フィールド日記

正月の飾り・長野編

2003年1月3日
長野県 長野市


善光寺参道・宿坊の玄関の飾り
(うかつにも撮影中の僕の姿がガラスに映ってしまいました。)


昨年暮れから
散歩していて印象に残った正月の飾りを
いくつか紹介したが
今日は長野市を歩いていて
ほかでは見なかったものがあったら紹介しようと思っていた。

やはり、所かわれば・・・
というわけで、
善光寺参道の宿坊の玄関先は
通りがかる参拝客の目を意識してか
競って飾りつけが派手だ。
金屏風を前に鏡餅を飾り
この寒いのに障子を開けてあった。
まるで"千と千尋の神隠し"のあの風呂屋の雰囲気だ。


わらの真ん中が何か入っていそうに膨らんでいる飾り。

上の写真の玄関飾りや松飾は
わらの真ん中が膨らんでおり
まるで納豆が入っているようだ。


わらの亀がつけられた門松

この門松は他の地方のものとは
取り立てて違いがないが
わらで作った亀がとてもよく出来ていた。

昔はどこの農家も
わらで縄、むしろ、米俵などを編んでいたそうだが
今、そうした技術を受け継いだ
若い人は皆無といっていいだろう。

こうした正月の飾りも
もう何年かすると
見られなくなるかもしれないな。

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