鈴木庸夫の自然を楽しむ トップページ バックナンバー 2002後期

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植物図鑑

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日高神社の狛犬・個性的ないい顔です。

岩手県の水沢市にいます。
やっぱりというか、当然と言うか
寒さが厳しく
風の無い晴れた日の散歩でも
耳が痛いほどです。

そんな中、大晦日の今日
水沢火防祭で有名な日高神社に行ってみました。


今夜の元旦の備えを終えた日高神社

午前零時に縁起のしゃもじとミカンを配るようで
大勢の人が来るのでしょう
雪かきなどの準備はもう万端でした。

ところで東北北部の
正月の飾りは何を使うか興味がありましたが


門前にかける正月のかざり

住宅の紋などに飾られている松飾は
シンプルで
わら、松、紙で作られています。

料亭や大きなお店の前には
立派な門松が飾られていました。

やはり東北北部には自生しない
ウラジロ、ユズリハなどは見当たらず
その代わりにナンテンの赤い実が添えられています。
そして枯れ枝が刺されており
造花の梅の花がつけてありました。




造花の梅の花

今年も今日で終わり!
このトップページだけ
早めに更新します。

14:17 2002/12/31
水沢市郊外の小さな喫茶店にて。

良い年をお迎えください。

2002.12.31
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明治神宮の特大お賽銭(箱)スペース
明治神宮でも正月の準備は万端のようです。
よく行くところですが
正月にはいつもどこかへ出かけていて
行ったことがありません。

想像を絶するほど
多くの人が押し寄せるのでしょうか
準備のぐあいが万全で
いくら人が来ても大丈夫という感じです。

上の写真の白い部分は
賽銭を放り込むスペースです。

ギネスに登録したら
世界一になりそうな
賽銭(箱)スペースだと思いますね。

ところで今、
東北新幹線車中で
岩手県水沢市に向かって
移動中です。

明日からは
向こうの正月前後の様子を伝えたいと思います。


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子供には
失敗したことを教訓に
つぎからは同じ間違いをしないようになどと
えらそうな説教をしてしまいますが
わが身をふりかえると
いつも同じ失敗をくりかえしてしまうようです。

年賀状は毎年ぎりぎりまで手がつかず
今年も昨日からやりだしました。
それも、先ず住所録の整理から始め
それから版画の図案を考えて
文房具屋へは材料を
郵便局には年賀はがきの買出しです。

例年あと3日早くやっていたらと悔やむのに
かならず同じパターンです。

そういうわけで
今夜は夜なべ仕事かな?

2002.12.28
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自由学園・明日館


明日館の中にかけられていたリース。

上の写真の建物は
豊島区の目白にある自由学園の明日館です。
この設計はフランク・ロイド・ライトと
その弟子の遠藤新が手がけており
帝国ホテルなど
ライトが手がけた他の建築物がなくなり
いまでは国の重要文化財に指定されています。

