いところにしわ寄せが来ているような気がします。

文明国として
こうした状況のままで良いわけがないですよね。

ベンチに座る男性が
ある日その姿勢のまま
亡くなってしまうのではないかと
ふと考え込んでしまいました。


21:53 2003/11/30 記


-----------------------------------------------------



黄色くいろづいたオオモミジ
代々木公園にて

今の季節では珍しく
一日中よく雨が降った一日でしたね。

大分では記録的な大雨で
ニュースで
土砂に埋まった家が写されていました。

衛星画像を見ると
目がはっきりとした
大きな台風がだんだん近づいてくるようですね。

今の季節には普通、
強い寒気にはばまれ
日本に上陸することはないようですが
例年にないような気象が多くあり
予断はゆるせませんね。

ところでこの写真の人は
代々木公園でよく見かけるホームレスで
雨の日、必ずこのベンチで
傘をさして一日中本を読んでいます。




屋根のある東屋や
建物のひさしの下で過ごせばいいと思うのですが
場所取りで
人とかかわったりするのがいやなのでしょうかね。

もう一本の傘の下の荷物が
この人の持ち物のすべてだとおもいますが
同じ時代に同じ地域で
こうした生き方をしている人がいるわけですね。

20:16 2003/11/29 記


-----------------------------------------------------


色づくムクロジ
代々木公園にて

時代劇を見ていると背景の植物につい目がいきます。
ハルジオンなどが写っていると
「大正時代の帰化植物だからあるわけねーのになー」とか
ハクサイを収穫していたりすると
「江戸時代にはなかった野菜なのになー」とか
気になります。

そういえば、
昔の時代劇に出てくる既婚の女性は
鉄漿(おはぐろ)のメークをしていましたよね。
僕の子供のころにはまだ
母の実家のある
東京の下町の月島や佃島のおばあさんのなかには
おはぐろをしている人がいて
歯の黒い人を見た覚えがあります。

今の時代劇では
歯を黒く染めた女性は出ませんが
時代考証に忠実に、そうしたメークをしたら
今の日本人には受け入れられないでしょうね。

ドラマのリアリティーも
見る人々の先入観に沿って
その時代に受け入れられる範囲で
考えられているのでしょうね。

僕も子供心に
歯の黒いおばあさんを見て
ぎょっとして覚えがありますよ。

しかし、やっぱり、
ハルジオンの花は気になるなー。

21:31 2003/11/28 記


-----------------------------------------------------


もう咲いていたスイセン
新宿御苑にて

うちの子の授業参観に行ったときに
教室の床に消しゴムや鉛筆が落ちていて
誰も拾わないのでびっくりしました。

誰のものか訪ねても
持ち主がわからないことが多いようで
落ちていることすらあまり意識してない様子です。

以前テレビで見たことですが
瀬戸内海の小さな島では
雨水を集めて使っていて
水を大事に大切に使っていたのに
橋が架かって
水道管がひかれると
島の人が働いているその島のドライブインの
料理場の蛇口の水が
流しっぱなしになっている様子を写していました。

僕も昔は新聞の折り込み広告の裏が白いと
絵を描いたり計算用紙に使っていましたが
最近は平気で捨てています。

子どもに「物を大切にしなさい」と言っても
物があふれている今の時代には
実感がわかないかもしれませんね。

最近、僕は、
ペットボトルなどを捨てるときに思いますが
物が豊かでどんどん使うということに
なんとなくうしろめたさを感じてしまいます。

21:02 2003/11/27 記


-----------------------------------------------------


朝日を浴びて輝くツタの紅葉
明治神宮にて

10日ほど前に行っていた四国では
野菊は花盛りで
ほかにもヤッコソウやコウヤボウキなど
多くの花に出会えました。

先日行った信州は
もう木々の葉はみな落ち
山はもう冠雪で白く輝き
里は静かに冬の到来を待っている
という雰囲気でした。

東京は木々の葉が色づき
これから来る冬を前に
森は色鮮やかな季節です。

そうしたなか
昨日は一日中冷たい雨で
デジカメを持ってフィールドを歩くと
雨に濡れた葉や
足元のキノコなどに目がいきます。

今朝はと言うと
昨日の雨に洗われた鮮やかな紅葉と
澄んだ空気のもと
目に染む青空で
同じフィールドでたった24時間の差とはいえ
まるで別世界のようです。

四国と信州の自然が違うのは当たり前ですが
同じ場所でも
背景や小道具をすっかり入れ替えた
廻り舞台を見るようで
大木に絡まるツタの紅葉や
陽をうけて輝く落ち葉など
目に入ってくるものが違ってきます。

平凡な毎日の散歩でも
飽きることがないですねー。

22:02 2003/11/26 記


-----------------------------------------------------

今日のフィールド日記で紹介した
ムクロジの果皮はサポニンが含まれており
石鹸のように洗濯に使えます。

本を読んでいくと
昔、絹糸を洗うのにつかったそうで
そういえば
養蚕をしている地域でよくムクロジを見ます。

植物は種ごとに特色があり
含まれる成分が違い
昔の人はそれを熟知していて
うまく利用してきたのだと思います。

そうしたノウハウは
熱帯のジャングルや
極北の酷寒の地や
日本の山村でも
それぞれの地域に住む人々の生活の知恵として
何千年もの昔から
先祖から伝わってきたことでしょう。

しかしいまや日本の山村でも
昔のノウハウを受け継いでいる人は
ほとんどいないのではないでしょうか
世界中で
そうした財産が失われているような気がします。

どうにかしなくちゃ!
なんとか
おとしよりからちょっとでも受け継がなくちゃ!
って気がしますね。

17:51 2003/11/25 記


-----------------------------------------------------


渋谷のNHKの前のケヤキ並木

NHKの前にあるケヤキ並木が
今年も色づく季節になりました。
このケヤキはNHKの朝のテレビニュースで
話題にしていることがよくあります。
なにせNHKの建物を出たら目の前にあるのですから
話題の少ないときには都合がいいのでしょう。

いつ雨が降り出すかもしれない
どんよりとした曇り空でしたが
代々木公園の広場では
フリーマーケットに人が集まっていました。


代々木公園の広場のフリーマーケット

なにか良いものがないかと
一回り見てみましたが
ぼろい靴だの古いラジカセだの
着古したジーンズだの
僕にとっては魅力のないものばかりでした。

22:45 2003/11/24 記


-----------------------------------------------------


白馬岳冠雪・白馬村から望む


初冬の森・小谷温泉の先の笹ヶ峰林道にて


山小屋の冬篭りの作業は
昨日一日でさっさと済ませ
晩秋の山を味わいに
折りたたみ自転車を持って栂池高原に向かいました。


霜柱に乗った雪の結晶

ゴンドラリフトに自転車を積んで登り
あとは舗装の林道を下るだけなので
楽なものなのですが
雪が舞っていて
ところどころ道の上にも雪があったりして
おもいのほかスリルがありました。


背後は妙高、戸隠方面の山々

まだ、寒さに体が慣れていないため
雨具の下に羽毛服を着ていても
寒いこと!

下に着くと全員一致で
「温泉に入ろう!」ということになり
小谷温泉に向かいました。


いい湯かげんの小谷温泉の露天風呂にて

20:28 2003/11/23 記


-----------------------------------------------------


粉雪舞う鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳
長野県大町市〜望む後立山連峰


今夜は長野県の大町市の
山深い谷あいの山荘にいます。

この山荘は
仲間で所有、管理、維持している小屋で
雪の振る前に冬支度の作業に
来ているのです。


水源の掃除をしているメンバー

むかし、
無鉄砲に山に登っていた仲間たちも
もう皆50歳代となり
あと十年もすれば
老人クラブとなりそうなグループですが
集まって酒を飲み交わすと
気分は学生時代のままです。

まあ、
そういう雰囲気を味あうのが
楽しいのですね。

23:18 2003/11/22 記


-----------------------------------------------------


イロハモミジ落ち葉

ボクの高田馬場の仕事場のすぐ近くに
点字図書館があります。


点字図書館の正面玄関

駅からの道は目の見えない人が
白い杖を持ちよく歩いています。

しかし、
頼りの黄色い点字タイルの上に
よく車などの障害物が停まっています。


点字タイルの上に停まっている車

慣れた人は白い杖をうまく使い
障害物をよけながら
スタスタと歩いています。
以前見たことがありますが
車高の高い大きなトラックがあると
杖は車の下を探るだけで
車が停まっているとは気がつかずに
顔面を車にぶつけてしまうのです。


バイクや自転車や車が無頓着に停めてある歩道

昨日、前方30メートルほどの所で
大型トラックにぶつかりそうな人を見つけ
ダッシュして追いついて
トラックの存在を教えました。

この道は盲人の通る確立が高いので
よくそういう場面を見かけますが
道に車や自転車を停めるときには
そういう点に注意をして
停めてほしいですねー。

      ・ ・ ・

ところで
今朝、
うちのクサガメを
新聞紙でしっかり包んで
冬眠させました。


新聞紙に包む前の我が家のクサガメ君

カメ君、来春までぐっすりお休みなさーい。

追申
今夜から長野県の大町市にある
山荘に冬ごもりの作業に行きます。
いつもは午後11時ごろの更新ですが
明日は山の中なので
更新できないかもしれません。
その場合は日曜日の昼前には更新します。

20:14 2003/11/21 記


-----------------------------------------------------


シックに色づいたツタ

♪冷たい雨にうたれてー
まちをさまよったのー
と、荒井由美の歌を口ずさみながら
朝の冷たい雨の明治神宮を
今日の被写体を探してさ迷い歩きました。



風もない小雨の池では
マガモのつがいがくちばしを羽の中にうずめて
置物のようにたたずんでいます。

こうした日は人影もなく
鳥たちも雨のあがるのを
じっと待っている様子で
ビデオテープの一時停止ボタンを押したような感じです。

今年のこのあたりの紅葉は
痛んだ葉が多く
みなくすんで濁った色合いです。

それでも色づいた葉を見ていくと
鮮やかな赤や黄色の葉よりも
シックでステキな配色です。

撮るものが無いとおもっていたのに
色合いにひかれてシャッターを押しているうちに
256メガのメモリーカードいっぱいになるまで
デジカメを撮り続けていました。

21:47 2003/11/20 記


-----------------------------------------------------


昨夜、 高知駅前から乗った19時50分発の高速バスは
新宿駅西口に朝の7時に着きました。

11時間以上を過ごしたバスは
横三列のリクライニングシートでした。

夜行高速バスは
東京発着の便を見ても
北海道や
九州福岡以遠は行けませんが
全国のほとんどの主要都市には行けます。

バスの座席で一晩寝るのは
ちょっとしんどいですけど
翌朝から一日を有効に使えます。

それと、
飛行機や新幹線利用の時のように
大荷物を持っての乗り換えがないわけですし
僕にとってはありがたい交通機関です。

しかし
夜行寝台列車は味わいがあり
旅情を感じますが
夜行バスの乗客の感想としては
旅情というよりはなんとなく
荷物のひとつになった気分ですね。

21:38 2003/11/19 記


-----------------------------------------------------


夕暮れの海岸
高知県の仁淀川河口付近にて

今回の四国の旅は今日でお終いです。
いま、新宿に向かう高速バスの中です。

残念ながら巡礼の旅としては
一日目で挫折してしまいましたが
それ以後は花を追っていて
近くにあるお寺はおまいりしました。

順序やルールは別として
気がついたら
そのうち八十八のお寺全部を廻っていた
という感じで
気楽にやってみようと思います。


夕暮れの雲

今日は穏やかな天気でしたが
夕暮れの雲はすじのはいった
低気圧が近づいてくると
よく見られる雲が出ていました。

秋の四国の旅もそろそろ‘しおどき’というわけです。

今夜は高速バスの中なので
Air-Hのつながるパーキングエリアで早めに更新します。


21:10 2003/11/18 記


-----------------------------------------------------


仁淀川と沈水橋
日高村にて

昨日予告した蛇紋岩に咲くキク「ヤナギノギク」を求めて
今日は一日蛇紋岩の山を探しましたが
残念ながら貧弱なヤナギノギクだろうと思われる花を
数輪見つけただけでした。


他と様子の違う蛇紋岩地の山肌
色づいているのはドウダンツツジ

ところで蛇紋岩のあるところは
山肌を見ただけでもすぐわかりました。

生えている植物が
アカマツ、ドウダンツツジ、トサミズキなどで
アカマツ以外は大きく育たず
緑濃いほかの山肌とはずいぶん様子が違うからです。
そうして
その山の斜面をずいぶん歩き回りましたが
結局“これだ!”
というヤナギノギクには出会えませんでした。

      ・ ・ ・

今夜は佐川町に泊まってます。
まだ明るいうちについたので
町の中を散歩してみました。


牧野富太郎の家のあったところ

ここは
植物学者牧野富太郎の生まれ育った町で
生家跡地は小さな公園のようになっていて
石碑がありました。

富太郎も造り酒屋の息子だったようですが
生家のそばに
町の一角を占めるように
‘司牡丹’の工場があります。


路地を挟んで先のほうまで司牡丹の施設

ビールのコマーシャルのまねをして
熱々のコロッケなどと缶ビールを買って
富太郎の生家跡地で
夕暮れビールを楽しみたいところでしたが
近くには
コロッケもビールも売っている店がありませんでした。

というわけで
早々に宿に入って
ホームーページの更新作業を始めたしだいです。


21:42 2003/11/17 記


-----------------------------------------------------


スダジイの根元のヤッコソウ
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい

今日写真を撮ったこのヤッコソウの群落は
おへんろさんの廻る
第二十六番札所の金剛頂寺の
境内の照葉林に自生しているもので
県指定の文化財として
天然記念物となっている群落です。

この場所は以前来たことがありますが
今回は花期がちょうどよく
良い状態のヤッコソウに出会えました。

古い神社もお寺も
その地域の唯一の自然植生が残されていることが多く
とても貴重な存在ですね。


境内の右の照葉林にヤッコソウが生えています。

      ・ ・ ・

ところで
昨夜泊まった
津照寺のそばの宿で同宿となったお遍路さんと
また山の中のへんろ道で出会いました。

彼は今月初めにスタートしてほぼ二週間で
室戸の寺を終えたところでした。
東京の昭島市にお住まいの方で
都合で今回は今月末までは歩き続けるそうで
足摺岬までは行きたいと話していました。


お遍路さん

歩き残した分は
次の機会にまた続けるそうです。

それにしてもまる一ヶ月歩き続けるということは
並大抵のことではないですね。

ちなみに
早い人でも廻り終えるのには40日かかるそうです。

今夜は高知市の西の伊野町の宿です
高知市のベットタウンのような感じですが
仁淀川の川辺にあるいい町です。

明日はまたまだ見たことのない野生菊を求めて
蛇紋岩地を歩き回るつもりです。

22:04 2003/11/16 記


-----------------------------------------------------


道のまんなかで寝そべる犬

最近東京では
つながれていない犬を見ることがありませんが
四国の農村部の犬たちは
首輪もつけず
穏やかな目をしていて幸せそうに過ごしています。

徳島県境を越えて
高知県に入ると
町のようすは
ますますのんびりした雰囲気に感じられます。

この町一番の目抜き通りに寝そべったこの犬は
たまに通る車が
犬のまん前で止まると
めんどくさそうに道をあけて
車が通り過ぎると
またもとの位置にねそべっておりました。

その商店街に
入り口のガラスをピカピカに磨いた
玄関先にお酒を並べた酒屋がありました。


酒屋の入り口

お酒の陳列ケースとご主人

落ち着いた風情なので話を伺うと
以前は造り酒屋だったそうです。

そして話はとぎれず
今の大きな酒造会社の大量生産とか
最近の効率一本やりの時代の風潮などと話が進み
10分ぐらいは世間話をしたでしょうか。

この町は犬もおおらかでしたが
人ものんびりとしたテンポで過ごしているようでした。

今夜は高知県の室戸市の巡礼第二十五番の津照寺の
近くの宿に泊まってます。
南国土佐の雨の夜は静かです。

22:54 2003/11/15 記


-----------------------------------------------------


捜し求めていた花・ナカガワノギク
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい

“ついにめぐり合えたナカガワノギク!”
テレビのタイトルのようですが
ホントにそんな感じです。

前から見たいと思っていた
那賀川の川岸の岩場だけに咲く
ナカガワノギクにやっと出会えました。

ところで
那賀川は
自然豊かななかで
川とつながった人々の暮らしが見える良い川でした。


那賀川

集落と集落とを結ぶ道に沈水橋がありました。


沈水橋

増水時は水の中に沈んでしまいますが
水位が戻ると使える橋で
増水時に抵抗を少なくするために
欄干や街灯などありません。

うかうかしていると落ちる心配があるので
大きく「人はまん中を」と書いてあります。


「人はまん中を」のペイント

橋の中ほどには「あそばれん」と書いてあります。


「あそばれん」

‘良い子は危ないのでここで遊ぶのはやめましょう’
などと書くより
はっきりとその地域の言葉で
「あそばれん!」としたほうが
断固とした大人の意思が見えて
子どもたちの心に響くような気がしますね。

今夜はJR牟岐(むぎ)線の終点
海部町に泊まっています。

20:21 2003/11/14 記


-----------------------------------------------------


へんろ道


明治時代に作られた遍路道の道標


遍路道につけられた他宗(キリスト教)の札
“そうすれば あなたもあなたの家族も 救われます 聖書”
と書いてありました。


巡礼の途中に立ち寄ったうどん屋(うどんといなりで計500円)で
サービスしてくれたコーヒーと柿(お接待してくれちゃったのかな)



橋の欄干にもたれて一休みする巡礼者


キャスターを引く巡礼者

      ・ ・ ・

早朝、鳴門で夜行高速バスを降り
折りたたみ自転車で
第一番の霊山寺に向かいました。


霊山寺の販売所にある巡礼・正装のマネキン

大仰なマネキンをみて怖気づいた僕は
心をこめたお参りをすればいいさ!と
何もそろえず何も買わず
寺めぐりを始めました。

昔ながらの遍路道を
自転車を押して歩いていくと
サネカズラの赤い実や
花盛りのコウヤボウキ
中部地方のものに比べると
断然大きいノコンギクなど
ついつい足をとめ
撮影を始めてしまいます。

今回の本当の目的は
見たい野生の菊の自生地を訪ねることで
それがへんろ道の途中にあるので
よくばって
へんろのさわりを体験しようと思ったのですが
この調子では
野生のキクのところにたどり着くまでに
冬がきてしましそうです。

そういうわけで、
へんろの旅は
第五番の地蔵寺で早くも挫折となりました。

明日はうまくめぐりあえたら
そのキクを紹介しましょう。

今夜は小松島市の阿波赤石に泊まっています。
海辺のいい宿にめぐりあえました。

パソコンは不調なのですが
なんとかだましだまし使うと大丈夫そうです。

22:13 2003/11/13 記


-----------------------------------------------------


スポットライトのような木漏れ日うけるヤツデの花
まる二日降り続いていた冷たい雨も
ようやく上がり
気持ちの良い朝の明治神宮の森をぬけるコースで
仕事場に向かいました。

午後になって落ち葉が乾いてから掃いたほうが
効率が良いはずですが
神社の朝は掃き清めることから
一日が始まるのでしょう



職員の皆さんは一心に
張り付く濡れ落ち葉を掃いていました。

秋は仕事量が他の季節の数倍にはなるでしょうね。

      ・ ・ ・


徳島行き夜行高速バスの車内

今、徳島行きのバスのなかで
他の人が寝ている真っ暗な中でこれを書いています。

‘真夜中のカウボーイ’の
ダスティンホフマンの気分です。

明日の朝には徳島県の鳴門に着きます。

折りたたみ自転車で
四国巡礼の旅をはじめようかと思っているのですよ。

パソコンの調子があまりよくないので
今後更新できるかどうか不安ですが
とにかく
行ってきまーす!

