フィールド日記
ミズヒマワリ
キク科
Gymnocoronis spilanthoides
2002年10月 3日
東京都 江東区
過去に撮影したデーターを見てみたら
1998年7月4日にこの花をはじめて撮っていた。
練馬の井頭の湧き水の水辺で咲いていたこの白い花は
名前を調べるのに苦労した覚えがある。
植物図鑑をかたっぱしから調べても
園芸図鑑、帰化植物図鑑、水生植物の図鑑、
などなどどれを見ても載っていないのだ。
そんな中でアクアリウムプランツ(水槽で鑑賞のために育てる水草)の本の一冊に
花の小さな写真が載っていてやっとわかったのだ。
その本は 山田 洋著 「水草図鑑」 ハロウ出版社 という小さな図鑑だった。
水の中で育つ場合、まったく違った様子のまさに水草の葉で
花の写真が載っていないほかのアクアリウムの本ではたどり着けなかったのだ。
この植物は南米原産でアクアリウムの世界では
市販名ギムノコロニスまたはジャイアント・グリーン・ハイグロ
と呼ばれ、商品として流通しているようだ。
そうして育てられていたものが逃げ出して
方々に帰化しているのだろう
その後別のところでも何度かこの花を見かけた。
今日は木場公園の帰化植物園の池で出会った。
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)