フィールド日記

これでホームの事故は防げる!
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2003年4月28日
東京都 新宿区

大勢の人が乗り降りする
JR高田馬場駅は
ホームが狭くて
ラッシュのときなど
高速で入ってくる電車に
身の危険を感じます。


JR高田馬場駅

去年、隣の新大久保駅で
落ちた人と
その人を助けようとした2人の
計三人の男性が死亡する事故がありましたが、
近くに点字図書館がある高田馬場駅でも
以前、
盲人が転落して亡くなるという事件があったようです。

狭いホームで
大勢の人が乗り降りする様子を見るにつけ
確率として
かならずまた事故がおこると思います。

ところで、おととい
はじめて千代田線の北綾瀬駅で降りたのですが、
ホームに塀のような境がありました。


点字タイルと電車の隙間の薄い‘塀’


一緒に閉まる‘塀’の扉。

電車の扉の開閉と同時に
この‘塀’の扉も連動して開閉します。


‘塀’の扉が閉まり電車が走り出した。

神戸の新交通システムの駅などでは
はじめからホームに扉をつけてありますが、
これは普通のホームに
あとから取り付けたような感じです。

このような仕組みだったら
前もって作っておけば
終電のあと
夜中のうちに取り付けることが出来そうです。

再び新大久保のような事故が起きる前に
こうしたものを
取り付ければいいと思いますね。

21:05 2003/04/28 記


      ・ ・ ・

このコメントに対して
翌日29日に鉄道の知識が豊富なI氏からメールをいただきました。
そのまま掲載します。

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駅のホームの塀と自動開閉扉だけど、他にもあるよ。
1.都営三田線・営団南北線と東急目黒線
・・・3路線は相互乗り入れしている。
車両には運転手1名のみで車掌はいない。
2.東急池上線
・・・自動開閉扉ではなく、ポールと光電管で遮断している。これも運転手1名のみ
で車掌はいない。

1・2とも、車掌の役目(車両の扉開閉等)を運転手が代行している。
尚、運転手は発車ボタンを押すだけの車両が増えてきて、運転する感覚ではなく、
「退屈」との戦いと思う。

JR等では、新大久保事故以後に、ホーム下に黄色のアングル材で「脱出用足場」を設
けている。

それとホームに「緊急停止ボタン」があるけど、長いホームなので、気が付いてから
探すのでは遅れる。

先頭車両で見ていると、ホームに入ってからブレーキを掛けているので、線路上に人
がいるのに気が付いても、直前で止まる事は不可能。

狭いホームでも特に「階段」「エスカレータ」廻りでは特に狭く、工事中もこの部分
に集中している。

あんなこんなを考えると、壁と自動開閉扉は「必需品」「基本設備」であり、その設
備費用は車掌の人件費で「ペイ」しているようであるが、別物と考えるべきであると
思う。
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