23:00 2003/11/12 記


-----------------------------------------------------


ユリノキの落ち葉
戸山公園にて

昨日の続きで
デジタルカメラの話をします。

僕の持っているもう一つのデジカメは
ニコン クールピクス 5400 という
画素数が多い割にはコンパクトなカメラです。

クールピクスでは
後ろの液晶画面で構図を見て
ほとんど手持ちで撮ります。
一眼レフタイプではできない
液晶で構図を見れることと
その液晶がフリーアングルで
ファインダーが覗けないような
地面すれすれの構図や
人の頭の上にかざして人垣の後ろからの
ハイアングルでの撮影など
一眼レフタイプでは不可能な写真が撮れるのです。

しかし、
基準の感度のISO 50 で撮ると
画質は申し分ないのですが
受光素子が小さいせいか
感度を高くすると
画像のざらつきが気になります。

デジカメの進化は著しいものがありますが
まだまだ発展途上のようですね。

21:24 2003/11/11 記


-----------------------------------------------------


池のなかのケヤキの落ち葉

いま僕は
キャノン イオス デジタルという
一眼レフタイプのカメラで
ほとんど三脚を使って撮っています。

そのイオスで手持ちで撮るとき
写真がぶれないように
感度を上げて撮影しても
受光面が広いせいか
画像の劣化がそれほどありません。

フイルムのカメラの場合フイルムを入れると
その一本全部
同じ感度で撮らなければいけないのですが
イオスデジタルの場合
薄暗いときや
風で被写体がゆれているときなどは高感度で撮り
普通は画質のよい低感度でと
一枚ごと感度を変えて撮れるので便利ですね。

      ・ ・ ・

今日は朝から冷たい雨がふっていたので
仕事場への道すがら
三脚を持たずに
感度を上げて(ISO 400〜1600)手持ちで撮りました。

公園の原っぱでは
真冬に地面に張り付くように
葉を広げるロゼットが
もう、いくつも見られました。

植物たちは用意周到に
冬越しの対策をすませているようですょ。

21:55 2003/11/10 記


-----------------------------------------------------



母が一人暮らしをしている
実家のカキが今年も熟して
収穫に来るようにとの電話が入ったのは
4〜5日前のことでした。

最近はクラブに勉強にとけっこう忙しい息子や
つれあいと打ち合わせをして
日曜の今日に日を決め
作業に行ってきました。


二階の屋根から高枝きりで柿をとる息子

去年は
フィールド日記のバックナンバーを見てみたら
この作業のために
母の家を訪ねたのは10月27日でした。

去年と比べ葉は色づいていましたが
果物屋で売っていそうな立派な実です。

数はだいぶ少なく
例年になく貴重品の扱いで
ていねいに摘み取りました。


収穫した柿

17:13 2003/11/09 記


-----------------------------------------------------



夕暮れ時、思い立って
小田急線に乗って多摩川散歩に行きました。

この時期としては考えられないほど暖かく
穏やかな夕暮れ時の川辺には
トランペットやフルートの練習や
イヌの散歩、語り合うアベック、
水辺で遊ぶ親子連れなど
それぞれに楽しんでいます。


川幅いっぱいの長い堰        堰のわきに作られた魚道

堰のわきで
魚道の水の流れを見ていると
ねぐらに帰るのでしょうか
夕暮れの空を
鳥たちが編隊を組んで飛んでいきます。



堰の上ではカワウがならんで
羽を休ませています。

僕は、なにも考えず
何もせず(この写真は撮りました)
ただ日の沈んでいくのを眺めていました。

22:50 2003/11/08 記


-----------------------------------------------------


アジサイの葉につもるモミジ
高尾山にて

高尾山の頂上には
売店をかねた食堂が何軒もあり
りっぱなビジターセンターもあります。

観光地のようですが
一般のひとは歩かないとここには来れません。
下山にはいくつものコースがありますが
一番近いケーブルカーの駅まで行くのにも
ゆうに30分はかかります。

その頂上の一画にひとだかりがしていました。

ヤマノイモや茸などを売っています。
よく見ると
ヤマノイモも栽培物ですし
クリもマメもハヤトウリも
下の畑のものを売っています。

京王線の高尾山口駅のそばでも
同じものを売っているのに
ザックに入れて
重い思いをしてまで
山の上で買う人の気が知れませんが
大繁盛の様子でした。

きっと
山の上で買うということが
付加価値となって
おみやげとして渡すときに
ありがたみが増すのかもしれませんね。

ところで
今年の高尾山の紅葉は
まだちょっと早めの感じで
痛んだ葉が多くていまいちでしたね。

22:34 2003/11/07 記


-----------------------------------------------------


今年も咲いたキチジョウソウの花

何事も
きちっと完璧にやりたいとは思いますが
性格が‘アバウト’な僕は
今までの人生を振り返ってみると
見切り発車して
やりだしてしまってから考えることが多いようです。

選んだ学校も、住む場所も
今のこの仕事も、みんな衝動的にスタートして
‘なんとかなるさ’で今に至っているような気がします。
(唯一、結婚は自分の確固とした意思で決めましたょ。)

このホームページも
なんとかなるさで
毎日更新をうたってはじめましたが
なによりも恐ろしいのは
載せた植物の名前を間違えることなのです。

印刷物と違いネットは訂正が簡単なので
指摘をうけたり気がついた時点でなおせばいいので
すこしは救われるのですが
先日の天竜川の折りたたみ自転車の旅のときに
うっかりして図鑑を忘れ
記憶に頼って種を決定したのですが
11月1日のキャンプの夜にアップした分では
三つのうち二つも間違ってしまいました。

お読みになった方で
間違って覚えてしまった方がいらしたら大変です。

そのページは直しておきましたので
もういちど目を通しておいてください。

今度は、図鑑をわすれないようにしますが
旅先で小さな図鑑で決定が困難なときには
クレマチスの仲間とか
ツヅラフジの仲間としてアップして
後日、ちゃんと調べて名前を入れます。

22:07 2003/11/06 記

訂正とお詫び
2003.11.1 掲載「ツヅラフジはアオツヅラフジ」でした
2003.11.1 掲載「ボタンヅルはハンショウヅル」でした

-----------------------------------------------------


ハマベノキ
フィールドで出会う植物は
名前がわからなくても
‘キク科のタンポポの仲間だな!’とか
‘カバノキ科でハンノキの仲間に違いないな!’
というような具合でたいてい見当ががつきます。

そして
家に帰ってから図鑑を調べれば
たいていのものは名前がわかるのですが
帰化植物の場合は
見慣れないこともありますが
必ずしも帰化植物図鑑には載っていないので
名前がわからないものものも出てきます。

今日、江東区の木場公園にある
帰化植物見本園で見かけた
この写真の木は
しっかりプレートに
‘ハマベノキ キク科’と書いてあります。


樹高3メートルはありそうで幹も10センチほどの立派な木です。

帰ってから早速
図鑑やネットで調べても
この木が何物だか
学名は何なのかがわかりません。

こうなるとどうやって調べれば良いのか
お手上げです。

どなたかこの木の素性をご存知の方
教えていただけませんかねぇ。

21:15 2003/11/05 記


-----------------------------------------------------


丈が1センチのトキワハゼ

仕事場の近くにある戸山公園は
早稲田大学にも近く
多くの人が歩いています。

そうした公園の原っぱには
僕は嫌いなんですが
格子状の樹脂のタイルが敷きつめられています。

土から格子の縁までの高さは1センチほどでしょうか
踏まれても影響のない
その狭い空間一つ一つに
植物たちが葉を広げています。



その格子の中で
トキワハゼが花を咲かせていました。

ひとつづつ他の格子をのぞいてみると
それぞれの枠の中に
普通よりもだいぶ小さな
サンガイグサ、ハコベ、スズメノカタビラ
チチコグサモドキなどなどが生えていて
植物のミニチュアを見ているようです。

伸びようとしても
常に頭の上を靴がかすめていくなかで
伸びられる範囲で生きていくのですから
植物ってたくましいものですね。

20:20 2003/11/04 記


-----------------------------------------------------


ナンキンハゼの紅葉
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい

偶然なのか神様の気まぐれなのか
晴れの特異日というのがあるようで
11月3日もよく晴れる日のようです。

いまから22年前のことですが
1981年の11月2日は土砂降りの大雨でした。

なぜ覚えているのかと言うとその日は
僕ら夫婦が結婚した日だったのです。
晴れの特異日のおとなりの
11月2日だったら
きっと晴れるだろうと言う思惑もあったわけで
それ以後、11月2日と3日の天気には
注意をはらっているのですが
今まではやっぱり3日は晴ればかりだったと思います。

しかし
今朝の静岡県の天竜市では雨でした。

やっぱり特異日でも雨は降るんですね。

そういうわけで
折りたたみ自転車での
天竜川、川下りの旅もここで終了!

      ・ ・ ・


雨のローカル列車

自転車をたたんで
天竜浜名湖鉄道で
秋の遠江(とおとうみ)の国を
車窓から眺めながら
東海道線の掛川駅へと向かいました。


折りたたんだ自転車

余談ですが、
遠州森という駅があり
つい森の石松を連想して
駅の様子を撮りました。


遠州森駅

そんなことをつらつら思いながらの
ローカルな私鉄の車内は
“旅”をしてるーという雰囲気でした。

帰宅後ネットで調べてみると
森の石松という人物は
実在したかどうかはわからないそうですが
この駅の近くのお寺には
石松の墓があり
石松まつりが行われるようでした。

22:35 2003/11/03 記


-----------------------------------------------------


イイギリの実
愛知県富山村にての撮影

ところで今朝キャンプ地で
餅を焼こうとして
網がないので
みんなでアイディアを出し合って
結局、昨日飲んだビールの空き缶に
水を入れて
プルトップを立てて
お餅をたてかけ
焚き火のそばにならべて見たら
いい具合できれいに焼けました。



アウトドアのお餅焼きのアイディアのヒットでした。

23:01 2003/11/02 記


-----------------------------------------------------


天竜川・天竜峡付近

昨夜の夜行で飯田にむかい
折りたたみ自転車は畳んだままで
天竜川の川くだりの船に乗りました。

とうとうと流れる天竜川の川下りは
アオサギやカワガラスなどの鳥たち
岩場に咲くダイモンジソウや
斜面を彩る紅葉などを
歩いて見るのとは違う
川からの視点で楽しめて
乗車券が2700円と高めでしたが
なかなか良かったですよ。


急流で操船する船頭さん
      ・ ・ ・

ところで、昨日の夜行列車は
昔、山に行くときによく乗った
23時55分発長野行きの夜行普通列車を思い出す
同じぐらいの時間に出る
白馬行きの普通列車でした。

連休前ということで
乗る人も多めでしたが
全席指定で
昔のような座る余地もないような
満員ということもなく快適でした。

当時は若い登山者ばかりでしたが
昨日の列車は
ほとんど中年(高齢者はいない)ばかりでした。

当時の若人が
今でも利用しているという感じでしたね。

今夜は天龍村付近の天竜川の河原で
焚き火キャンプをしています。
そういうわけでいつもよりも早く更新します。


18:30 2003/11/01 記


-----------------------------------------------------


旅立つ寸前
メリケンカルカヤの種

写真の道路は最近出来た道ですが
まだ未完成です。

この先の伸びる部分の土地は
一部確保しているようで
今は新宿区の住民の家庭菜園になっています。



僕は仕事場に行く途中のこの菜園で
よくこのホームページための写真を撮るのですが
近くにロッテの工場があるので
甘ったるいミント系の
例のガムのにおいが漂ってくるのです。

ここでは四季折々の植物を楽しみながら
ガムの香りに包まれるのですからへんな感じです。

以前、立川に住んでいたときは
パスコのパン工場のそばで撮影していると
菓子パンの原料の
コーヒーやチョコレートやメロンなどの
人工的な香料の匂いがしてきました。

その場所の印象は
まずその‘におい’がよみがえってきます。

大工場が出すこうした‘におい’は
それが良い悪いにかかわらず、
公害だと思いますね。

      ・ ・ ・

ところで今夜の夜行列車で出発して
例のたった三人の
‘折りたたみ自転車愛好会’のメンバーで
テントを持って
紅葉と焚き火を楽しむために
天竜川ホールディングバイクの旅に出かけます。

そういうわけで、
いつもは午後11時の更新ですが
出かける前に早めに更新します。
30日のトップページは
フィールド日記に入れてありますのでそちらをご覧下さい。

明日もノートパソコンで携帯電話でアップするつもりですが
キャンプサイトが
携帯電話がつながらない場所ですとアップできません。
その節はご容赦願います。
次の日、通信可能な場所で更新します。

19:52 2003/10/31 記


-----------------------------------------------------


今年ももう咲いていたサフランの花

今朝、開店直後のまだ客のほとんどいない
量販店で買い物をしました。
5階の売り場から帰ろうとエレベーターへ向かうと
杖をついて足元のおぼつかないお年寄りの女性が
エレベーター乗り場の前にいます。

下りが来たので別のエレベーターに向いていて
気がつかないその方に
「下りですけど乗りますかー!」と声をかけましたが
聞こえないようです。
再度、大声で声を掛けると
「上に行きますから」との返事が帰ってきました。

歩いている様子を見ていると
時速1000メートルぐらいでしょうか
ウサギとカメの物語のカメのようなスピードです。

しかし、その女性は
しょうがなくて病院に行くというのではなくて
量販店にショッピングに来ているのです。
朝の空いた頃は
のんびり買い物が出来る時間帯なのですね。

いくら、ペースが遅くても
お元気なお年よりは
楽しく行動しているわけで
長い横断歩道の短い青の時間や
踏み切りがすぐ閉まってしまうのは
そうしたお年寄りには
大きなハードルだと思いますね。

21:30 2003/10/30 記


-----------------------------------------------------


虫くいのハクウンボクの葉

木々の葉が色づいてきましたね。
写真のハクウンボクの葉は
まだ緑色でしたが
光をうけたトチノキの黄葉を背景に
虫くいの穴がたくさんあいているのが見えました。

一年の役目を終えて
色づく葉もあれば
満身創痍の穴だらけの葉もあるわけで
葉っぱのみなさん、ご苦労さまでした!

      ・ ・ ・

ところで
今日は神代植物公園の水生植物園に行きました。
公園として整備されたのは
10年ぐらい前だったでしょうか
出来た頃はまだ植物も根付いておらず
魅力に乏しかったのですが
近年、落ち着いた湿地となり
季節ごとに楽しめる良いフィールドとなりました。


水生植物園(ここは無料で入れます)

沼の中の芦原の中の木道で
ぬきあし、さしあしで獲物のバッタに近づく
カマキリの様子が面白くて
しばらく見入ってしまいました。


バッタを襲おうとしているカマキリ

気をもまされましたが
結局、真下からの攻撃は無理らしく
そのままどこかに去っていきました。

ちょっと風が強く
撮影には不向きでしたが
暖かく気持ちのよい秋の一日でした。

20:53 2003/10/29 記


-----------------------------------------------------


降ってきたテーマ
ケヤキの落ち葉

起きてすぐベランダを見ると雨が降っています。
予報でも一日中降るとのことで
今日のホームページの写真は何にしようかと
天気予報を見ながらの朝食で
考えてしまいました。

朝食後、コーヒーを片手に
とりあえずベランダの鉢を見てみると
アセビの鉢の根元のチドメグサに
小さな花が咲いています。

とりあえずこれで一つ決まり!