築後約80年がたっていますが
平成13年9月に保存再生工事がおこなわれました。

昔、ここは幼児生活団という幼稚園があり、
僕の通っていたところなのです。

クリスマスイブの今日
ふと子供のころのことを思い出して
この場所に来たくなったのです。

幼稚園でクリスマスパーティーがあり
サンタクロースが園児たちみんなに
プレゼントをくれたのを思い出します。

僕は、明るい緑色をしたキリンのぬいぐるみと
手編みの毛糸の帽子をもらいました。

それからだいぶたち
小学生になってから
母がそのぬいぐるみを作っている
父の撮ったスナップが出てきたので
サンタがいないとの確信をもった覚えがあります。

クリスマスイブの今日なんとなく
その場所が見たくなって来てみたら
昔どおりの講堂がありうれしくなりました。



ガラス窓の様子も思い出します。



特に部屋の中からの窓の格子の印象ははっきりと頭に残っていました。



真ちゅう製の昔のドアノブなどは
古い丸ビルなどの物にくらべて安物のようですが
使い続けいるものの味わいはいいものですね。

隣には昔はなかった売店ができており
中に入ってみると
クリスマスカードやぬいぐるみが売っておりました。

なんだか、昔サンタからもらった
あのグリーンの
キリンのぬいぐるみがありそうな気がして
つい探してしまいました。

   ★メリークリスマス★



その店で買ったクリスマスカード


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飽食のハトたち

夕暮れ時の新宿中央公園を通りかかると
ドバトがたくさん集まって餌を食べています。

ハトの群れの中で
中年の女性が中心になって
パンの耳をやっています。

その量がものすごいので驚いてしまいました。
通りかかった親子連れの子供の
「あっパンだ!」
という声もします。

餌を撒いたひとは
足早に立ち去りましたが
このあとどうなるのか
僕はしばらく様子を見ることにしました。

上の枝では
カラスの群れがみおろしています。



ハトよりも強いカラスが
降りて一緒に食べないのは
カラスのプライドが許さないからでしょうか。


そそくさとパンをくわえて立ち去るカラス。

ハトの群れからはみでているパンを
カラスはときたま降りてきてくわえていきます。

あまりにも大量だったので
ハトたちも食べきれず
次第に飛び去っていきます。

そうなると
雀たちがやってきました。


ハトの去った後に来たスズメ。

それでも 残っています。

そういえばここらのドバトはふとっていますが
外来種のドバトが増えて
自然界にどんな影響を及ぼすか考えながら
薄暗くなるまで
餌が残る様子を見ていて
なんか釈然としない思いが残りました。

2002.12.23
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昨日の続きで
また代々木公園のことを書きます。

近所のフィールドとして
よく足を運んでいると
植物や生き物たちの様子のほか
公園の管理のようすなども見えてきます。

代々木公園では
子供たちが遊べる
自転車コースがあり
無料の自転車貸し出し所があります。

そこでは以前から、
貸し出し係りの人が育てていた
ニワトリとウサギがいて、
うちの子などは
そのニワトリを見るのを
散歩の時の楽しみにしておりました。

最近その飼育小屋がなくなっていて
動物たちを見かけないので
どうしたのかと
貸し出係りの人に聞いたところ
それらの動物たちは
もともと係りの人たちが
好きで飼っていたもので
管理事務所の本部にメールで
"(狭いところで)動物たちを飼っていのは動物虐待だ!"
という抗議が届き、
事務所側に
ニワトリは人目につかないところにある
使っていなかった
カラス捕獲用の檻に移すように言われ
その檻で一月もたたないうちに
死んでしまったということでした。

その後自転車を借りに来る
何人もの子供たちから
動物たちの行方を聞かれ
返答に困ったそうです。

ウサギの行方は聞き逃しましたが、
動物たちが目の前から消えて
抗議をうけることはなくなったわけですが
ニワトリの死期を早めてしまったのは
確かなことだと思います。

僕は、
それまで長年飼っていた動物にたいして
飼うのをやめるというほうが
よっぽど動物虐待だと思いますね。

2002.12.22
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土砂の上に見える小魚の死骸。

代々木公園を歩いていると
傾斜地に水を含んだ土砂が
まるで土砂崩れのように
2〜30メートルにわたり斜面を流れ下り
たくさん捨てられています。

よく見ると
死んだ小魚が見えます。



その真ん中にソメイヨシノの大木が倒れていました。



冬芽を見てみると
細枝もみな元気で
枯れて倒れたわけではなさそうです。


倒木の枝には蕾のついた冬芽がたくさんついている。

斜面に生えていた木の根もとに
水分を多量に含んだ残土をたくさん捨てたことで
根元の地盤が緩み木が倒れたようでした。

倒れた隣に生えているソメイヨシノも
根元に土砂が積まれ
幹が傾いてきていますので
きっとこの木も倒れてしまうことでしょう。


根元に土砂が積まれ傾いているソメイヨシノ

公園内の人工池の浚渫のことは
九日前の12月12日のフィールド日記に書きましたが
この土砂はこの浚渫のときのものです。

夏には水辺をあるいていると
たくさんのメダカなどの小魚や水鳥が見られた池が
その後12月16日には乾いたコンクリートむき出しの
洗ったプールの底のようになっていました。


