フィールド日記

イイギリ
ヤナギ科(←イイギリ科)
Idesia polycarpa
2002年12月26日
東京都 新宿区
山渓ポケット図鑑「春の花」 434頁,「秋の花」 699頁




独特の樹形


実を食べるヒヨドリ

山手線の車窓からみえるイイギリが派手で
新大久保駅で途中下車して木のところへ行ってみた。

林の中に生えているイイギリの実は
今頃はほとんど実をおとして冬木となっているが
この木はまだたくさん実をつけている。

林の木は実をつけた房ごと落ちることが多いが
この木の下は房からはなれ粒だけが落ちている
木には実をおとした房の茎が残った枝が見える。

同じ種類でもだいぶ様子が違うのは
開けた環境に生えているためなのか不思議だ。

イイギリの樹形は独特の斜めに太い枝をまっすぐに伸ばすが
独立して生えているこの木はその様子がよくわかる。

東京にお住まいの方は
新大久保から高田馬場への右側の車窓から
ロッテの工場の前あたりに見えるので
乗る機会があったら見ていただきたい。

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