あとは仕事場の近くで
昼食もそこそこに
昼休みの時間を利用して
ビニール傘をさして
首にデジカメをぶら下げての撮影散歩です。

すると、
さしているビニール傘の上に二枚のケヤキの枯葉が
いい配置で落ちてきます。
天からテーマが降ってきてくれたわけです。


昼なのに暗い空の下
雨のフェンスのヘクソカズラの実


まだ昼なのに
走っている車もライトをつけるほど薄暗い雨の中
デジカメの感度設定をISO1600 にして
今日は三脚を使わず
手持ちで撮影しました。

21:36 2003/10/28 記


-----------------------------------------------------


今年も咲きだしたツワブキの花
いただいたお手紙に
返事を出そうと思っていて
タイミングを逃してしまい
もう出せなくなってしまうことがありますよね。

つい先日も
送ってくれた本の礼状を
読んでから書こうかと思っていて
雑用に追われて
つい後回しになり
それもまだ礼状を出しそびれています。

メールのお返事も
このところちょっとサボっています。
愛知県のNさん
カナダのTさん
港区のOさん
すみません。
近々お返事します。

気になりながらも
さっさとやってしまわないというのは
子供のころからの僕の性格で
宿題なんか
サボってばかりでした。

その点、
ホームページの更新はよく続くなー!なんて
自分でもかんしんしちゃいますよ。

20:38 2003/10/27 記


-----------------------------------------------------


今年もヤツデの花の時期になりましたね
代々木のオリンピックセンターにて

うちの子が通っている代々木中学校の
各クラスが合唱するイベントが
オリンピックセンターのホールでひらかれ
それを見に行ってきました。

学校の体育館などでやるようなイベントだと思うのですが
グランドピアノをしつらえた
本格的な観客席のある大ホールでやったことも驚きですが
一クラス二曲づつの歌の伴奏と指揮を
クラス内で交代していました。

どのクラスでもピアノ伴奏をする2人が上手で
歌もうまいのです。


代々木中学校1年4組の合唱

各クラスに二人以上ピアノの上手な子がいて
合唱団でもなく
選ばれたメンバーでもない
クラスで作った合唱団が上手なのですから驚きです。


うちの子も‘めんどい’(めんどくさい)という顔をしながらも
けっこう真剣に歌っておりました

今の子達は音楽に対する感覚が
昔と比べて格段にレベルが高いのですね。

僕の小学校のときなどは
クラスで歌うと
音程をはずした声がそちこちから聞こえたんですがね。

20:03 2003/10/26 記


-----------------------------------------------------


昭和記念公園のシンボルツリーのケヤキ
休日の遅めの朝食をとって
のんびりとしたひととき
我が家の小さなベランダで
テストを兼ねてストロボで
今日のフィールド日記の写真は
これで済ませてしまおうと
花のアップを撮っていました。

すると友人から
昭和記念公園に行こうとの電話があり
急遽、
“折りたたみ自転車愛好会”の面々が集合することになりました。


14インチの小径折りたたみ自転車


折りたたんだところ3台集合

当初、僕が折りたたみ自転車に乗りはじめたら
よく一緒に山に行く仲間たちは
‘なんだそんなおもちゃみたいな自転車’と
冷たい目でみていましたが
そのうち愛好者が増えてきて
いまではそのなかの約3名で
“折りたたみ自転車愛好会”という
ふうな感じになってきました。
こうした仲間とのサイクリングは
楽しいものです。

車が飽和状態の現代
畳んで電車やバスで行った先で
自由に動ける折りたたみ自転車はいいですよ。
これを読んでくださっている皆さんにも
お勧めします。

23:04 2003/10/25 記


-----------------------------------------------------


むいたミカンじゃなくてコミカンソウの実です
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい


カメラに興味があって接写をする人でないと
読んでも面白くないでしょうが
今日はデジカメでのストロボ撮影の話をします。


上の写真を撮っているところ
べローズにオリンパス ズイコー マクロ80ミリ、リングストロボ

フイルムでの撮影では
現像があがってこないと
ちゃんと撮れているかがわからず
ストロボの接写撮影では
露出の決定が難しく失敗が多いのです。

そういうわけでフイルム面の反射光を計って
オートで露出を決定する方式がベストでした。

しかしデジカメでは
撮った直後にモニターで確認できて
植物の接写ではオートでなくても
問題なく適正露出がわかるのです。

何回かテスト撮影をして
失敗した写真は削除して
あとは適正露出で撮ればいいわけです。

商品撮影をするプロカメラマンが
現場で仕上がりを確認するために
ポラロイドで撮影しますが
それと同じことが
デジカメでは確認できるので
フィールドでのストロボ撮影は
いままでと違って
すっごーくやりやすくなりました。

21:06 2003/10/24 記


-----------------------------------------------------

ウエブ写真展
雨上がりの朝・カゼクサ輝く




今朝方まで降っていた雨がやんで
ついさっきまで空を覆っていた厚い雲が去り
陽が射してきました。

すると、いままで沈んだ色だったカゼクサの原っぱが
突然輝きだしましす。



しばし、
カメラを出すのも忘れて
見とれてしまうボクでした。

代々木公園にて

22:11 2003/10/23 記


-----------------------------------------------------

最近のニュースで
中央線の高架工事のために
踏切が開かず問題になっていますね。

以前から武蔵小金井あたりの踏み切りは
通る電車も多くてなかなか渡れなかったのですが
工事のためにちょっと条件が悪くなると
我慢の限界をこえてしまうのしょうね。

うちのそばの小田急線の踏み切りも
運行がコンピューター制御されているのでしょうが
電車の通った後に瞬間的に踏切が開いたり
そのタイミングを見ていると神業のようです。

それが大雨とか事故とかで
普段と状況が変わると
まったく開かなくなります。

そうした様子を見ていると
巨大都市東京では
幹線道路も鉄道も
飛行機の発着も
みんな限界すれすれでやっているように見えます。

それを何十年も毎日毎日
ちゃんとやっているのだからすごいものですよね。
考えただけでも疲れちゃいますね。

最近、
スローライフという言葉を聞くようになりましたが
みんながみんな
神経を張り詰めて
きちっとやっていることに
くたびれてきたのではないですかね。

のんびりやっている
極楽トンボみたいな人が
知り合いに何人もいたら
ぎりぎりとやっている人も
考えがかわるんじゃないのかなー。

コンビニは終夜営業で
宅配便はきちっと時間どおり配達してくれて
便利なんですが
もうちょっと不便でもいいから
みんなもうすこしのんびりやったらどうでしょうかね。

21:53 2003/10/22 記



-----------------------------------------------------

このトップページを書くにあたって
その日感じた事を思い出しながら書き始めると
なんとなく書けてしまうことが多いのですが
今日はいくら考えてもテーマが見つかりません。

ベランダの椅子で
思いをめぐらしていたら
一時間ぐらい経ってしまいました。

毎日、ものを考え感じて過ごしているのに
何も出てこないということはないはずなのに
結局テーマが思い浮かびませんでした。

思い返してみると
ベランダで座って考えたり
畳に寝転んで考えたりするよりも
散歩で歩きながら考えた方が
アイデアがわいてくるような気がします。

歩くということは
移動のための手段でもありますが
その速度で見えてくる
まわりのようすも刺激になりますし
考えに没頭して歩いていても
車の運転などと違い
それほど危険はないと思います。

こんどからテーマが思い浮かばないときは
一時間もベランダに座っているよりも
夜でもとにかく散歩に出ようっと!

22:10 2003/10/21 記


-----------------------------------------------------


千手ヶ浜からの男体山と中禅寺湖


打ち寄せる波に踊るもみじ
千手ヶ浜にて

奥日光の奥に位置する湯ノ湖から
日光の市街まではおおむね下りです。

今日は愛用の折りたたみ自転車で
途中、千手ヶ浜などを寄り道して
渋滞のいろは坂を日光の町まで下りました。


愛用の折りたたみ自転車(パナソニック トレンクル 6500)
小田代原にて


動力はないけど長いくだりは快適でした。

ところで
千手ヶ浜への道は一般車は通行禁止で
そこを自転車で走っていると
目の前を鹿が横断していきます。

デジカメを首に掛けていたので
下の写真が撮れました。




鹿は好奇心が強いようで
自転車で動く様子が不思議らしく
逃げもせずずーっとこちらの様子を見ていました。


こちらを伺う鹿

奈良の鹿と違い
食害が問題になっている日光の鹿は警戒心が強く
こちらが自転車を降りると
ただの人だとわかったらしく
一目散に逃げていきました。


逃げる鹿の親子

22:01 2003/10/20 記


-----------------------------------------------------


鳴虫山の手前の神主(こうのす)山からの眺め、左から男体山、大真名子山、子真名子山、女峰山



神主(こうのす)山からの女峰山と日光市街

紅葉の時期か〜
日光でも行ってみようか!
という単純な発送で
今、日光に来ています。

有料道路といろは坂は大渋滞のようでしたが
今日登った鳴虫山は東武日光の駅から
バスを使わずそのまま登れるので
渋滞とはかかわりがありませんでした。

しかし山も人が多く
ちょうどお昼どきの頂上では
大勢の人がお弁当を食べていました。

そして全員年配の登山者です。


鳴虫山山頂

ひょっとしたらその中で
ボクが一番若かったかもしれません。
その頂上で周りをみていると
日本には若者は存在しないのかと
錯覚してしまいそうな感じです。

将来もっと高齢化が進むと
どこへ行っても年寄りばかりになるかもしれませんが
この山頂は近未来を予想させる
元気でにぎやかな高齢者ばかりでした。

      ・ ・ ・

ところで
今夜は日光の宿に泊まっています。
明日も天気が良さそうなので
湯ノ湖や戦場ヶ原を歩くつもりです。

21:50 2003/10/19 記


-----------------------------------------------------


案山子はまったく無視のスズメの群れ



    

刺激の多い現代のスズメは
矢を引いた案山子など
目じゃないようです。

まったく無視して
大群が稲穂に降り立ち
一心に穂をついばんでいました。

ここは目黒区にある駒場野公園のケルネル田んぼです。
明治時代ここにあった駒場農学校で
ドイツ人のケルネル氏が
土壌や肥料の研究を行った田んぼで
今でもその名で呼ばれお米を作っているのです。

しかし、昔ながらの案山子でなくて
なにか他の方策をとらないと
イネを食べつくされてしまいそうな勢いでした。

      ・ ・ ・

ところで、
北関東に紅葉を見に行きたかったのですが
こなさなければいけない雑用があり
今日は近くにある駒場野公園に散歩に行ったきり
デスクワークに励みました。

明日は天気も良さそうだし
日光にでも行ってみようかなー!

21:29 2003/10/18 記


-----------------------------------------------------

ヤンキースがリーグ優勝しましたね。

ボクは野球はあまり興味がなくて
今日の試合も見なかったのですが
朝テレビのニュースで
球場で試合前の体慣らしをしている松井選手を
望遠レンズで遠くから写している映像を見ました。

そしてちょうど顔が写っているときに
松井選手のかんでいたガムが
ぽろっと芝生に落ちたのです。

よく他の選手でペッとつばを吐く人がいますが
彼は間違って落としたガムをそのままにせず
拾っていました。

      ・ ・ ・

素人考えですが、
読売ジャイアンツは彼がはずれて
優勝できなかったのではないかと思いますが。
アメリカ行きを快く送り出した原監督もステキだし
ヤンキースで自分の目標に向かって
一心にやっている松井選手はいいですね。

      ・ ・ ・

話は変わりますが
北関東あたりでも
紅葉の時期になってきましたね。
土日は人出も多いだろうし
出かけようかなー、やめようかなー。

22:50 2003/10/17 記


-----------------------------------------------------


ハロウインに向けて飾られたカボチャ



飾られたトウモロコシ


京王フローラルガーデンに行ってきました。

10月のイベントとして
ハローウインをテーマに
カボチャやトウモロコシなどが
飾り付けられていました。

今年も後は寒くなる一方で
冬食べる漬物などの保存食の準備
クリスマスカードや年賀状の手配などなど
気分は来年を無事迎えるにあたっての
備えという感じですね。

そんななか、
飾りとはいえ
今年の太陽が育んだ収穫物はいいですよね。

ハロウインもそうですが日本の秋祭りも
テーマは‘無事に今年も収穫の時期を迎えられた!’
ということ。

原点は
そんなところにあるのでしょうね。

22:08 2003/10/16 記


-----------------------------------------------------

ウエブ写真展
雨上がりの朝



銀色に輝くチカラシバ
代々木公園にて




クロマツ・水滴


目覚めたばかり・セイタカアワダチソウ


今年は終わり・ホソアオゲイトウ

      ・ ・ ・

一眼レフのデジタルカメラを使い始めて
望遠系のレンズで
コントラストの強い被写体を撮影すると
もやもやとした
残像が写ってしまうことに気づきました
(ゴーストとかフレアと呼びます。)
カタログを見ていたら
イオス キス デジタルと同時発売で
デジカメ向きに設計した望遠レンズがあるようなので
昨日買ってみました。

早速、今朝テスト撮影しましたが
具合はいいようです。

今日の写真はフィールド日記を含めて
ほとんどそのレンズで撮りました。(クレオメを除く)

よく写るレンズなのですが
プラスチックの張りぼてのような感じで
愛着がわきそうな感じではありません。

パソコンとおなじことで
日進月歩のデジカメや新型レンズも
数年たったら誰も見向きもしない
時代遅れの機械となってしまうわけですね。

21:10 2003/10/15 記


-----------------------------------------------------

13日の大雨の時には
ベランダの魚たちの水替えや
鉢の植物たちへの水やりのために
タープを張って水を貯めました。

雨降りの時にはそうやって水を確保しています。

あっという間に水槽全部に水がたまりましたが
この時期には記録的な大雨で
各地に被害が出たようですね。

息子も雨のときには出かけていて
南新宿駅の近くの鉄道との立体交差で
線路の下を通る道路に水がたまり
車が半分ぐらい水没してしまい
立ち往生していたのを見たそうです。

テレビのニュースで
千葉県の
屋根が吹き飛んだ民家の映像を報じていましたが
被害にあった方々は
穏やかな晴天だった体育の日の朝
その日の昼過ぎに
車が水没したり
自分の家の屋根が吹っ飛んだりするとは
夢にも思っていなかったことでしょうね。

街に住んでいると忘れがちですが
誰しも大自然の中で暮らしているのですよね。

22:01 2003/10/14 記


-----------------------------------------------------


雨上がりの夕焼け・代々木公園にて

今日昼をすぎた頃
東京では大雨が降りました。

いってんにわかにかきくもり
あっという間に夜のように暗くなり
バケツをひっくりかえしたような雨となりました。

ぼくはあわてて水を集めるためのタープを張り
空の水槽を並べて水を集めました


どんどん水がたまる水槽

あっというまに水がたまり
そのうち雨があがり日が射し始めました。

まるで夏のスコールのようでした。

雨のおかげで大気が澄んで
夕暮れの散歩の時には
きれいな夕日を見ることが出来ました。

22:04 2003/10/13 記


-----------------------------------------------------


秋の山なみ・掛け軸風
焼石岳頂上にて



ノウサギとすれちがった早朝の山道

焼石岳銀明水の山小屋を早朝出発して
両側に笹が茂っている狭い山道を
登っていたときのことです。
その道は前方で傾斜がゆるくなり
先が見えません。

すると、文字通り‘脱兎‘のごとく
こちらに向かって野うさぎがすっ飛んで来ました。

そして、躊躇する様子も見せず
ボクの足のわきすれすれを通り抜けて
道を下っていきます。

その直後にイタチでしょうか
きれいな金色の毛の動物が全速力で走ってきて
ボクの正面で一瞬停まり
瞬時にわきの笹薮を抜けてノウサギを追いましたが
ノウサギとの距離が絶望的に離れてしまったのでしょう
追うのをやめて
じっとウサギの行った先を見ていました。

偶然道に僕がいたことで
ノウサギはラッキー、
イタチ?はアンラッキーな朝の出来事でした。

瞬時のことでしたが
ノウサギやイタチ?の表情やしぐさは
鮮明に網膜に焼き付いています。

写真など撮る余裕はありませんでしたが
ボクの見たありのままを
お伝えできたら面白いのにと
今日ほど思ったことはありません。

そんなこと眼にカメラをセットした
サイボーグでもないと無理ですけどね。



ところで
昨夜泊まった焼石岳の銀明水避難小屋で
携帯電話が通じたので予定外に更新しました。

昨日の分をお読みでない方は
フィールド日記に入れましたのでお読みください。

帰りの新幹線にて 21:40 2003/10/12 記


-----------------------------------------------------


岩手県焼石岳の上沼・夕暮れ


ムシカリ紅葉・中沼にて


★予定外ですが更新します★
今夜は岩手県の焼石岳の銀明水避難小屋に泊まります。


銀明水避難小屋・今夜は20人ほどの宿泊者でにぎやかです

昨日、
“明日は山の中なので更新できません”
と書きましたが小屋についてみると
はるかかなたに水沢市の町並みが見えます。
試してみるとドコモの携帯がつながります。

そういうわけで、
予定外の更新をします。

明日は早起きして焼石岳を目指すので
更新時間も早めます。

      ・ ・ ・

焼石岳は紅葉真っ盛りです。
この山には今年の6月23日に登ったのですが
そのときには残念ながら
目当ての花は遅めでした。

しかし、山の様子から
紅葉はきっといいだろうと思い
今日再びやってきたというわけです。

予想にたがわず
紅葉真っ盛りで
明日が楽しみです。

19:03 2003/10/11 記


-----------------------------------------------------


2003年10月10日
渋谷区中学校陸上競技大会の国立競技場
(つれあいが撮った写真です)


ボクは仕事場でデスクワークだったので
見にいけなかったのですが
渋谷区の中学校の陸上競技大会が
国立競技場で行われました。

つれあいからその様子を聞いて
鮮明に、今から39年前の今日
東京オリンピックの開会式が
この陸上競技場で行われ
その様子を白黒テレビで見たことを思い出しました。

敗戦数年後に生まれたボクは
その当時
大人たちが戦争のことを話していても
生まれる前のことでもあり実感がわきませんでした。

そんななか
ボク自身の、ある時代の区切りとして
東京オリンピックが強く印象に残っています。

今の中学生の親たちは
ボクよりも年齢が低い人が多く
ほとんどの親は東京オリンピックの時は
まだ生まれていなったかもしれません。

ボクが終戦を実感できないのと同じで、
今日、応援に国立競技場に来た親たちで
東京オリンピックの事を意識した人は
何人いたことでしょう。
せいぜい校長先生ぐらいかな。

      ・ ・ ・

ところで11日から12日にかけては岩手県の山に登ります。
電波の届かない山の中で泊まりますので更新できません。
13日はいつもどおり更新します。
その時には岩手の山の紅葉の様子をお伝えするつもりです。
お楽しみに。

22:19 2003/10/10 記


-----------------------------------------------------


                富士山・冠雪


箱根 金時山

朝、東名を走る高速バスから見た富士山は
昨日積もったのでしょうか
頂上近くは雪で真っ白でした。

上の写真は昼に金時山の頂上で撮影したものです。
雪の白さは
朝、見たときの半分ぐらいになっていました。

ところで
箱根の金時山は今日はじめて登ったのですが
北を眺めれば
裾野に御殿場の街がひろがる富士山がそびえ
南アルプスの山々がかなたに眺められます。

南を見れば箱根の
噴煙登る大涌谷、芦ノ湖、仙石原が一望でき
かなたには駿河湾、伊豆が見えます。


箱根全景

秋の澄んだ空のもと
おにぎりを食べながら
金時山の頂上で双眼鏡片手に
四方を眺めて楽しみました。

22:27 2003/10/09 記


-----------------------------------------------------


プレクトランサスの花

近所の花壇で見慣れない青い花が咲いていました。

図鑑で調べたのですが図鑑にも載っていません。
シソ科ということは予想がつくので
ネットで検索してみると
やっとそれらしいものにたどりつきました。

まだ新しい園芸植物のようで
日本のサイトではあまり紹介されておらず
外国のサイトをいくつか当たって
プレクトランサス‘ケープ・エンジェル’という名に
たどりついたわけなのです。