12月16日撮影。乾いたコンクリートの底が見えた。

例年、
この時期に池の浚渫をしているようですが
残土はどこかに持ち去っていました。
ことしは残土処理代を惜しんだようで
公園内に捨て、
そのためにソメイヨシノの大木が倒れ
生き物たちのたくさんの死骸を見させられました。
この池の住人で生き残ったものは
土の中で冬眠中の亀と
飛んで避難していた鴨たちくらいなものでしょう。


また水がはられた池。

池にはもう水が張られています。

水鳥の足にくっついてきた
水草や水生植物の種、小魚の卵。
トンボなど昆虫が飛んできて生んだ卵。
たった一夏で
それらの自然のはぐくみで
ゆたかな生物層を見せていた池が
もう生き物がまったくいない
水溜りとなってしまったと思うと
なんだか涙が出てきてしまいました。

2002.12.21
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ラベンダーのふたば

12月のはじめごろ某出版社から
ラベンダーの発芽の写真がないかという
問い合わせがありました。

撮ったことはないし
撮ろうにも
いまは芽の出る時期ではないのですが
相手の探しあぐねている様子に
室内で種を植えれば発芽するだろうと思い
時間の余裕があれば撮りましょう
と気楽に言ってしまいました。

さっそく種を買い込み
その日の晩には鉢に植えつけました。


日の当たる窓辺に置いた鉢。

毎朝、毎晩水をやり続けましたが
芽の出る気配はありません。

十日ほどたった頃に
先方には「まだ出ません!」との報告をしました。

それからは、毎朝水をやるときには
祈るような気持ちです。
まさに"となりのトトロ"の
サツキちゃんやメイちゃんの心境です。

昨日の朝、種をまいてから16日が経過して
まだ変化がなかったので
昼、仕事場でしかたなく先方にメールで
「まだまだ出ません」と、経過報告を送りました。

そして昨晩もいつもどおり
帰宅してからまず鉢を覗き込みますと
な・な・なんと、
芽が出ているではありませんか。

上の写真は今朝さっそく撮ったラベンダーの芽です。

こんなちっぽけな芽ひとつ出ただけで
今日は僕はシアワセです。

2002.12.20
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街灯とプラタナス。(文京区白山)

見知らぬ街を歩くのは楽しいものです。

打ち合わせの帰りに
小雨がぱらついてはいましたが
小説や江戸時代の歴史書によく出てくる地名が多い
文京区の小石川あたりから白山、
千石、巣鴨までを歩いてみました。

途中白山通りの白山のあたりでは
プラタナスの並木が続いています。

まだ葉が残った木がありますが
葉の残り方が不自然です。

よく見ると街灯の
光の当たる側ばかりに葉が残っています。

上の写真の右の木などは
長年街灯の光の当たる側の育ちが良かったせいか
枝の長さもアンバランスでした。

しばらく歩くと
街路樹がイチョウになりました。


イチョウの街路樹とすぐそばにある水銀灯(文京区本駒込)

街灯とイチョウの木の様子を
道すがらずっと見て行っても
光の影響はないようです。

イチョウは夜の光には左右されず
気温かなにか別のセンサーで
秋を感じて葉を落とすのでしょうね。

2002.12.19
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一昔前、ポケットベルが出始めた頃
外回りの営業マンが
リモートコントロールされているようで
困った道具が出来たものだとあきれましたが、
今の携帯電話はそれどころではないですね。

僕も持ってはいますが
普段電源は入れていません。
人にも番号を教えず
待ち合わせなどのときには教えますが、
後日用があるときでも
携帯にはかけてくれるなと念をおします。

