フィールド日記
クイズ・虫の名がつきます
&‘大丈夫’を連発する少年
トップページの文を転載しました。
2003年5月27日
東京都 渋谷区
今日もクイズを出します
何の蕾でしょうか。
ヒント・虫の名がつきます。
我が家のそばに生えているので
咲いたら花をお見せして
正解を発表します。
お分かりの方は
メールをください。
お返事を差し上げます。
(★正解は5月31日に載っています。)
今日の昼ごろのことですが
見通しの悪い
住宅地のなかの交差点を通りかかったら
タクシーと前かごがひしゃげた配達用のバイク(カブ)があり
そのタクシーの運転手と17〜8才ぐらいのそのバイクの少年とが
なにやら話していて
青年のひざあたりズボンに血がにじんでいて
運転手は一万円札を青年に渡そうとしているところでした。
事故直後のようすで
お金を渡してその場を立ち去ろうという
運転手の魂胆を察して
聞いてみたところ
やはり警察には連絡していないようで
一方通行を知らずに逆送してきたタクシーが
優先道路を直進中のバイクにぶつかったようでした。
少年はひざから血をにじませながら
「大丈夫です、大丈夫です」を連発します。
おどろいて僕が110番通報をしました。
うちの子が小学校の三年のころ
青信号を渡っていて
一緒の友達が右折の車にぶつけられ
軽い怪我ですんだものの
まわりに他の大人もおらず
その運転手は「大丈夫かい?」と聞き
その子は、「大丈夫です」と答え
怪我の様子を見ているのにその運転手は
「気をつけるんだよ」
と言って立ち去ったとのことでした。
大人の犯罪的な態度もさることながら
子供も車にぶつけられて、怪我して
親に“おこられてしまう”ということが頭に浮かび
とっさに
「だいじょうぶです」
という返事をしてしまったのでしょう。
よく、
‘人様に迷惑をかけないような人間に育ってほしい’
という親の言葉を聞きますが
ぼくは人間同志、お互いに
迷惑もかけ合い、かかわりあうものだと思うのですが
‘人には絶対迷惑をかけられない’と
ピリピリしている若い子の様子をみていると
痛々しい感じがしてしまいます。
小さい頃から
もっと自分の“人格”を自覚して
自分を大事にして権利を主張できるように
子供と一緒に考えたほうが良いような気がしますね。
22:02 2003/05/27 記
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