      ・ ・ ・

話はかわりますが
9月1日にフィールド日記のトップページに
砂浜に漂着したウミガメの事を書きましたが
今日になって
ウミガメを研究している方からの
問い合わせのメールがありました。

検索でボクのサイトにたどり着いたのでしょうが
ネットを通じての情報の流れは
今までのメディアにない
可能性と広がりがあるようですね。

21:54 2003/10/08 記


-----------------------------------------------------

午前中ちょっと見たいものがあったので
文京区にある
東大付属小石川植物園に行ってきました。

植物写真を撮るようになってからウン十年
小石川植物園には時々行くのですが
不思議なことに
入場券は入り口の向かいにある
タバコ屋さんが売っているのです。

その店はパンやお菓子なども扱っており
植物園に入る前に
ちょっと買い物も出来て都合が良いようですが
なぜか昔から
そのお店のおやじさんもおばさんも、
一言二言言葉を交わしただけでも
「忙しいんだから早く品物選んでよ!」とか
「入場券は何人分?先に人数を言ってよ!」とか
こちらの気が重くなってしまうので
券以外のものはあまり買う気になれません。

それが最近、その店で入場券を買うときに
以前は言われた小言のような言葉を聞きません。

お店の人が歳をとってきたせいか
人間がまるくなってきたせいかはわかりませんが
人がかわったように物静かな感じなので
ちょっと拍子抜けしてしまいますョ。

21:59 2003/10/07 記



-----------------------------------------------------

長い不況に耐えて
景気が回復した暁には
「かんばるぞ!」という人もいれば
「もうやってられねーや」という人もいますよね。

今年の夏は寒くて植物たちにとっては
不況の風にさらされていたようなものですが
寒い時期を耐えて
秋になってから盛大に花を咲かせていた植物もあり、
今年はたいして花も咲かせず実もつけず
来年に期待して
はやばやと
冬を迎える支度をはじめた植物もありますね。

来年、例年通りの夏になれば
それぞれ今年の冷夏に違う対応で処した植物も
元気にやっていくでしょうが
来年も、再来年も冷夏になったら
いままで暮らしていた場所で
生きていけなくなる植物もでてくるでしょうね。

なんだか不況に耐えてる人間社会に
似ている感じに思えてきますよね。

22:17 2003/10/06 記


-----------------------------------------------------


産卵し終わったばかりのカマキリ

草むらの奥で
カマキリが産卵していました。

見つけたときにはほとんど終わっていて
あの泡で作ったような卵塊の
製作過程は見られませんでしたが
さかさまにぶら下がって
尻の先を複雑に動かす様子には驚きました。


尻を動かし産卵しているカマキリ

残念ながら
ビデオカメラを使わないと
こうした様子は記録することが出来ませんね。

話はかわりますが、先日手に入れた
一眼レフタイプのデジカメ(キャノン イオス キス デジタル)
小さなものの撮影に都合が良いカメラで
探す被写体も小さなものが多くなります。


エルマー65ミリレンズ、イオス デジタルで撮った
ゲンノショウコの実のアップ


同じフィールドを歩いていても
そのとき持っている道具(カメラ)によって
見えてくるものが違うわけですね。

今度はビデオカメラだけ持って散歩しようかな。

18:31 2003/10/05 記


-----------------------------------------------------


シーボルトの21世紀展にて

今日、散歩がてらに
‘シーボルトの21世紀’展を見てきました。

およそ180年ほど前の植物標本の展示は
興味が尽きませんでした。
聞き覚えのない和名の植物がありました。


トウチクラン

この標本はトウチクランという名でしたが
学名はDisporum cantoniense となっています。
チゴユリ(Disporum)属は
ホウチャクソウやチゴユリなどが
日本には自生していますが
トウチクランという名は知りませんでした。

帰宅してから図鑑を調べてもわかりません。
ネットで検索してみると
中国では‘万寿竹’‘山竹花’
英国では‘Fairy Bells’と呼ばれる
中国のヒマラヤの方に自生する植物のようです。

[アメリカの苗の通信販売のサイトに写真が載っていました。
これをクリックするとそのページが見れます。
アメリカのサイトでトウチクランの写真を見る]

シーボルトの時代にはこれも日本に自生していたのでしょうね。

      ・ ・ ・

1823年にオランダ商館医として日本に来て
ヨーロッパに日本文化を紹介したドイツ人医師
シーボルト収集の
コレクションを展示しているこの特設展は
本郷の東大の構内にある
‘東京大学総合研究博物館’というところでやっていて
今日(10月4日)から12月7日までだそうです。
ちなみに、入場無料で
フラッシュさえ焚かなければ写真撮影も可ということで
ボクも撮りましたがコンパクトデジカメで
メモがわりに撮影している人もいました。

展示をみていくと
シーボルトは医学の片手間に
資料を収集していたわけではなく
医師という隠れ蓑で
(植民地化できるかどうか)調べるため
資料を収集するのが主な目的の
スパイだったような気がしました。

いずれにしても
江戸時代の最盛期の日本文化を鮮明に記録して
後世に残した功績は偉大ですね。

21:42 2003/10/04 記


-----------------------------------------------------


代々木八幡神社の林のふちに咲いていた
マルバフジバカマの花


いつもの散歩コースを歩いていると
季節ごとにいろいろな香りが漂ってきます。

今の時期は昨日も書きましたが
キンモクセイの香りがします。
それと
ギンナンの実の匂いもしてきて
それらがいりまじって
不思議な香りのハーモニーです。

トイレの消臭剤でも
キンモクセイの香りがあるように
好まれる匂いなのですが
好きな人もいれば嫌いな人もいるわけで
嫌いな人は今の時期は苦痛かもしれませんね。

製紙工場のある街に行くと
独特の不快な臭いが町中に漂っていて
よくこんな臭いの中で
この町の人は生活できるものだと
不思議に思うことがあります。

臭いがいやで
引越しをした人が居るかどうかは知りませんが
年中その臭いの中で過ごしていると
そう気にならなくなるのかもしれませんね。

キンモクセイのように
ある一時期だけ強く漂う香りの方が
嫌いな人にとっては嫌なんじゃないですかね。

22:12 2003/10/03 記


-----------------------------------------------------


高尾で見かけたキンモクセイの花

おととい、キンモクセイの蕾を見かけて
そうなんだー
キンモクセイの咲く季節なんだー
と思ったとたん、
昨日、今日と
方々でキンモクセイの花を目にして
花の香りが町中に漂っています。

季節はそうして
こちらの予想をこえて
どんどん移り変わっていくのですね。

自分自身についても同じようなことがあります。
毎朝必ず鏡で自分の顔を見ているはずなのに
ある日、髪の白さに愕然としたことがあります。

変化は徐々にやってくるはずなのに
なぜその日愕然としたのか
自分でもよくわかりませんが
突然、変化を突きつけられた感じでしたね。

そうして
意識が後追いで
歳をとっていくのかなー。

21:48 2003/10/02 記


-----------------------------------------------------


黄葉しはじめたトチノキ
新宿区の戸山公園にて


うちの子が一回見て面白かったそうで
誘われて
さっき家族三人で
映画“踊る大走査線 2”を見てきました。

痛快アクションシーンありの
コメディーという感じですね。

頭の固い美人の中年女性が
生意気で
いやーな上司の代表みたいに
描かれているのが気になりましたが
主人公が
締め付けの厳しい管理社会の中で
自由に行動して評価される様子が
うちの子などが見て
‘やったー’とばかり
溜飲をさげる原因でしょうね。

キーワードは
‘信頼して任せる!’かな?

父親としてもそのへんを
考える必要がありそうだな。

      ・ ・ ・

そのうち
テレビで放映されるでしょうが
そんなつもりで見ると
面白いと思いますよ。

 記


-----------------------------------------------------

きっと飼い主に捨てられたのでしょうが
以前、奥多摩の山中で
血統のよさそうな大きなイヌが
お腹をすかせてさまよっているのを
見たことがあります。

千葉県の郊外では
雨の中、びしょぬれでドロだらけの犬が
国道わきを
ひたすら歩いているのを見ました。

日本では
そうした犬はのたれ死ぬか
保健所に送られて殺される運命ですが
今朝いただいた
日系のカナダの女性からのメールでは
カナダでは Foster Parent という制度があり
訳すと‘里親’ということになるようですが、
その方はガテマラの子どもの里親と、
Human Society (日本の保健所のようなところ)
の犬の里親をしているそうです。

毎月約20ドル払っている限り
ジンジャーという名の老犬の予防注射と餌代になり
時々、その犬のところへ行って
散歩やシャンプーをしてあげるのだそうです。

動物を飼い始めたら一生責任をもつのは当然ですが
飼い主の勝手な都合で捨てられる
イヌのその後の運命は
カナダと日本とではずいぶん違いますね。

ガテマラの子どもの方も
毎月20ドル払っている限り
その子が教育と予防注射を受けられるのだそうです。

経済的に余裕のある側の国の人が
いくらかの支出をすれば
遠く離れた国に住んでいる
貧しい一人の子どもが教育を受けられたり
殺される運命にある一匹のペットが
生き延びられるということは
ステキなお金の使い方だと思いますね。

22:14 2003/09/30 記


-----------------------------------------------------

今日床屋に行ってきました。

床屋の椅子に座り
目を閉じていると
耳元で髪をきる音、
後ろから聞こえてくるラジオの音楽
床屋さん独特の匂い
至近距離で髪を切ってくれている理容師
扉を開けて入ってくる客の気配

五感で受け取る気配と音をライブで感じて
なんだか
生きているって
こうやってまわりの気配を感じとり
それにたいして
‘気持ちいい!’とか
‘うれしい’とか
‘楽しい’とか
‘なんかいやだなー’とか
‘好きだー’とか感じることなのかなー
と、思ったしだいです。

最近、連れ合いの友人が突然亡くなって
連れ合いが落ち込んでいる様子を見ていて
きょう
ふと床屋でそんな事を考えていました。

21:23 2003/09/29 記


-----------------------------------------------------


夏の面影・コウホネの葉
三宝寺池にて


いきさつは9月21日のフィールド日記に書きましたが
カメラ加工の職人さんに頼んでいた
キャノン イオスキス デジタルに
ボクがいつも使っている
エルマー65ミリレンズをつけるための部品が
いよいよ出来上がりました。


出来上がった部品(カメラとべローズの間のリング)

その方は練馬区の石神井公園の近くにお住まいで
テスト撮影のために
受け取ったその足で
石神井公園に行ってきました。


テレエルマー135ミリをつけたところ

今日のフィールド日記の写真で
このページのコウホネの写真と
ヒメジソの大きな方の写真はテレエルマー135ミリで、
他は全部エルマー65ミリで撮りました。

ピントも背景のボケも良いし
接写も気楽に撮れました。

撮っていて面白くて
なんだか
デジカメにはまってしまいそうですョ。

18:30 2003/09/28 記


-----------------------------------------------------


もうマツムシソウも終わりの秋の高原

高原の秋を味わいたくて
またまた折りたたみ自転車を抱えて
こんどは、山梨の湯ノ沢峠へ行ってきました。

中央線の甲斐大和駅を下りると
かわいいバスが待っています。
甲斐大和村営のバスで
料金は全線100円でした。


村営のバス

バスは急な坂道をどんどん登って行き
目的地である湯ノ沢峠への行程の
三分の一は登ってくれて
ザックと折りたたみ自転車も載せてくれて
100円とは申し訳ないようでした。


村営バスの後姿

観光地のバスのようですが
平日は主に地元のお年寄りや
学校へ通う子どもたちが利用しているようです。

      ・ ・ ・

ようやくたどり着いた湯ノ沢峠に自転車を置いて
高原へと向け登ったのですが
もう花はほとんど終わりで
草紅葉の様子でした。

山の秋は早いんですねー。

ところで
今日はJR中央線の線路の架け替え工事とのことで
夜は立川駅から先がバス振り替え輸送で
特急も八王子どまりでした。

どおりで土曜日だというのに
登山者が少なかったのですが
静かな秋の山を楽しめました。

22:19 2003/09/27 記


-----------------------------------------------------


秋の夕暮れ・銀座散歩

夕暮れ時に銀座散歩を楽しみました。

なぜひさびさに、
銀座に足をむけたかというと
ボクの弟夫婦が2人とも絵描きで
銀座の画廊で二人展をやっているので
明日の最終日を前にして
見に行ったわけなのです。

身内の絵なので
本人たちに了解を得て
みなさんにもその絵を紹介しましょう。


長野県大町市・大谷原の渓流

この大谷原というところはボクもとても好きな所で
仲間で維持している山荘があるのですが
弟も一時よく通って
付近の絵を描いていました。

今でもその場所をテーマに作品を描き続けています。
今回の作品も
小品ながら良い雰囲気でした。

弟の奥さんの絵も
彼女の人柄がしのばれる
落ち着いたかわいい絵です。


花とブドウをテーマにした油彩

寒くもなく、暑くもなく
今日の銀座散歩は
弟夫婦の絵を見た後
家族三人でのひさびさの外食となりました。

21:28 2003/09/26 記


-----------------------------------------------------


クイズです。
森にあらわれたこの‘がちゃめ’の怪物は何物でしょうか?
答えは今日のフィールド日記をご覧下さい


きょうもデジタルカメラの話ですが
一昨日の早朝
奥武蔵の山に向かう西武線で
偶然前に座っていた男性が
数日前に発売されたばかりの
ボクと同じイオス キス デジタルを持っていました。

手の届く価格になって
興味を持っていたカメラファンが
いっせいに飛びついたのでしょう
写真の分野でも
いよいよ
デジタルが市民権を得た感じですね。

デジタル写真の表現力が
フイルムに迫るにつれ
データー量が多くなりますよね。

ところで
このホームーページの写真の元データーは
印刷物の用途に耐えられるように
キャノンのイオスではROWモードで
一枚約6メガぐらい
ニコンの5400ではJPEGの最高画質で
一枚約2メガぐらいです。

今は120ギガのハードディスクにためていますが
いっぱいになるのは時間の問題です。

これらのデーターを今後
どうやって管理、保管していくか
大きな課題です。

うまく管理できている方、
良い方法がありましたら
教えてくださいョ。

21:07 2003/09/25 記


-----------------------------------------------------

ウエブ写真展
翅を休める蝶たち


隠れているつもりかな?
ヤマトシジミ



りりしく休む黄色い蝶


      ・ ・ ・

先週の土曜日
発売日に買った
キャノンのデジカメを
今日オリンパスのべローズ(蛇腹がついた接写の道具)に
接写用の135ミリレンズをつけて
フィールドでテスト撮影してみました。

とにかく、フイルムと
デジタルとでは
次元がまったく違うわけですが
ちょっといじってみてデジタルも
面白そうという感じです。

興味のない方は以下の文は読み飛ばしてください。

[結論から言うと
一眼レフのデジカメは
具合、いいですねー!
135ミリをべローズにつけると
無限遠から等倍ぐらいまで撮影できて
35ミリカメラに換算すると200ミリ望遠ぐらいの画角で
昆虫を撮るのにも距離がかせげて
植物を撮るにも
背景が適度にボケて
具合が良いですよ。

アレチウリのロングの写真以外
今日はこのウエブ写真展の蝶の写真を含め
全部、接写用135ミリを使って
べローズで撮った写真です。

今デジカメに付くようにと加工を頼んでいる
エルマーの65ミリレンズは
ボクのデジカメでは
35ミリカメラでの画角にすると
104ミリの中望遠のマクロレンズというわけです。

早く、仕上がってくれないかなー
出来上がったら
テスト撮影してまたご報告します。]

22:57 2003/09/24 記


-----------------------------------------------------


見物客あふれる巾着田のヒガンバナ


大汗をかいてたどり着いた刈場坂峠にてIshi氏と記念撮影

23日は天気が良さそうなので
友人で折りたたみ自転車仲間のIshi氏と連れ立って
埼玉県の飯能市と秩父市の間にある
奥武蔵の尾根筋の林道を
のんびり自転車ツーリングして
ヒガンバナで有名な高麗の巾着田に下りました。

      ・ ・ ・

ところで
その巾着田に行ってみると
付近の国道は大渋滞
ヒガンバナの群落に向かうあぜ道は
人の行列で進むのもままならず
ともかく、人の多さに圧倒されました。


トイレの順番待ちの行列

その様子を見て
同行のIshi氏と
“なんでだろー、なんでかなー”
と話し合った結果

“これは春の花見とおんなじだー”
という結論に達しました。


シートを広げてお弁当と缶ビールで宴会するグループ

真夏や真冬は野外で過ごすのがつらいわけですが
長い冬がやっと終わって
気持ちの良い季節となった春と
暑い夏が終わって
寒い冬に向かう前の気持ちの良い秋の日
片や‘サクラ’、
片や‘ヒガンバナ’ですが
仲間や家族といっしょに
どこかへ出かけたくなって
外でお弁当を食べて
楽しい時間を過ごしたくなりますよね。

この時期、敬老の日や秋分の日などとお休みも多く
紅葉狩りの季節ほど寒くはなく
これは春の花見とおんなじだー!
(と、Ishi氏とこの人の多さに2人で納得したわけです。)

21:49 2003/09/23 記


-----------------------------------------------------

"Pm9220230-1c.jpg"height="300"width="199">
昨日の大雨の後
元気に幹をよじ登るカタツムリ
明治神宮にて


東京では
9月なかばだというのに
猛暑が続き
ひとあめ欲しいと思っておりましたが
昨日までの二日間で
十二分に雨が降りました。

明治神宮の森を歩いていると
草木も虫もカタツムリも
うれしそうです。

猛暑はどこへやら
台風の余波の冷たい風は
木枯らしを思い出してしまいます。

      ・ ・ ・

ところでぜんぜん話はかわりますが
アメリカの青春映画を見ていると
アメリカの高校生たちは
学校主催のダンスパーティーが
とても大きなイベントなようで
その様子がよく描かれていますよね。

うちの近くの代々木八幡神社の秋祭りは
今日と明日(22日、23日)に行われており
いつもは閑散としている境内も
この二日間はたくさんの夜店が出て
人でごった返します。

うちの子も友達と打ち合わせて
夕食もさっさと済ませ
いそいそと出かけていきました。

子どもたちにとって
学校でのあこがれの人と偶然出会えたり
アメリカのダンスパーティーのような
意味合いがあるのかも知れないと
楽しそうな息子の様子を見ていて
ふと思いました。
(青春っていいなー!)