僕の携帯の用途は
山の下山口でタクシーを呼んだり、
出先でホームページの更新をしたり、
こちらからかけるのが主です。

もともと電話は嫌いですが
外出中にのべつ
電話を受ける体制でいることなど
考えただけでもぞっとします。

ところで最近、
カメラ付きの携帯がはやっているようですが
仲間うちで遊びの道具として
使っている分には良いでしょうが
そのうちムービーなども使えて
一般化して外回りの営業などが持たされたら
上司に
「仕事の成果を写して見せろ!」
とか、 「行った先の様子を写して見せてみろ!」
などと言われ、
その映像を上司が見て
「そんな様子だったらこういうふうに動け!」
なんてことになりそうですね。

もしそうなったら
部下がモニターつきの遠隔操作の
ロボットに見えてくるのではないでしょうかね。

2002.12.18
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インターネットが生活にかかわるようになって
犯罪に使われたり
知らぬ間にデーターが流出する
などという事件が聞こえてきます。

ところで、僕もようやく
インターネットの高速接続が
室内で無線で出来る
ADSLの無線ランを使い始めました。

このシステムはセキュリティーをかけないと
外部から自分のパソコンに接続されてしまうそうで
そうした設定をするために
説明書を隅から隅まで読みましたが
そのために必要だと書いてある
MACアドレス(自分のランカード特有の番号)の
肝心なその番号がわかりません。

結局、解決できず
外部に対して無防備な
簡単な接続で使い始めました。

休み明けの今日、
サポートセンターに電話して聞いてみたら
何のことはない
取り付ける機械(ランカード)の裏に貼ってある
シールに書いてあるということでした。

ソニー製のカードですがその説明書にも
プロバイダーYahoo!BB の設置のための説明書にも
そんなことはちっとも書いてありません。
一言書いてあったら時間を無駄にせずにすんだのにと
愚痴もいいたくなってしまいます。

パソコンは言葉の意味がわからないと
作業がストップしてしまい
先に進めないことが多いのですが
もともとわかりにくい新しいテクノロジーなのに
不親切で、
素人に苦労を強いているようなところがありますね。

2002.12.16
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夕暮れの公園。

あっという間に日が暮れて
公園にはまだ大勢人がいて
写真のこの家族は
薄暗い中でまだボール遊びをしています。
だってまだ5時ですよ。

緯度が北のヨーロッパでは
もっと暗くなるのが早いでしょうね。

北欧では
一日中が夜のようではないですかね。

きっとそうした国の子供たちも
暗い中で元気に遊んでいることでしょう。

2002.12.15
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上の写真は、
一面のオオオナモミでびっくりしました。

今日は茨城県のつくばに
朝から出かけて
夜は夜で
忘年会なので
コメントはなしです。

考えてみたらもうことしもわずかですね。 2002.12.14
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快晴の明治神宮・芝居の練習中

今朝のことですが
暖かくなってきた陽を背に浴びながら
赤く色づいたモチノキを撮影してました。

すると遠くの方から大声で
「待ってくれ!俺の命はあとわずかなんだ!」
と叫ぶ声がします。
聞き捨てならぬ内容に
撮影を中断してそちらのほうを見てみると
学生とおもわれる数人組みが
台本を片手に
芝居の稽古をしています。

それがわかってからは
聞こえてくる絶叫も
刺激的な単語も気にならなくなり、
のどかな小春日和のなかの
ひとつの風景となりました。

2002.12.13
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水を抜く人工池
今年もコンクリートで覆われた
代々木公園の人工池の水を干して
シーズンが終わったプールのように
徹底的に掃除してます。