21:33 2003/09/22 記


-----------------------------------------------------


雨のに煙る森
明治神宮にて


昨日買った一眼レフのデジカメの
テスト撮影をしたかったのですが
一日中雨が降り
カメラを抱えて明治神宮に行っては見たものの
大雨のなかで
腰をすえての撮影などできるはずもなく
帰ってきてから
我が家のベランダの鉢に生えている雑草を
超接写で撮ったぐらいです。

      ・ ・ ・

ところで今日は
デジタル一眼レフに他のレンズがつくように
いつも加工を頼んでいる
職人さんのお宅に行ってきました。

その人は
骨董的な価値のある
ライカやローライフレックスなどの修理などでは
手に入らなくなった部品を自分で作って
カメラをよみがえらせることが出来る
特殊な技術の持ち主です。

その方もだいぶご高齢になり
今日も雑談で

「いつまでこの仕事を続けられるのか
技術を受け継いでくれる人がいなくて
私がやめたら古いカメラはどうなってしまうのか」
という心配をしておられました。

今度お願いした加工は
キャノンの一眼レフのデジカメに
ドイツの接写用のレンズ
エルマー65ミリや
テレエルマー135ミリがつくようにお願いしたのです。

ボケのきれいな
ピントの芯のしっかりした写真が
デジカメで撮れるか楽しみです。

23:01 2003/09/21 記


-----------------------------------------------------


標本から撮影してみた‘シロウツボホコリ’

どうしようかなー
どれにしようかなーと悩んでいましたが
とうとう今日
一眼レフタイプのデジカメを買ってしまいましたよ。
それも今日発売の
キャノンのイオス キス デジタルというやつです。


Canon EOS Kiss DIgital

買った箱を抱えて帰ってきて(午後の6時半ごろ)
夕食もそこそこに
箱を開けると
‘早わかり使い方ビデオ’と書いてある
ビデオテープが入っています。


早わかり使い方ビデオ

デジタル一眼レフは大きくて重いプロ向けの
百万円ぐらいのものが主流だったのですが
いよいよアマチュアに向けて
軽くて小さくなり、
値段も手の届く範囲になってきましたね。

今使っているコンパクトタイプの
ニコンのクールピクス5400は
後ろの液晶画面で構図が決められて
気軽に撮れるのでたいへん重宝しているのですが
思うように接写が出来ないことと
接写時にピントの山がつかみにくいのが難点です。
その点
一眼レフは接写レンズに付け替えられて
ファインダーでしっかりピントを合わせられるのです。
早速、手持ちのオリンパスのべローズに
マクロ専用の80ミリレンズをつけてみました。


オリンパスのべローズにつけたイオス デジタル

お膳の上にカメラをセットして
電球のライトを当てて
先日採集した変形菌の標本を撮影してみました。


標本のテスト撮影中のイオス デジタル

上の大きく載せた写真がその結果です。
このカメラで撮った初めての写真です。

ホワイトバランスがちょっと狂いましたが
説明書をよく読んで
明日からフィールドで使ってみます。

アップの写真がバッチリ撮れると思います。
ご期待くださいね。

22:21 2003/09/20 記


-----------------------------------------------------

明治神宮池では
ミシシッピーアカミミガメばっかりで
在来のクサガメはほとんど見かけません
話によると
恐ろしいカミツキガメもいるようです。

なぜそうなったかというと
飼っている人が手に余って
明治神宮に来て捨てたということですよね。

昔、話題になり映画化された
南極に残されて生き延びていた
タロウとジロウという犬たちも
考えてみると
必要のなくなった犬を置き去りにして
それが生きていて話題になったわけで
人間の身勝手な話ですよね。

そうした犬たちが繁殖して狼のようになり
ペンギンなどを餌にして増え続けて
南極の生態を乱したりしたら
とんでもないことですよね。

手に余ったり
必要がなくなったり
飼う気がなくなった動物は
次の飼い主を探すなり
とにかく、飼い主が責任をもたないといけませんよね。
(植物にも同じことが言えると思います。)

22:43 2003/09/19 記


-----------------------------------------------------

三日ほど前の敬老の日に
実家のある練馬区へ行ったのですが
以前よく観察していた
湧水の辺りに行ってみて
水質はあい変わらず
飲めるほどきれいだったのですが
以前生えていた
貴重な自生種であるナガエミクリが見当たらず
一面にミズヒマワリが茂っていたので
ほんとうに驚いてしまいました。


練馬の井頭に生えていた外来種のミズヒマワリ
9月15日撮影


このミズヒマワリは
以前は水源近くに数株生えていて
名前を調べるのに苦労した覚えがあるので
忘れることが出来ません。

アクアリスト(鑑賞のために水草を育てる人たち)が使う
水草図鑑でやっとわかった
外国の水草だったのです。

それが今、在来の水草を駆逐して
大群落になっていました。

今日フィールド日記で紹介する
オオセキショウモという水草も
外来の植物で
逃げ出して帰化植物になっています。

ペットとして飼っている
ミシシッピーアカミミガメや
外国のクワガタなど
動物も同じことですが
外国のものが
日本のフィールドに逃げ出すと
日本の生態系がかく乱されて
在来種を絶滅に追い込むことになると思います。

どうにかしなくちゃ!!

21:19 2003/09/18 記


-----------------------------------------------------

午後の6時ごろには
もう薄暗くなってきていて
帰り道の代々木公園を歩いていると
アオマツムシ(外来の昆虫)が
木の上で鳴いています。

季節の移り変わりを思い
羽毛服を着ていても寒い
霜で真っ白な冬の小道を
ふと思い出してしまいました。

そう考えてみると
すぐ正月が来て
すぐ来年になってしまいそうな感じがしますね。

関東周辺では、冷夏で
その後の厳しい残暑でしたが
とにかく、
季節の移り変わりがあって
植物が豊富で
日本っていい国ですよね。

20:29 2003/09/17 記


-----------------------------------------------------


7月22日のフィールド日記に載せた
我が家の近くの空き地に咲いていた
トマトダマシの花


7月22日のフィールド日記に
我が家の近くで見つけた
トマトダマシの花を紹介しましたが
今その20坪にもみたない空き地には
三階建ての木造の建物がだいぶ出来上がっていて
トマトダマシはなくなってしまいました。


三階建ての木造が建てられている
トマトダマシの咲いていたところの今の様子


帰化植物ですが
ほとんど見かけない珍しい植物です。

代々木の住宅地の真ん中の
古い家を取り壊した路地の空き地に
どこからやってきて
花を咲かせたのか不思議で仕方ありませんでした。

つい先日のことですが
関西で帰化植物を研究しておられるM氏が
ボクの事務所に遊びに来て下さった折に
そのことを話題にしました。

彼は神戸市内にお勤めで
面白いことにトマトダマシが
阪神淡路大震災の翌年
住宅が倒壊して更地になったところに
たくさん出て、花を咲かせていたそうなのです。
そうしたところにはイチビも咲いていたそうです。

思い出してみたら
代々木の空き地でもイチビが咲いておりました。
イチビも牧場周辺ではよく見られますが
都会ではほとんど見かけません。

M氏の推理は
トマトダマシもイチビも
長いこと種子が休眠する性質があって
発芽の条件がそろってきて
芽をだしたのではないかと言うのです。

すなわち、
上に建っていた古い建物がなくなり
太陽が照り、雨がふりそそぎ
目を覚ましたのではないかということです。

そうして考えていくと
北アメリカ、メキシコ西部原産のトマトダマシの種が
どこからやってきて日本の家の下の地面で
眠っていたかという疑問がわいてきます。

M氏の推理は
終戦後、
アメリカ軍の救援物資と一緒に
やってきたのではないだろうか
というわけなのです。

コムギなどの穀物の袋にくっついていて
戦後のバラックの台所で調理して
トマトダマシやイチビの種子は地面に落ち
その上に家を建て
50年後の今頃
地震で壊れたり
立替のために更地になってはじめて
芽を出したのではないかということです。

うーん!
とうなって
ボクはすごく納得できました。

神戸では震災の翌々年には
もうトマトダマシは見られなくなったそうです。
また、次のチャンスを目指して
種たちは長い眠りについているのかもしれませんね。

21:22 2003/09/16 記


-----------------------------------------------------


池畔で絵を描く人


練馬で一人暮らしをしている母は
つい先日もイギリスへ行ったり
英会話などの習い事に通ったり
よく家をあけているのですが
敬老の日の今日は
昼過ぎまでは居るとのことで
昼ごはんでも一緒に食べようと
息子と2人で母の家を訪問しました。
そういうわけで
今日のフィールド日記は
練馬区で見かけた花たちです。

      ・ ・ ・

ところで上の写真の絵を描いている年配の人物は
実は以前から見知っている人なのです。

高校に自転車で通っていた頃
いつも石神井公園を通っていました。

その頃、この人物は青年で
毎日のように絵を描いていたのです
それ以後も
たまに公園に行くと
よくこの人を見かけました。

あれから三十数年の間
石神井公園の三宝寺池をテーマに
絵を描き続けているようなのです。

大きなお世話ですがつい、
それでメシが食えるのだろうかと
思ってしまいますね。
(ヒトのことは言えないか・・・)

22:54 2003/09/15 記


-----------------------------------------------------


祭りのみこし(目黒区碑文谷にて)


お祭りの時期なんですね。
この写真は散歩していて出あった
碑文谷八幡宮例大祭の
みこしですが
目黒駅近くや代官山の駅前などでも
お祭りをみかけました。

だいぶ前のことですが
高知県の柏島という
足摺岬のほうの
半島の奥の奥にある小さな漁村で
秋祭りに出くわしたことがあります。

屋台の数も少なく
村人総出でも人がまばらな感じで
さびしげに見えましたが
村の衆はみんな楽しそうでした。

そうした辺鄙な漁村に比べると
にぎやかな東京は
毎日がお祭りのようなものですが
それでも東京の町の衆も
おそろいのはっぴを着て
この日に備えて
いろいろ準備をしてきたことでしょう
みんな楽しげにみこしを担いでおりました。

22:08 2003/09/14 記


-----------------------------------------------------


市川市側からの江戸川風景


地図を見ていると
地名にひかれ
行って見たくなるところがあります。

千葉県の市川市に
じゅんさい池というのを見つけたので
散歩がてら折りたたみ自転車で行ってみました。

行ってみてがっかり!
‘じゅんさい’とは名ばかりで
メインの池には水生植物など
ぜんぜん生えていません。

しかし、地元の有志がじゅんさいを復活させる活動を
そばの小さな池で行っているようでした。


通行止めの通路の奥にジュンサイなどがあるようです。

しかし鍵のかかった扉の奥のかなたに
ヒツジグサやオニバスなどが見えますが
近づけません。

日中だけでも公開してくれればいいのに
ぜんぜん観察することが出来ませんでした。

      ・ ・ ・

気を取り直して
寅さんで有名な柴又には行ったことがなかったので
そっちへ行ってみることにしました。


こちら岸にやってくる渡し舟

台風の余波の
強い風の吹く江戸川を
矢切の渡し船で柴又に向かいました。

運賃は大人100円、子ども50円、自転車50円で
ちょっとした船旅気分でした。


柴又側にもうすぐ到着。

渡しをおりてちょっと歩くと
柴又の帝釈天です。


柴又の帝釈天

門前町は今にも寅さんが出てきそうな雰囲気です。


門前の商店街

柴又の駅の広場には
ちっとも似てない
へんな寅さんの銅像がありました。


寅さんの銅像。

22:18 2003/09/13 記


-----------------------------------------------------

ぼくは植物に興味があるので
どこへ行っても
気になる植物があると
その植物のほうから
‘見てください’
と信号を出しているような気がして
自然にそちらに目が行きます。

宮崎県に行くといつもお世話になる
野生植物研究家のM氏は
植物を見分ける天才的な能力をお持ちで
数多くの新種を発見し続けておられます。

M氏と一緒にフィールドを歩いていると
小さな植物でも
気になるものをを瞬時に見わけるのを目撃して
驚いたことが幾度もあり
不思議に思って
なぜそんな神業のようなことが出来るのかと
伺った覚えがあります。

M氏がおっしゃるには
みんな緑色をしているはっぱで
フィールドは緑一色のようにみえるのですが
植物の種類ごとの緑の微妙な違いがあり
それを見分けることが出来るのだそうです。

そうした特殊な才能も
色感が良いということもあるでしょうが
植物に常に興味をもっていて
感覚のアンテナをいつも研ぎすませている結果
獲得した能力だと思いますね。

18:35 2003/09/12 記


-----------------------------------------------------


一昨日に帰ってきました
さすらいのたびは
無事に終わりました。

収支決算してみると
三日間で、琵琶湖一周して
総額で8450円でした。

うちわけは
一日分の青春18きっぷ2150円×3日=6450円と
比良山登山リフトとローウエイの往復運賃2000円です。
青春18きっぷは貧乏で暇な人にはに
はありがたい企画ですね。

その旅で乗った米原から福井方面に向かう車中では
ボクの座っていたボックスの三人と
向かい側に座っていた四人の人も
全員青春18きっぷでの旅の人たちで
わきあいあいとにぎやかな話が弾みました。

いまどき他人同士そういうふうには
なかなかなれませんけど
青春18きっぷと言う共通点だけで
楽しい時間をすごせました。

22:19 2003/09/11 記


-----------------------------------------------------


ちょっぴり咲いたサルスベリ


覚えている方もいらしゃるでしょうが
8月27日に27本もある代々木公園のサルスベリの林で
今年は花がまったく咲かないようだと書きました。

その後、愛知県にお住まいの読者の方から
その方のお庭のサルスベリが
やはり咲かないと思っていたところ

「遅まきながらつぼみをつけて
もしかしたら咲くかもしれません。
梅雨明けの遅さと低温でつぼみのつくのが
遅れたのかもしれません。」

というメールをいただきました。

今日、代々木公園のサルスベリの林を通ったら
例年ならばもう終わりの時期なのに
4本の木に花が咲き出していました。

一枝だけに2〜3輪のわびしい木もありますが
この写真の木はけっこうたくさん咲いています。

愛知の方のご意見どおり
今年の夏の寒さの影響かもしれませんね。

      ・ ・ ・

ところで、間違いの報告をします。
8月15日に旅先でマルバアカザとして載せた花が
その後もう一度よく調べてみたら
カワラアカザだったのです。
バックナンバーは訂正しました。

22:39 2003/09/10 記


-----------------------------------------------------

朝の琵琶湖を見たくて
早起きして
近江八幡の宿をでて
折りたたみ自転車で琵琶湖に向かいましたが
さすが歴史の古い町だけあって
大きなお寺や
近江商人のお屋敷が並び
それらを眺めながらなので
自転車のスピードがなかなかあがりません。

そうしたなかで
古い洋風建築の小学校がありました。


古い建築物だろうが
立派に管理されている近江八幡小学校の校舎


まるで帝都・東京の大学のように立派ですが
この町の小学校だというのですから
その当時、
この町はそうとう豊かだったのでしょうね。


鉄筋の新校舎

南側に最近立てられた鉄筋三階建ての校舎も
瓦をのせて
旧校舎のイメージにあわせて作られていました。

      ・ ・ ・

そんなこんなで
暑くなってきたころ湖畔にたどり着きました。


砂浜でまるで海岸のような琵琶湖の湖畔
水辺の木はヤナギの仲間


淡水なので
水際に柳が生えるのは当たり前なのですが
白い砂浜と水辺の木の様子は
西表島の海岸のマングローブ林によく似ています。

そして水の流れの少ない入り江などには
ホテイアオイやヒシ、ウキクサなどが
たくさん見られました。


入り江にびっしりと育つホテイアオイ

      ・ ・ ・

青春18きっぷでのさすらいの旅の終わりは
シラタマホシクサの花が見たくなり
豊橋で途中下車、葦毛湿原を覗いてきました。

そして、
今、帰りの車中でこれを書いてます。
(三島あたりかな)

20:07 2003/09/09 記


-----------------------------------------------------


武奈ヶ岳(ぶながたけ)頂上


図鑑などで植物の記載を見ていると
比良山のことがよく書かれていて
以前から
釈迦岳や武奈ヶ岳は登りたいと思っていました。

比良山とは比良山系のことを指し
標高1000メートルを越える山が15ある山塊の総称で
今日登った武奈ヶ岳は比良山系の主峰なのです。
(リフトとロープウエーを乗り継いで
ちょいちょいで行ってこれました。)


ところで、頂上にあるこの木の標識ですが
なにか不自然です。


『武奈ヶ岳山頂標高1214M』と書いてある標識

よく見たらプラスチック製で
すでに壊れいて
なかみの発泡スチロールと鉄の芯が見えていました。




まさに‘はりぼて’ですな。

そういうわけで、
この前での記念撮影はする気がなくなりました。

      ・ ・ ・

今日乗ったリフトが昭和30年代のもので
スピードが遅く距離が長いのです。

木が見下ろせるめったにない機会なので
ぼくはまわりに生えている木を
見て楽しみましたが
リフトの鉄柱に
『居眠りは危険です』
と書いてありました。




退屈で寝てしまう人がいるんですね。

ところで今夜は
昨日泊まった近江塩津の対岸の
近江八幡のビジネスホテルにいます。


23:03 2003/09/08 記


-----------------------------------------------------


天竜川河口 向こうの水平線は太平洋、遠州灘

天竜川の上流にあたる長野県にはよく出かけるのですが
下流域はだいぶ以前、
富山村や佐久間町付近を
車でまわったことがあるだけです。

青春18切符の鈍行列車でのさすらいの旅は
どこで降りようというあてもないわけで
車中で地図を見ていたら
天竜川の河口が見たくなってきました。

そういうわけで磐田駅で降りて

♪しーらなーまーちーへ、いーってみーたーいー

などと昔の歌を口ずさみながら
折りたたみ自転車をこいで
天竜川の河口へ向かったというしだいです。

磐田駅も初めてですが
とにかくはじめて訪ねる場所は
面白い出会いがありそうでうきうきしますね。

ところで、
穂が垂れた収穫の時期を迎えたイネを見かけましたが
この時期なのに花を咲かせているイネがありました。


イネの花

寒くならないうちに実ってほしいものですね。

そうこうして
写真を撮りながら走っているうちに
浜松駅に到着。

こんどは鈍行列車で居眠りしつつ
琵琶湖にたどり着いたというわけです。

      ・ ・ ・

今日の泊まる近江塩津は
滋賀県の昔の宿場町で
古い街道の面影の残る静かな町なみです。


琵琶湖の北端、近江塩津の夕暮れ

23:03 2003/09/07 記


-----------------------------------------------------

align="left"> このところ
ほうぼうのカメラメーカーから
新型の一眼レフタイプのデジカメが
売り出されていますね。

ペンタックスのデジタル一眼レフ*istDは
今日が発売初日のようで
ヨドバシカメラではコーナーを作っていて
みなさん興味深げに見ておりました。


ペンタックスのデジタル一眼レフ*istDで
ためしに撮影した
ヨドバシカメラの店内


コンパクトタイプのデジカメは
うしろの液晶画面で構図が決められるので
手を伸ばして
目線よりも高い位置での撮影をしたり
地面すれすれにカメラを置いても
楽に構図が決められるのが
とても便利ですが
一眼レフタイプのものは
フイルムカメラと同じように
ファインダーをのぞかなければ
構図がきめられません。
しかし
接写などの場合は
ピントが断然あわせやすいし
マクロレンズが使えるのが大きな魅力です。

写真の縦横比が35ミリカメラと同じで横長な
2対3ということも(コンパクトタイプは3対4)
ぼくが普段使っている
35ミリ一眼レフカメラとの違和感がないわけで
近々手に入れて
使ってみようと思っております。

そうしたら
ぼくの感じた印象をお伝えしましょう。

      ・ ・ ・

ところで
そう使う当てもないのに
‘青春18きっぷ’を買ってしまい
使用期限がぎりぎりなことに気づいたので
‘ひまじーん’と人から言われようとも
折りたたみ自転車を持って
あてもない
さすらいの旅に出ようと思います。

明日はどっかからアップするつもりです。

22:42 2003/09/06 記


-----------------------------------------------------

ウエブ写真展

夏を惜しむかのように咲く花たち


やっと来た夏らしい太陽を
気持ち良さそうにに浴びるヒマワリ


新卒で今年入社したばかりの
若い女性編集者が
昨日、ボクの仕事場に来たときに
「忙しくてお盆に休みをとれなかったので
これから休暇をとるのですが
夏を味わいたいでーす!」
と話しておりました。


花茎が一本だけだけど
りりしく咲くカンナ

今朝、夏の日差しを感じさせる
残暑厳しい道を汗をかきかき歩いていて
夏を代表するような花たちが
残り少ない夏を惜しむような感じで
咲いている姿をみて
ふと昨日の若い編集者を思い出してしまいました。


いやいやいや!
うれしいことにきょうはごっつー暑いですなと
話しあっているようなキョウチクトウ

しかし、いくら暑いといっても
日暮れはずいぶん早くなりましたね。

ボクも‘あっついなー’
などと愚痴を言わずに
この暑さを楽しもーっと!

22:41 2003/09/05 記


-----------------------------------------------------


森の小道で網を張って獲物を待つ
ジョロウグモをみかけました



代々木公園を散歩気分で
仕事場に向かって歩いていたら
「危ないからさがって!!」
と怒鳴られてしまいました。

ふと見上げるとログハウス風の公衆トイレの屋根から
モクモクと煙が上がっています。



そこにいた公園の職員に
「火事ですか?」
と、聞いたら
スズメバチの退治だとのことでした。



たしかによく見たらスズメバチたちが
わんさか飛び回っていています。



防護服を着た人以外の職員は
みんな遠巻きに様子を見ていました。

      ・ ・ ・

ジョロウグモも大きな網を張って
獲物を待っていました。

虫たちが活発な時期ですね。

20:18 2003/09/04 記


-----------------------------------------------------



♪ちいさいあき ちいさいあき ちいさいあき みーつけた!

明治神宮で
色づきはじめたイロハモミジを見つけました。


冷夏を取り戻すかのような
このところの厳しい残暑ですが
夕方の6時ともなれば薄暗くなり
秋を感じさせられますね。

しかし、今日の東京では
夕方、分厚い雷雲に覆われ
真っ暗となり
高層ビルの後ろあたりからピカピカと雷がひかり
‘ゴジラ’でも現れてきそうな雰囲気でした。

ボクは新宿駅にいたのですが
雷と短時間に降った大雨で
山手線や中央線は動かなくなり
改札口には人があふれておりました。

お天気の神様は
遅ればせながらも
夏を味あわせてくれるわけですね。

ところでこの文を書いていてふとわからなくなってしまったのですが
上の文で太くした味あわせてくれる
味わわせてくれるかどうかわからなくなってしまいました。
味わいとか味わうという使い方は正しいですよね。

ちなみに検索でヒット数を調べてみたら
味あわせてくれるは1753件
味わわせてくれるは400件のヒットがありました。

皆さん、どっちが正解だと思います?

よかったらご意見のメールをお願いします。
(特に国語の成績のよかった方。)

20:37 2003/09/03 記


-----------------------------------------------------


もうヒガンバナが咲いていました。
その名のとおり
秋のお彼岸の時期にあわせて咲く彼岸花も
今年の冷夏で調子が狂ったのでしょう
もうしっかり咲いていました。

今日のフィールド日記で紹介した
コルチカムもふつうはもう少し後で咲く花です。

花たちも不順な天気で
本来のスケジュールを狂わされたのですから
人間の気分や生理にも
何らかの影響が出てもおかしくないですよね。

ボクの場合、例年と違う点は
海に行く気にもならずに
休みにはいつもの夏より
映画をたくさん見たことぐらいかな。



 記


-----------------------------------------------------


♪いまはー もうあきー だれもー いないー 三戸浜

昨日のトップページに
秋の海辺の散歩をしたいと書きましたが
早速、今日三浦半島の三戸浜に行ってきました。

昨日は8月最後の日曜日とあって
海の家は営業していた様子ですが
今日はもう解体作業をしていました。
海水浴場の夏は昨日までだったようです。

南の島からの贈り物を探して
ヤシの実でもないかなーと海岸を歩いていると
砂浜の真ん中で
大きなウミガメが死んでおりました。


砂浜で死んでいた海がめ

産卵のためにやってきたものか
死に場所として
生まれ故郷にやってきたのかわかりませんが
ロマンを感じる
南の島からやってくるヤシの実と違い
ちょっと悲しい漂着物に出会ったわけです。

      ・ ・ ・

そういうわけで
今日のフィールド日記は
偶然みんな“ハマ”のつく植物です。

20:40 2003/09/01 記


-----------------------------------------------------


夏草茂る

考えてみると
ボクがこのホームページをはじめてから
一年と8ヶ月近くになります。

植物に関して
話題が重ならないように
毎日三っつずつ見つけることも
最近自宅付近では難しくなってきましたが
園芸植物などを話題にして
なんとかしのいでおります。

しかし、
このトップページの話題には
行き詰ることが多くなってきました。

誰に頼まれたのでもなく
ボクは好き好んで
このホームページを続けているので
ダメだったらやめれば良いようなものですから
かんたんですが
例えば漫画家を思い出しても
長いこと新聞に連載していて
全集でそれを見てみても
毎日の漫画がみんな面白い
長谷川町子の「さざえさん」とか
平行して何本もの雑誌の連載を続けていて
その質がどれも深い
手塚治虫の作品など
すごいですね。

そうした天才たちとは
比べようがありませんが
ボクも出来る範囲で続けていこうと思います。

やっていく励みになりますので
よかったら
感想のお便りをお寄せください。

22:22 2003/08/30 記


-----------------------------------------------------


毎日いろいろなメールが来ますが
昨日は札幌に住んでいる
中学時代の友人から
卒業した中学校が取り壊しになるとの
メールが来ました。
その中学校は東京にあるのに
情報が札幌から来たわけです。

もう一通はカナダにお住まいで
僕のホームページを読んでくれている方から
ロッキー山脈のリンドウのことと
その方がかわいがっている
愛犬(ゴールデンレトリバーだそうです)の
話題のメールをいただきました。

同じマンションに住んでいて
顔を見知った方でも
口も聞いたこともない人がいたりします。

その点、ネットは
昔の同窓の友人とか
お互いに植物が好きで
ネットで知り合った方とか
距離とは関係なく
身近な感じで
情報をやりとりできるのですね。

ウイルスがあっという間に広がるとか
個人情報が知らない間に流れてしまうとか
悪意を持った中傷の場になるとか
困ったことも出てきているようですが
ネットの利点を
なるべく有効に使いたいものですね。

21:35 2003/08/28 記


-----------------------------------------------------


やっぱり咲かない代々木公園のサルスベリ

代々木公園のサルスベリの林で
花がちっとも咲きださないので
7月31日に「蕾が見当たらない」と
フィールド日記に書きましたが

幹の径が20〜30センチもある 大きな木が27本も植えられているのに
今年は一輪の花も咲いていません。

同じ環境の公園のまわりのお宅にある
庭木のサルスベリなどは
みな花が咲いています。

この地域全体が咲かないわけではないのです。

この林のサルスベリは
花の色もそれぞれ違い
個体差も個性もあるはずで
何本かの木で
ちょっとは花をつけても良いはずなのです。

素人考えですが
この林のサルスベリたちは
情報交換をして
‘ことしは花を咲かせるのはやめようぜ’
と申し合わせをしているようにみえます。

そんな感想を夕食のときに家族に話したら
中学生の息子が
自分の学校生活と照らし合わせてか
実感をこめて
「人間とおんなじだねー」
とつぶやいておりました。

21:22 2003/08/27 記


-----------------------------------------------------


盛大なブタクサの原っぱ

春にスギの花粉で苦労する人は多いようですが
僕にとっては‘ヒトゴト’ですな。

そのかわり数年前から
今の時期、
風邪もひいていないのに
はなみず〜、くしゃみ〜
に悩まされるのです。

ブタクサの花のそばにいると
とくにその症状がひどくなるので
たぶん原因はブタクサだと思うのですが
我が家の近くにある代々木公園では
ワイルドフラワーといって
一年草の種を撒いて
手をかけずにほったらかしにしている場所があり
そこがブタクサの畑のようになっているのです。


花盛りのブタクサ

そのくせ、林の下で
ミズヒキやヤブタバコやクサイチゴなどの
自生の草が茂っている場所は
徹底的に草刈りしてしまい
花を見たいのにがっかりです。


自生の植物がすっかり刈られた林の下

何を考えて公園管理をしているのか
見ていてもわけがわかりませんし
ブタクサをどうにかしてほしいですね。“クシュン”

20:16 2003/08/26 記


-----------------------------------------------------


火星が大接近というニュースを耳にしますね。

東京の都心では
晴れていても星が見えないことが多いのですが
さっき(22時すぎ)南の空を見てみると
異様に明るい赤い星が見えました。


南の空に輝く赤い星

火星にちがいありません。
この夏〜初秋にかけて
15年に一度の大接近で
明るく見えるようです。

再接近日は27日で
火星と地球間の距離は
6万年前の記録に匹敵する近さのようです。

27日だけ見れるわけではなく
明るさは9月上旬までは
横ばいの−3等星だそうです。

ふつうの望遠鏡を
三脚につけて見てみましたが
やっぱり‘光の点’としか見えません。
火星の極冠や表面模様は
天体望遠鏡じゃないと見えないようです。

去年のしし座流星群のときにも
真夜中に起きだして見ましたが
たまに家族そろって
夜空を見上げるのもいいものですね。

22:44 2003/08/25 記


-----------------------------------------------------


谷戸に咲くミソハギ


暇なときに地図やネットをつらつらと見て
まだ行ったことのない所や
見たことのないものは
なるべく行って見てみようとおもっています。

松戸の千駄掘は緑豊かな里山ですが
行ったことがありませんでした。

今は‘21世紀の森’という公園になったとのことで
今日はじめて行ってみて驚きました。

都市周辺では
もともとあった豊かな自然を残すために
公園化を進めているところが多いのですが
ここはもともとの田んぼや谷戸を
ブルトーザーで壊して
そこに盛り土して作ったようなのです。


コンクリートに覆われた人工的な公園

緑は多いのですがもとの自然とかけ離れた
ゴルフ場を見るようです。

この公園をよく知る人に聞いたところ
3メートルもの盛り土をしたそうですので
もともとの植物はみな土の下に埋まり
どうりで帰化植物がよく目に付くはずです。

これじゃあ緑の面積が広くとれたとしても
その地域の自然を守るという意味からすると
自然破壊といわざるをえませんね。

上の大きくした写真は
わずかに残った水辺で
ミソハギが咲いておりました。
昔の豊かな自然を想像して
撮影した写真です。

18:13 2003/08/24 記


-----------------------------------------------------

今年になってから
変形菌に興味を持ちはじめ
おもに明治神宮の
同じフィールドを見続けているのですが
時期により違う種類が見られ
興味が尽きません。

色の変化や形の変化が大きくて
先日その日の疑問をホームページの
‘教えてください’のコーナーに載せましたが
今日行ってみると
色が変わっており
ヘビヌカホコリだということがわかりました。


三日ほど前の8月20日に撮影して
わからなかった変形菌



今日(23日)ヘビヌカホコリだということがわかりました。

なにせ初めて見るものばかりで
次の展開が予想もつかないので
観察のコツがなかなかつかめません。

今年の経験をふまえて
来シーズンには
しっかりウオッチングしたいと思います。

      ・ ・ ・

「いやいやいや暑かったですなーしかし!」

この暑さが
米っ子の花の時期ならよかったのに
受粉の時期も過ぎ
関東地方でも
今年はお米は不作のようですね。

スイスの氷河が大量に溶け出し
フランスでは暑さによる死者が
一万人という話も聞こえてきますが
ほうぼうで農作物の収穫量に影響が出てきて
世界的に絶対量が不足したら
いくら現代文明の知恵をあつめても
フォローできないですよね。

いまのところ
日本では不景気、不景気と言われ
代々木公園の
ホームレスのテント村などは
膨らみ続けていても
飢えに苦しむ人は見かけないですけどね。

21:58 2003/08/23 記


-----------------------------------------------------


園芸種のタイワンホトトギスの花
仕事場のベランダの鉢で今年も咲きました



通信簿の5段階評価で
3は‘普通’でしょうかね。
2は‘やや劣’るで
4は‘良い’というところでしょうか

中学一年の息子と話をしていると
何を聞いても最近は
‘ふつう〜!’と
‘びみょ〜ぅ!’という答えしか
かえってきません。
そのニュアンスは
‘ふつう〜!’は3で
‘びみょ〜ぅ!’は
2ないし4を指しているわけでもなく
まして1の‘最低’
5の‘最高’の意思表示もしてくれません。

考えてみると
表現力が不足しているというわけではなく
僕とのコミュニュケーションを
めんどうがっているような気がします。

ほんの数年前には
はずむ会話をかわしていたのに
‘年頃’ですかねー?
なんだかさびしいなー。

21:55 2003/08/22 記


-----------------------------------------------------


夕暮れの空


21日はやっと夏らしい一日となりましたが
仕事場からの帰り道にふと空を見上げると
もう秋の空という感じです。

神奈川県の二宮町に住む
知人のO氏からいただいた残暑見舞いに
“8/17にヒガンバナが咲き出しました”
と書かれていました。

僕の住むあたりではヒガンバナは見ませんが
萩は咲きだしました。

夏らしい夏を味わわないうちに
せまりくる秋を感じるのは
さみしいですね。

予報によると
関東地方は今週末までは
太陽が照る暑い日となるようですが
残り少ない夏を惜しむかのように
大合唱するセミたちとともに
僕もこの週末は
夏を楽しみたいと思います。

22:08 2003/08/21 記


-----------------------------------------------------


変形菌の一種です。
ヘビヌカホコリの若い状態かとも思いましたが
図鑑を調べてもわかりませんでした。
「?教えてください?」コーナーに入れます。
ご存知の方、教えてください。



昨日、パソコンを使っていると
つい悪態をついてしまう
というようなことを書きましたが

‘つれあい’がそれを読んで
車でもそうだと言うのです。

たくさんの荷物を運んでくれて
坂道も登ってくれる車に対して
僕はいつも長い距離の運転後などは
馬の首をたたいていたわるように
ダッシュボードのメーターのわきをたたきながら
「どうどう(馬にかける言葉のつもり)
ご苦労さんだったね!」
と言って悪い言葉を使った覚えはないと言ったところ
‘つれあい’は
運転しているときに
周りの車に対してよく悪態をついているというのです。

そういえば
事故につながりかねないような
無謀な運転をしていたり
乱暴な割り込みをされたときなど
ついは腹がたち
「なに考えてんだコノバカヤロ!」とか
「追い越し車線でもたもた走ってんじゃねーよ!」とか
品性を疑われるような悪い言葉を
つい口ずさんでいるような気がします。

そうした精神状態に陥るような道具とは
なるべく近づきたくないのですが
パソコンにしても使わないわけにはいかず
車も運転しないわけにはいかず
今後は
意識して
平安な気持ちで使おうと思いますです。

21:00 2003/08/20 記


-----------------------------------------------------


蜘蛛の巣についた水滴


愛用のカメラや自転車などの
使っている道具に対して
働いてくれていることに
感謝の気持ちをこめて
「ごくろうさん」とか
「ありがとうね」とか
よく声をかけている自分に気がつきます。

しかし
思い返してみると
愛用のノートパソコンに対しては
作業を進めている最中にフリーズしたり
反応が異常に遅かったりすることがあり
「バカ」とか
「なに考えてんだコノヤロー!」とか
我が子に聞かせたくないような
悪い言葉をを浴びせることがあるようです。

今日も動作が異常で
メーカーの相談窓口に電話をかけても
今はやりのウイルスのために
何度かけても電話が通ぜず
イライラのピークに達した頃
見計らったように
何事もなかったように
治ってしまうのです。

なんだか
からかわれているようで
カメラや自転車にたいしてのような
ねぎらいの言葉をかける気がしませんよね。

(ウイルスに対しては
ウインドウズのアップデートも済ませてあり
シマンテックのウイルスチェックでも
だいじょうぶのようなので
僕のノートパソコンが不機嫌なだけのようです。)

22:46 2003/08/19 記


-----------------------------------------------------


増水して中州の草原も水の中の千曲川
長野市小島田町の更埴橋そばの河川敷にて



避暑に来たつもりなのに
朝から寒いぐらいの雨。

その雨の中、
朝からただ
東京に帰るためだけに
車を走らせるのはつまらないので
バイパスで見かけた大きなスポーツ店をのぞいたり
ちょっと雨がやむと河川敷におりてみたり
面白そうな畑をのぞいたりしました。