昨日は満水だったのに
もうあらかた水を抜き終わり
水鳥たちはわずかな水溜りに集まっています。

夏には水辺を歩くと
めだかや小魚をよく目にしましたが
水を抜かれて泥の中で跳ねています。


水が減り集まってきた小魚をねらうアオサギ。


行き場がないここがねぐらのカルガモ。

そばに野原があり
木々に囲まれたこの池は
小魚やヤゴなどの昆虫類など
水生の生き物が集まってきます。

夏にはトンボに卵を産ませるために
公園の管理事務所は
説明の看板を出して
水生植物をおいたりしているのに
この作業で生き物たちは絶滅です。
役所仕事はわけがわかりません。


高圧で水を噴射しての掃除。

下の写真は去年の今頃撮ったものですが
コンクリートの地肌が乾いて
生き物の影も形もなくなっています。


2001年12月18日撮影

今や川でもコンクリートをはがして
ビオトープとして
水辺の植物を植えて
生き物たちが住みやすくしようという時代に
こうした作業は
やめたほうがいいんじゃないかと思いますね。

2002.12.12
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東京の初霜
この冬は寒いですねー
まだ12月も前半なのに
こんなに寒いんじゃ
先が思いやられますね。

温暖化と都市の温室効果で
いまや東京は四国や九州の南端と
同じぐらいの感じがしますが
今年は北国のようですね。

朝のニュースで
初霜が降りたとのことでしたが
近くの原っぱは
霜で真っ白でした。
ランタナやアロエやアブチロンなど
近所のお宅の庭に生えている
霜に弱い植物が冬を乗り切れるか心配です。

次の雪に備えて代々木公園ではあわてて
松に雪吊りの作業をしていました。



2002.12.11
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淡雪のなかの落ち葉
昨日の午前中はどんどん積もる雪に
木が折れる被害がないかと
心配しましたが
東京の都心部では午後からは雨に変わり
積雪もほんの数センチですみました。

今朝は落葉樹の下を歩くと
消えかかる雪と落ち葉がきれいでした。
そうしたなかに一本
雪で枝が折れた木がありました。


枝の折れたマテバシイ

雪とはかかわりのないところに育つ常緑樹ですが
この程度の雪でも折れてしまうのですから驚きです。

ところで僕のフィールドの一つである
代々木公園にはホームレスの人が大勢いますが
下の写真の人物はその中の一人で
自分の手押し車のそばで
落ちている枝を切っているようです。
今では薪を使う人はいないので
集めるのはたやすいようです。

このところ寒いので
燃料の確保は欠かせないのでしょう。


鋸で木を切る"森の生活の人"。

僕はこの人のねぐらのそばを
通りかかることがよくありますが
かまどを作っていて
いつも小さな火をたやさず
森で木の実や果実を収穫して
調理しています。

アウトドアの好きなぼくは
この人の森の生活が
ちょっとうらやましく思い
つい観察してしまいます。

2002.12.10
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イロハモミジ淡雪
昨夜、
天気予報で雪が降るとは言ってましたが、
東京都心では積もることはないだろうと
たかをくくってのんびりと寝ていました。
「あっ、雪だ!」
と弾んだ声で叫ぶ子供の声に
僕もあわてて飛び起きて外を見て、
けっこう積もっていたので
驚いてしまいました。


しんしんと降る雪。(ビデオ撮影)

雪国で一冬暮らしたこともあり
雪に閉じ込められる気の重くなるような
長い冬は体験しているはずなのに
東京での雪となると
なんだかうきうきしてきて
早速、
カメラを抱えて近くのフィールドに出発です。


池から飛び立つ瞬間のコサギ。(ビデオ撮影)