そして畑を耕しているおじいさんと世間話をして
エダマメをいただいたり
帰りがけ母の家にお土産お置いてきたりで
家に着いたのは暗くなってしまいました。

カーナビのついたレンタカーでしたが
カーナビというのは便利なものですね
行き当たりばったりでも
道に迷うこともなくよりみちができました。

22:55 2003/08/18 記


-----------------------------------------------------


中綱湖・厚い雲に覆われて薄暗い雨の朝
湖面の葉はコウホネです


長野県大町市では
17日は朝から雨でした。

深い山の中で
家族で雨の中で一日過ごしても
しかたがないので
予定を変えて
長野市に移動して
善光寺参りや
ウインドショッピングを楽しみました。

そういうわけで
今夜は長野市の街の中の宿です。

大町の山荘では携帯電話は通ぜず
近くの丘の上まで
夜、更新のために行ったのですが(車で)
今日は宿の部屋で
Air-Hの常時接続が使えるので楽でーす。

21:04 2003/08/17 記



-----------------------------------------------------


晴れたものの
北アルプス・鹿島槍ヶ岳は雲の中でした。
(大町市の大谷原にて)



僕にとって
長野県の大町市は
20〜30代のころ
長い時間を過ごした
かかわりの深い土地です。

この土地にはその頃知り合った
友人、知人が大勢住んでいます。

それらの知り合いはほとんど
山が好きで、自然が好きで
大町市にやってきた人たちです。

その当時、地元のひとから見れば
“よそから来た物好きな若い衆”
というわけですが
今ではそれぞれ
大町市のなかで
位置を定めて
活躍しているようです。

きょうは、
金もなかったけど
楽しかったその頃のことを
友人と話をしながら
懐かしく思い出しました。

旅先なので今日は更新時間を早めます
21:38 2003/08/16 記

-----------------------------------------------------


長野県大町市にある鹿島山荘


この写真の建物は
シラカバの森にたたずむ
しゃれた別荘のようですが
これは立て替えられたもので
昔は小さな赤い三角屋根の
小屋が建っていました。

じつはこの建物は
僕の山の仲間が皆で管理している山小屋で
長野県大町市にあります。

東京が大雨の中
出てきましたが
こちらでは晴れ間も見え
来た甲斐がありました。

明日は久々に

このあたりを散策するつもりです。

22:50 2003/08/15 記
-----------------------------------------------------

ウエブ写真展
夏の森の虫たち




羽を閉じているとコナラの幹に溶け込んでいて   開くと鮮やかな瑠璃色。
ルリタテハ





すぐそばで鳴いていて、見上げると
いました、いました。
ヒグラシ





シラカシの小さな樹液の出る穴に
頭をぶっつけあうようにしてお食事中
カブトムシの雌




明治神宮にて

21:16 2003/08/13 記


-----------------------------------------------------


細道のマンホールの蓋(夏の暗渠)


このマンホールのある路地は
我が家のすぐ近くにあり
毎日通る道なのですが
ここには記念碑があります。


「春の小川」の歌碑

ここは
“はーるのおがわはさらさらいくよ・・・”
の唱歌の生まれた場所で
かつては清らかな小川が流れ
コウホネの花やレンゲソウやスミレが咲く
のどかな小川(河骨川)だったところなのです。

明治42年(1909年)から代々木に住んでいた
国文学者の高野辰之氏が
しばしばこのあたりを散歩していて
「春の小川」を作詞したそうです。

僕はこの道を毎日歩いていて
このマンホールの蓋をみても
何の創作意欲もわきません。
「夏の暗渠」と題して
いっちょう作詞したくても
残念ながら
何にも出てこないのでした。

17:46 2003/08/12 記


-----------------------------------------------------


大雨って怖いですよね
トップページの文を転載しました

2003年8月11日
東京都 渋谷区

こないだの台風は広範囲で風雨にみまわれ
全国各地で被害がでましたね。

8月6日の夜
南アルプスの荒川岳の山小屋で
天気予報を見ていて
その台風が じわじわ近づいてくる様子を見ていました。

まだ天気は良かったのですが
7日に下山していると
次の日からは必ず悪天になるはずなのに
多くの登山者が登って来ます。

丈夫な山小屋で
台風の過ぎ去るのを待てば
命まではとられないでしょうが
途中の山道が崩れたり
増水して橋が流されたりしたら
しばらくは帰れなくなるでしょうに
のんきなものです。

      ・ ・ ・

その前の大雨では
九州の水俣ですごい土砂崩れがあり
今回の台風では
北海道で河川が増水して
人命にかかわる被害がでたりで
予想を超えた現象が起きているようですね。

最近は、今までになかった降り方で
短時間に大量の雨が降ったりしますが
ぼくは、
科学技術を過信せず
自然の恐ろしさ
水の怖さを
再認識する必要があるような気がします。

22:40 2003/08/11 記


-----------------------------------------------------


中学時代の仲間と飲酒中で
トップページはこれだけです。

僕にしてはひじょうにめずらしく
いまマージャン中です。

そういうわけで更新時間が遅れてしまいました
すいません!
では!

1:38 2003/08/11 記

追記 8:46 2003/08/11

子供のころに住んでいた
東京郊外の保谷(現、西東京市)で
毎年、正月とお盆の時期に
旧友と顔をあわせるのですが
昨夜はメンバーが足りないということで
ひさしぶりにマージャンをしたしだいです。
(ちょっと負けました)


-----------------------------------------------------


台風・ケヤキ


台風の影響で
朝から風が強く
時々ザーッと雨が吹きつけるベランダを眺めながら
ごろごろと過ごしていましたが
夕暮れも近づき
天気も回復しそうもないので
ホームページの更新写真を撮るため
しかたなくゴアテックスの雨具に身を固めて
代々木公園に散歩に出かけました。

こういう日は林の下は
風で折られた枝が落ちることがあるので
大変危険ですが
ホームレスのテント村は林の中にあります。


台風の中のテント村

様子を見に行ってみたら
住人はテントの中で台風が過ぎるのを待っているようすです。

太い枝がテントを直撃したらと心配です。


強風で吹き飛ばされそうなテント

特に風の通り道のテントは
今にも吹き飛ばされそうでした。


公園側が作ったホームレスのための水場

これだけ大勢暮らしていたら
トイレも足りないでしょうが
先日ここを歩いたときに無かった
蛇口がテント村の中に出来ていました。

こうした様子を見ていると
景気が悪く
住む場所も仕事も見出せない人が
公園で暮らすのが
既成事実になっていくような感じですね。

17:41 2003/08/09 記

-----------------------------------------------------


東京では
ザーッと雨が降ったかと思うと
強烈な太陽が顔をのぞかせたりと
いかにも
台風が接近してきているような天気でしたね。

ビニール傘を片手に
高田馬場の都営住宅付近の花を撮影したあと
新宿で映画を見たのですが
(余談ですがギリシャ系アメリカ人を描いた
‘マイ ビックファット ウエディング’という映画でしたが
ほほえましくてよかったですよ。)


映画館を出ると雨がやんでおり
コーヒーを飲んだり
ウインドショッピングをしていて
ふと気がつくと
どこかにビニール傘を置き忘れたようでした。

良い傘だったら
たどったところをつぶさにまわって探すところですが
「まっ、いいか!」
とすぐあきらめてしまう自分に
なんとなく後ろめたさを感じてしまいました。

ところで
今度の台風は
大きくてゆっくりで
気をもみますね。

23:00 2003/08/08 記


-----------------------------------------------------


下山途中通りかかったシラビソの林
明治40年ごろに伐採されて
そのとき残された切り株のまわりに
細めのシラビソの林が出来ていました。



無事に下山しました。

赤石岳・荒川三山登山、写真日記

      ・ ・ ・


5日朝、赤石小屋の正面玄関からの赤石岳

      ・ ・ ・

今回出合った動物たち


小赤石岳付近の雷鳥の親子(5日)


荒川岳のひとつ悪沢岳の頂上付近で出会った
ニホンザルの群れ
標高3000メートル以上あるお花畑で
餌を食べていました。
人を警戒して、僕が登山道を歩いていると
岩場に走って行きこちらを伺っておりました。



      ・ ・ ・

おおむね好天にも恵まれ
たくさんの花とも出会えた
良い山行でありました。

ところで
今の山はどこへいっても
おっさん、おばさん、ばかりです。

現代の若い人はほとんど山には興味がないようです。

わずかに出合った若年登山者を紹介しましょう


水場で休む‘トムソーヤ’たち
静岡市の教育委員会が主催して
静岡県の小学校高学年と中学生を対象に
グループ名を‘トムソーヤ’と名づけて
地元の高山
荒川岳を2泊キャンプで登ったようです。




草薙ダムから静岡へのバスに乗る
珍しく、運動会系、現役の大学生。
大阪の大学のワンダーフォーゲル部で
光岳、聖岳、赤石岳、荒川岳を巡る
一週間の合宿とのことでした。



帰りの東海道線内で書いていますので
学名名など未記載の部分は
後日書き足します。

21:18 2003/08/07 記



-----------------------------------------------------


明治神宮内苑の池です
マウスで書きました・おそまつ!



暑中お見舞い申し上げます。

暑くなってきたばかりなのに
季節でいうと
もう残暑見舞いの時期になってしまいますね。

夏の太陽を浴びて
米っこも
野の草木たちも
栄養を蓄えて
しっかりと秋の実をつけてほしいですね。

      ・ ・ ・

ところで今、静岡にいます。
ここ数日は好天が続きそうなので
静岡のビジネスホテルに泊まり
明日の朝、静岡駅始発のバスで草薙ダムから
南アルプスの南部の
赤石岳、荒川三山に登ります。

携帯の電波が届かないところなので
6日の木曜日の夜まで更新できません。

南アルプス南部にはじめて行くので
どんな花に出会えるか楽しみです。

では、行ってきま−す!

そういうわけでちょっと早めに更新します。
22:05 2003/08/03 記



-----------------------------------------------------


世田谷公園を散歩する人々
実はうちの子と僕の弟一家です。



弟夫婦に 9ヶ月になる女の子がいます。

母が一昨日イギリス旅行から帰ってきたので
うちの一族が集まって
母の旅行の話を聞く集いをしたのですが
話題の中心は9ヶ月の赤ちゃんでした

どんな話をしても
結局赤ちゃんのパワーが勝って
話は赤ちゃんのことになってしまうのです。

公園を散歩していても
通りかかる人が
みんな赤ちゃんに興味を持って声をかけてくれます。
赤ちゃんの持つ影響力は
すごいものがあるようですね。

22:30 2003/08/02 記
-----------------------------------------------------

東京は、きょうから夏本番です!


サルスベリの花


東京では、きょうからようやく夏本番となりました。

高田馬場の仕事場で
昼ごはんを食べに外に出たら
強烈な夏の太陽が輝いていました。

昨日書いた代々木公園のサルスベリは
今年は花を咲かせませんが
高田馬場で見かけたサルスベリは
青空を背景に
ようやく来た夏を満喫しているように見えました。

セミたちもやっと思う存分鳴いてるようでした。


カマキリの子ども

ヤブガラシの花には
小さなカマキリの子どもが餌をねらって待機しており
カメラを向けると精一杯強がっていました。

夏はやっぱりこうでなくちゃいけませんよね。

20:51 2003/08/01 記


-----------------------------------------------------


蕾がまったく見当たらないサルスベリの林


草の場合は
一年で実をつけなければいけないので
悪条件でもがんばって必ず花を咲かせますが
木は今年ダメなら来年があるさという感じで
年によってまったく花を咲かせないことがあります。

近くの代々木公園にサルスベリの林があるのですが
去年8月2日には
パチンコ玉くらいある蕾がたくさんついていました。

今年は、いつごろ咲くのだろうかと
しばらく前から蕾を探しているのですが
いくら探してもまったく見当たりません。


去年見たサルスベリの蕾(2002年8月2日撮影)
(植物図鑑より転載)



去年見た花(2002年8月2日撮影)
(植物図鑑より転載)


今、蕾が見当たらないということは
代々木公園では
今年はサルスベリの花は咲かないようです。

例えば
屋久島にわざわざヤクシマシャクナゲを見に行って
ぜんぜん咲いていなかったらがっかりですが
木の花の場合
出かける前に
その年が当たり年かどうか
チェックする必要がありますね。

      ・ ・ ・

ところで、
関東地方では長かった梅雨も
ようやく明けたようですね。

“夏本番”
どこへ行こうかなー!!

21:29 2003/07/31 記


-----------------------------------------------------


雨上がり・夕焼け空


天気予報では
一日中雨が降りそうなので
朝、仕事場に向かいながら
きょうのフィールド日記のために
ビニール傘を片手に
代々木公園の花壇の花を撮りました。

今日は園芸植物を三つ紹介します。

      ・ ・ ・

ところで、今日は予報がはずれ
昼ごろから雨があがり
帰りがけ代々木公園を通る頃には
夕焼けがきれいでした。

芝生に座って夕焼けを眺めていると
後ろから声をかけられました。
「仕事してます?」
突然突拍子もないことを聞かれたので
いぶかしく思い
なぜ僕の仕事のことを質問するのかと聞いたら
その青年はボランティアで
ホームレスの支援をしているとのことでした。

そうか、
一人夕焼けを眺めていると
僕もそう見られるのかと
ちょっとショックでした。

21:02 2003/07/30 記


-----------------------------------------------------


タマアジサイの花
昨日、庚申山に登る途中の林道で咲いていました。 



7月3日に出したクイズの問題


クイズです
この蕾は何の花が咲くでしょう。


答えはタマアジサイでした。

昨日は更新する時間がなかったので
タマアジサイの正解発表のために撮った写真ですが
(毎日その日に撮った写真を発表するという原則に反しますが)今日載せます。

メールをくださった方は皆さん正解でした。

沢のわきで出合ったタマアジサイです。
秋に黄色く色づく葉も捨てがたい
山の花の中でも僕の好きな花の一つです。

      ・ ・ ・

天気予報でも
関東地方では8月には梅雨も明けると言っていましたが
米っ子の花たちはちゃんと受粉できるか心配です。

花の時期に天候が悪いと
きっと実ることはできないでしょう。

何年か前の凶作の年は
抱き合わせで買わされたタイ米が捨てられていたり
米の販売に行列が出来たりしましたが
僕は米が足らないんだったら毎日パンでも
スパゲッティーでもいいです。

あのゴミの日に捨てられていたタイ米は
今でも思い出すとつらいですね。

とにかく
早いこと例年どおりの天候になりますように!

22:45 2003/07/29 記


-----------------------------------------------------


庚申山の岩壁
いつも水が滴っていて
コウシンソウをはじめ
いろいろな植物が見られる岩壁です



運転中です。

ホームページが出来ていないときに
工事中と表示しているサイトがありますが
僕は出かけたときには
たいてい帰りの列車の中などで
ホームページを作ります。

今回は東京でレンタカーを借りてでかけたので
今日庚申山を下山したあと
せっせと東京まで高速道路を
自分で運転して帰らなければいけないのです。

そういうわけでいま‘運転中’で
ホームページを作る時間がありません。
予定時間に更新するのはこのページだけで
フィールド日記は
明日午前中に更新するつもりです。

しかし、
長距離を移動のために車を運転するのは
時間の無駄だしエネルギーの無駄ですね。
車を手放してからそう思うようになりました。

18:03 2003/07/28 記


-----------------------------------------------------


ヨツバヒヨドリ
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい



玉原(たんばら)高原を
見下ろすようにそびえる鹿俣山へ
今日は家族三人で登りました。

宿を出る頃は快晴で日焼けが心配でしたが
上り始めるとガスにつつまれ
期待した景色も見ることが出来ませんでした。


頂上での記念撮影

そのかわり緩やかな傾斜地に広がる
ブナの原生林の中に登山道があり
ふだん触れることのない
森の精気につつまれて
うちの子も感激の様子でした。

下山後、家族は帰京して
明日、僕は庚申山に登ります。

コウシンソウで有名な山ですが
もう遅くてその花は見られませんが
他にも花が多い山なので
どんな花が見られるか楽しみです。

そういうわけで今日も更新時間を早めます
21:27 2003/07/27 記



-----------------------------------------------------


群馬県の玉原(たんばら)湿原です


今夜は群馬県の沼田にある
玉原(たんばら)にいます。

つづら折れの山道を登った上は
高原状の大地になっており
スキー場や人造湖がありますが
今日は玉原湿原を歩きました。

コバイケイソウもカキツバタも実になっていて
遠くからでも目立った花は
遅めのキンコウカぐらいでした。

そのかわり
ぽつん、ぽつんと
カキランやミズチドリなど
ラン科の花や
クロヅル、ノリウツギ、エゾアジサイなどの
木の花を楽しみました。

明日は家族三人で鹿俣山へ登ります。
ブナの原生林があるそうで
どんな花に出会うか楽しみです。

明日は山に登るので今日は早めに更新します
群馬県 玉原高原にて
21:17 2003/07/26 記



-----------------------------------------------------

よくホームページを見ていると
‘工事中’となっていて
そのコンテンツが
まだ出来ていないことがありますよね。

僕の場合、毎日更新していて
工事中というわけにはいかないのですが
きょうは先日南アルプスに行った
‘中年遊び隊’の合宿の反省会で
集合場所(なじみの飲み屋)に行ってきます。

そういうわけで
今日は‘工事中’ではなく
ただいま

‘飲酒中’

トップの文はこれだけです。

では反省会に行ってきます。

17:16 2003/07/25 記


-----------------------------------------------------


冬虫夏草・ツクツクホウシタケ
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい



オサムシタケとクモタケしか
見たことがなかった冬虫夏草ですが
今日、ツクツクホウシタケに出会えました。
・・・とは言っても実は
‘つれあい’が見つけたのでした。

僕の‘つれあい’は水遊びに川に行っても
水辺でじっと動かなくなったりします。

わけを聞くと
魚を捕まえようとしている小動物を見つけて
ずーと観察をしていたとのことでした。

フィールドにいるとそうした勘がはたらくようで
面白いものをよく見つけます。

一緒にフィールドを歩いていると
つれあいは‘見つける人’
僕は‘撮る人’と
役割分担という感じです。

22:25 2003/07/24 記


-----------------------------------------------------


今日のマゴジャクシ


6月19日の時のマゴジャクシ
フィールド日記をご覧下さい


上のマゴジャクシの写真は
6月19日のフィールド日記でベッコウタケではないかと
推測して載せたものですが
おおはずれでした。

ネットって面白いですね。

僕のホームページを見てくださった方のなかに
キノコや変形菌に詳しい方で
やはり明治神宮をよく観察している方からのメールで
‘あの倒木についているものだったら○△ですよ’
とのご指摘をいくつかいただきました。

そういうわけで訂正します。

同じ時期に
未知の人から
同じ所で同じものを見てご意見をいただくなんて
インターネットという手段がなかったら
考えられないですよね。

うかつなことは書けないのは当然として
間違いをすぐ指摘していただけるということは
正確な情報提供のためには
うれしいことですね。

なお“教えてください”のコーナーに載せた
変形菌についてのご意見は
コーナーの中に書き込んでおきました。

S氏の(菌類・偽菌類などの画像をあつめたサイトのURLです。
http://www3.sppd.ne.jp/kin/


22:42 2003/07/23 記


-----------------------------------------------------


一瞬、雲が切れて頂が見えた
南アルプス・甲斐駒ケ岳と摩利支天
仙水峠にて



ホームページをしばらく休みましたが
携帯電話の通じない山の中ですと
あきらめもついて
パソコンとは縁を切り
学生時代の山仲間とともに
のんびり過ごしてきました。




ベースキャンプを決めて
それぞれが好きなことをして過ごしました。

毎朝ジョギングをしてトレーニングしているF氏は
まだ暗いうちから頂上をめざして
甲斐駒ケ岳と千丈岳を登り、
つりのベテランのM氏は
渓流釣りの身支度を整えて
沢へ向かいました。


タイツの上にはいている短パンが
ちょっと危ない感じのつりスタイル



豊漁・岩魚8匹


大歓声の中、早速炭火焼に

僕とN氏は頂上へは行かずにカメラを持っての散歩。

最近山はご無沙汰のI氏とK氏は
初日に千丈岳登頂でがんばりすぎて
二日目はビールを友にテントキーパー
と、
それぞれ休暇を楽しんだようでした。

天候もおおむね良く
あとは帰るだけという今朝になって
大雨が降りだしました。


雨の中で長谷村営の一番バスを待つ登山者
北沢峠にて


22:36 2003/07/21 記


-----------------------------------------------------


生命力あふれるブタクサの葉


スギの花の時期は
僕はなんともないのですが
花の時期にブタクサのそばにいると
くしゃみがとまらなくなります。

みずみずしい葉を広げて
これから花芽をたくさんつけそうな
元気の良いブタクサを見ると
‘もう少し遠慮してくれないかなー’
とつぶやいてしまいますね。

さて、
この連休は18日の夜に出発して
21日まで南アルプスの千丈岳へ行ってきます。
携帯電話も入らないと思うので
次の更新は下山後の21日の夜の予定です。

なんで人の多い連休に
それも天気が悪そうなのに行くのかというと
今回は、学生時代の山仲間が集まり
大きなテントや大鍋を担いでの
同窓会気分の登山で
みなが集まるために
こうした日程になってしまうのです。

雨だったら、山ろくに張ったテントの中で
一日中、昔話をして過ごすことになるでしょう。
そういえば昔は‘停滞’といって
何日もテントの中で天気待ちをしたっけなー。

では行ってきまーす!

そういうわけで今中央高速です
いつもは11時ごろの更新ですが
今日は早めに更新します。


20:54 2003/07/18 記


-----------------------------------------------------

ウエブ写真展
蟻の視点



シロツメクサ・蟻の視点








オニユリ・花粉がつきそうだよ





蟻・木のてっぺんまではまだまだだよ





セイヨウタンポポ・出発準備完了!




      ・ ・ ・

昨日から使い始めたカメラ
ニコン クールピクス5400での接写は
ズームの広角側28ミリ(35ミリカメラ換算)で
レンズの前一センチぐらいのものが撮れます。

その視点が面白くて
今日は原っぱの中にカメラをもぐりこませたり
花にぶつかるぐらい近づいたりして
撮ってみました。

液晶ファインダーが
自由に動き
面白い構図で写真が撮れます。

カメラの機能によって
違った視点が考えられるようになるので
今後も面白い写真が撮れそうですよ。

15:54 2003/07/17 記


-----------------------------------------------------


今日からフィールド日記の写真は
ニコンのクールピクス5400を使います。

新しいカメラだけあって
シャッターのタイムラグ(押してから写るまでの時間差)
がだいぶ少なくなって
連写のスピードと枚数も多いようです。

最近のこうした技術の発展は驚くばかりで
いま最新型でもしばらくすると
陳腐化して見劣りするようになりますが
そのつど自分の使い方で
一番適した機種はなにかと
選択するのが一苦労です。

一眼レフタイプも高性能で
値段も手ごろになってきましたが
デジカメをサブカメラとしてつかっているので
まだ僕にとっては大きすぎます。
それと後ろの液晶で
構図が見られないのは
コンパクトタイプよりも不便ですね。

クールピクス5400で
接写などこれからいろいろ試してみて
使い勝手などを
またご報告します。

22:48 2003/07/16 記


-----------------------------------------------------



(携帯電話のカメラでの撮影)




(携帯電話のカメラでの撮影)


昨日、山形県の月山の
ブナの森を歩いたのですが
今日はずいぶん移動して
福島県の会津で
ブナの原生林が残っている
博士山に登りました。

だいぶ離れた所にある
二つのブナの原生林をれんちゃんで見てみると
ずいぶん感じが違います。

会津のブナは幹の色が黒っぽくて
ずんぐりした感じです。

同じブナの木なのですが
降雪量や湿度の関係でしょうか
会津のブナは幹にコケや地衣類が
たくさんついているのです。

下草の様子や
ブナ以外の木の種類なども
ずいぶん違っていました。

それはさておき
このホームページを読んで下さっている方は
昨日は月山に登り
今日はなぜわざわざ移動して
会津の山に登るのを
不思議に思われるかもしれませんが
今日は会津は晴れそうだったので
登ったわけです。

なぜそんなに登りたいのかというと
来年の7月の某雑誌の
特集ページで
森の山の案内記事の取材をたのまれて
7月中に登らなければいけない山の
リストをこなすためだったのです。

理由はともあれ
けっこう疲れたけど
場所の違うブナの原生林を
続けて観察できて
すごく面白かったですョ。

そういうわけで
帰りの東北新幹線
マックスやまびこの中で書いてます。
(パソコンだから打ってますですね)

20:15 2003/07/15 記


-----------------------------------------------------


月山のブナ林
(携帯電話のカメラでの撮影)



昨日は天気がよかったので
まず頂上に行っておこうということで
車で標高の高いところまで上がり
それから登りました。

ブナ林も歩きたかったので
今日は下のほうから
ブナの原生林の真っ只中の登山道から
月山の隣の姥ケ岳に登りました。

この写真はそのブナ林で撮ったのですが
携帯電話のカメラもよく写りますね。

昨日はアップ写真のピントが悪く
失敗しましたが
今日は一眼レフ用の
レンズの先につけるクローズアップレンズと
いつも使っているルーペを
携帯電話カメラの小さなレンズの前に
手であてがって撮って見ました。

今日のフィールド日記に載せた
ミツガシワのアップなど
けっこうよく写っていたので驚きました。

      ・ ・ ・

さて
明日は大きく移動して
福島県・会津の‘博士山’に
またまたブナ林を見るために登るつもりです。

磐梯山サービスエリアにて

21:56 2003/07/14 記
-----------------------------------------------------


月山の雪渓、遠くに見える山並みは朝日連峰です。
(携帯電話のカメラでの撮影)



今回の取材でも
フイルムを使う一眼レフカメラは
ブローニー判のカメラも含み
3台持ってきましたが
デジカメは400万画素のコンパクトタイプ一台です。
そして、月山登山中
アクシデントが起きたのです。

アクシデントの内容を述べると長くなるので
結論だけ言うと
デジタル写真が撮れなくなってしまったのです。
イコール、
今日のホームページに写真が載せられないわけで
急遽、今日の写真は携帯電話のカメラで撮りました。

何カットも撮ったのですが
ピントあわせが出来ないパンフォーカスのカメラで
中距離や遠距離は良いのですが
近づいて撮ったものはみんなピンボケでした。

それとホワイトバランスがうまくいかず
変な色になってしまったのもあります。

修正せずにそのまま載せます。

写真家としては恥ずかしいのですが
ご笑覧くださいませ!

山形県西川町の月山の山ろくにて

21:36 2003/07/13 記

旅行中なので
きょうもいつもよりも早い時間に更新します。
13日のトップページのコメントは
フィールド日記の方へ入れました。


-----------------------------------------------------


クイズです
昔、冨山の薬売りがおまけにくれた
紙風船みたいなこの蕾は何の花が咲くでしょうか?
正解はこのページをずーとしたにスクロールするとわかります。




最近、大雨が降らないまでも
出かけると天気があまりよくなくて
東京にいると晴れという
まずいパターンに陥っています。

今朝の天気予報では
関東以南では
日曜からしばらくは
雨を覚悟しなければいけないようですね。

13日の日曜は北海道や東北地方では
梅雨前線からはみ出していて
好天が期待できそうです。

近々山形県の月山に行くつもりだったのですが
明日はかろうじて
梅雨前線の範囲外で晴れてくれそうです。

チャンスだとばかり、
急遽思い立ち
今、16時36分東京駅発山形新幹線‘つばさ’の車内にいます。
郡山あたりを走ってます。

明日のフィールド日記は
月山の花を紹介できると思います。

17:55 2003/07/12 記

そういうわけで
きょうはいつもよりも早い時間に更新します。
12日のトップページのコメントは
フィールド日記の方へ入れました。



































































































正解はキキョウでした。


















-----------------------------------------------------


明治神宮で今年も咲いたマヤラン
この花の説明は去年紹介しましたので
バックナンバー2002年7月1日をご覧下さい。



今日仕事場へは
明治神宮を通るコースを通って行ったのですが
いつものように森の中を
なにか面白いものないかなーと
上を見たり下をみたりして歩いていると
ことしはクモタケがたくさん目につきます。

クモタケは‘冬虫夏草’の一種で
地面の中の蜘蛛から茸が生えてくるのです。


クモタケ

今年はとくに当たり年なのか
冬虫夏草の
‘クモタケ’や‘オサムシタケ’をたくさん見ます。
(クモタケについては2002年7月2日のフィールド日記をご覧下さい)

他にも冬虫夏草はたくさんあるのですが
僕は見つけられません。

知らないものは
しっかり図鑑で色や形を頭に入れておかないと
フィールドでも目に入ってこないわけですね。

22:31 2003/07/11 記


-----------------------------------------------------


週間天気予報では
中部から東北地方にかけて
傘マークだらけです。

山に登る予定をたてているのですが
こんな調子ではいけそうにありません。

しかし昨日も今日も東京では
曇り空ながら雨がほとんど降らないのです。

よし!
行ってみて降ってなければしめたもの。

とにかく出かけることにしました。

そういうわけで
今、18:30新宿発の中央線
特急‘あずさ’の車内です。

明日は奥秩父の笠取山から雁峠へ登るつもりです。

登り口まで行ってしまえばなんとかなるだろう!
少々の雨が降っても
登っちゃおって気分になるはずです。

19:12 2003/07/09 記

そういうわけで
きょうはいつもよりも早い時間に更新します。
9日のトップページのコメントは
フィールド日記の方へ入れました。


-----------------------------------------------------


旅をしていると
コンクリートのセンスの悪い公衆トイレだとか
野ざらしの競技場だとか
山の中の誰も通らない舗装道路を目にします。

今日はいつも通る道で
代々木駅の近くの小公園の工事が終わり
その入り口を見てびっくりしてしまいました。




よくこうした入り口では
歩行者以外のバイクなどが入れないように
柵が作られていますが
この入り口の柵は
隙間が5センチぐらいしかなくて
足も通りません。

この公園に入るには
入り口のこの柵をまたがなければならないのです。

こうした工事をする職人もバカですが
これで完了として
工事代金を払うお役所も無責任ですよね。

この公園のことなど些細なことですが
日本の国の国債と借入金、政府短期証券をあわせた
国の借金は668兆7605億円だそうです。
その中には公共事業と称し無駄な出費が多いはずで
日本人の人口でわると
一人当たり555万円にもなるそうです。

人の財布を当てにして
ルーズに散財している政治家やお役所の尻拭いは
誰がやるのでしょうかね。

22:55 2003/07/08 記


-----------------------------------------------------


毎年、七夕の日は
雨か曇りで星が見えた記憶がありません。

それもそのはず
梅雨の真っ最中なのですからね。

本来の七夕は旧暦で
約、一ヶ月後のようです。

そうした梅雨の真っ最中の雨の月曜日、
仕事場に向かう前に
フィールド日記の写真を撮影しなければと思うと
我が家のベランダにおいてある植物に目が向きます。

そういうわけで、
きょうはベランダの水槽のコウキクサと
プランターで育てているコモチマンネングサ、
最寄の駅の小田急線の参宮橋のホームの
石垣にたれさがっていて
電車を待つ間にちょっこっと撮影した
ヘデラ・へリックスです。

毎日、
まだ載せていないものを紹介したいと思っていますが
不思議と見つかるものですね。

20:49 2003/07/07 記


-----------------------------------------------------


タイミンチク
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい



目黒区と品川区にまたがる
以前林野庁の林業試験場が
筑波研究学園都市に移転して
今は都立の‘林試の森公園’となっています。

そういうわけで
試験場のころ植えられた
珍しい木がたくさんあります。

今日は特に撮りたいものがあったわけではなく
そのそばにあるカメラ店をのぞくのとセットで
折りたたみ自転車で散歩気分で行ってきました。

上に載せたタイミンチクの写真を撮ろうと思い
じーーっと見ていたら
通りかかったおじさんが
「七夕に丁度良い竹だよね」と話しかけてきました。


帰りがけに町で見かけた七夕の飾り

そういえば7日は‘七夕’ですよね。

地味な竹を一心に見ていた僕が
ものほしげに見えたのかもしれませんね。

21:38 2003/07/06 記


-----------------------------------------------------


ムラサキホコリの仲間の子実体か


寝坊して遅めの朝食をとり
中学一年の息子を誘っても
即、断られてしまったので
つれあいと2人で変形菌を見に
明治神宮に行きました。

今日はたくさん見つかりました。
面白くて気がついたら2時です。
お弁当も持っていかなかったので
今日の写真は腹ペコで撮影しました。
形が面白いので
たくさん載せますけど見てくださいね。

どれも種名がわかりませんが
みんな標本を採ってあるので
後日わかったらお知らせします。

      ・ ・ ・


ホソエノヌカホコリ?の子実体


上のようになる前の状態

      ・ ・ ・


エダナシツノホコリ?の子実体か


朽木に生えている様子


透明な液状に見えるものはエダナシツノホコリ?の変形体か

      ・ ・ ・


ツノホコリの仲間かな?

      ・ ・ ・


よくあるんだけどわからない子実体

      ・ ・ ・


柄の先に3〜4コの頭がついた子実体


前に見た黄色のものとは違う感じの変形体

22:10 2003/07/05 記
-----------------------------------------------------

夕方、仕事場からの帰りの
けっこう込んでいる山手線の中で
僕のまわりにいる
6〜7人の人たちが偶然にも全員
一心に携帯電話でメールを打っています。

最近、そういう光景をよく目にするので
携帯電話嫌いの僕も
どういうものかと思い
ドコモのiモードの最新のを買ってしまいました。

ソニー製のSO505iという
130万画素の写真も撮れる
コンパクトデジカメみたいなやつですが
使ってみたらけっこう面白いですね。

撮った写真をメールにつけて送ることが出来て
それがよく写るんですよね。

フィールドでわからない植物などを見つけたときに
その分野に詳しい知り合いに
“これなんだかわかるー、教えてよー!”
って具合に
写真をつけて送って
すぐ教えてもらえたら面白いですよね。

聞かれるほうは迷惑か!

21:27 2003/07/04 記
-----------------------------------------------------


クイズです
この蕾は何の花が咲くでしょう。



ひさびさにクイズです。

このボールのような丸い蕾はなんでしょうか。

ヒントです。
ユキノシタ科の木で、
この仲間の中では唯一、
大きな苞(カバー)に包まれていて‘ 玉 ’のようですね。

おわかりになった方はメールをください。
正解の方にも不正解のかたにも
返信メールをします。

      ・ ・ ・

今朝、メールチェックをしたら
高尾の主のA氏から
「今日キバナノショウキランを案内するから
来られたし!」
というメールが来ていました。

うーん!
と、しばし考えました。
人と会う約束もありましたが
天気はなんとかもちそうです。

約束を変更して、
行くことにしました。

やっぱりデスクワークよりは
外のほうがいいですものね。

A氏は僕の植物の先生ですが
鳥の専門家でもあり、
同行の女性二人は
蝶に詳しい方々で
道々普段気づかないような
鳥の声とか飛んでいる蝶についての
講義をうけ
得した一日でした。


教えてくれた蝶の一つです。
サカハチチョウの夏型
タテハチョウ科
Araschnia burejana
夏型の模様は逆八の字型のもようから
名づけられたそうです。
幼虫の食草はイラクサ科のコアカソなどのようです。


22:59 2003/07/03 記


-----------------------------------------------------


今年も咲いたタシロラン


去年は花がみな早く咲いて
タシロランも
フィールド日記で6月24日に紹介したのですが
今年もいよいよ咲きだしました。

全国的には数が減ってきており
絶滅危急種とされていますが
明治神宮ではだいぶ増えてきています。

東京周辺にお住まいの方は
一見の価値がありますので
行ってみてください。

ないしょですが
明治神宮にある明治神宮会館前の
大型バスがとまる広い駐車場の
代々木側の森の下で見つけられると思います。

葉緑素をもたない腐生ランで
掘りとっても育てることは出来ないし
貧弱で花も地味なので
持って帰る人はいないでしょうから
教えちゃいます。

      ・ ・ ・

今日見た変形菌です


毛糸のような感じの子実体


半透明な変形体


おととい見たときには枝のついたツノホコリのようだったもの

21:57 2003/07/02 記


-----------------------------------------------------


トウモロコシ
この写真についてはフィールド日記をご覧下さい



このところ仕事場へ向かう時には
変形菌を見るために明治神宮を通っていたのですが
今日は代々木公園でも見つけられないかと思い
連れ合いと2人で
早めに家を出て
公園内を探しながら歩きました。

古い倒木のところでは
夫婦2人でしゃがみこんで
木の幹をルーペで観察したのですが
人のいないフィールドではいざ知らず
人通りの多い公園では
通る人が怪訝そうな顔をしているのがわかり
ちょっと恥ずかしかったですね。

こないだの日曜日には
変形菌が面白いので
中学校の一年生になる息子に見せたくて お弁当を持って明治神宮に親子三人で出かけたのですが
息子は「なにそれー!きもいー!」と言って
変形菌のところに近づこうともしないのには
がっかりでした。

“おもしろいのになー!”

21:38 2003/07/01 記


-----------------------------------------------------




フィールド日記バックナンバー
植物図鑑

ホームを開く