色づいた葉と淡雪の取り合わせは面白く
水気の多い雪の中で撮影していて
気がつくと雨具は着ていてもずぶぬれとなる
里の雪でした。

追伸
パソコンの表示では
スクロールして
縦長の表示がいいので、
今日も、トップの写真は
6枚の写真をつなげて
掛け軸風に撮りました。



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都会の川の鴨

母のパソコンの
プリンターの調子が悪いようなので
散歩がてら
母を訪ねて3000里ではなく15キロの道のりを
折りたたみ自転車で出発しました。

途中の旧神田上水沿いの遊歩道から見下ろすと、
コンクリートの
緑が一つも見えない川底に
マガモ、オナガガモ、カルガモなどの
鴨たちが見えます。



遠い距離をわざわざ渡ってきて
こんな殺風景なところに来なくてもとは思いますが
流れて来るものを競って食べているところをみると
食べ物は豊富なようです。

この川の上流は井の頭公園や善福寺川公園をはじめ
緑が案外多く、
木の実や種子などが流れてくるのでしょう。

ところで、
素人考えなのですが
同じような大きさでも
鴨は種類ごとに
羽の先やくちばしの先など
違う模様がついているのは
仲間を確認するための
マークなのではないかと思います。

そういえば人間も
同じ趣味や嗜好の人は
同じようなファッションに身を固め
お互いが仲間であるのが
すぐわかるようにしているようですよね。

話は戻りますが寒い日の
15キロの道のりは大変で
途中で自転車をたたんで電車を使いました。
なお、
プリンターは無事使えるようになりました。


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"枯れた赤松"と藤
公園の柵や東屋など
丸太でできているようでも
よく見るとコンクリートで作られていることがあります。

明治神宮内苑の枯れた赤松の幹は藤蔓がからまり
なかなか風情があります。

しかしこの赤松は
近づくいてよく見てみると樹皮や根元など不自然です。


色も質感も不自然な根元。

よく出来ていますがコンクリート製なのです。
以前あった松の枯れ木がいよいよダメで
そっくりにコンクリートで作ったようなのです。

管理の方に伺ったところ
コンクリートに変わって
藤も元気がなくなってきたそうです。
そのうち藤も作り物に変わってしまうかもしれませんね。

自然の風景のように見えても
イメージが変わらないように
人工物に置き換わっていったら
まるで、"ディズニーランドの日本版"と言える
不思議な空間になってしまうことでしょう。

2002.12.7
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電飾で輝く木々

仕事場へのルートはふだんは
公園などを通ることが多いのですが、
今日は道を変えてみました。

繁華街の歩道を歩いていてふと見ると
足元の植え込みが
ネットのようなものに覆われています。
よく見ると電線で編まれた電飾でした。

見上げた木にも
電線が取り付けられています。

そういうわけで
帰りがけにまた通りかかって
電飾の様子を見てきました。

予想をこえた輝きで
雰囲気を盛り上げるためか
教会の鐘の音も聞こえます。

これで、雪でも降って
雪景色の中で輝いていたら
さぞかしステキなことでしょうね。

しかし、
昼間見た時には
電線を縛り付けられた木は
なんだかかわいそうなようでした。

早くクリスマスが終わって
縛られている電線から
開放させてあげたい気分です。

2002.12.6
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雨上がり・石畳の落ち葉

前夜の雨があがって
穏やかな暖かい朝
森へ入り思いっきり深呼吸すると
肺がリフレッシュされる気分です。

風もないのにひらひらと落ち葉が舞い
石畳に落ちた葉の色や
偶然の組み合わせを楽しんで見ていると
飽きることがありません。

そうして、上の写真は
漆器の絵柄をイメージして撮ってみました。

足元を見ると
時期はずれの双葉が
よほど水が大切なのか
万歳するようにして
重そうな水滴を支え持っています。



花が少ない晩秋でも
今日の散歩は
次々と面白いものに出会えました。

2002.12.5
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"人生50年"という言葉がありますが、
ある区切りとして
昔の人はおおむね
50年で寿命が尽きる人が多いということで
生きる目標を50年のなかで計画していたのでしょうね。

今夜、旧友たちと酒を酌み交していて
話題は、歳をとったら
どうやってすごそうかと言う話になりました。

現代は自分の人生が50年と思って
計画をたてることはないでしょうが
20代の早いうちに結婚して子供が出来たやつは
もう子供が成人して独立してしまい
子供中心の考えを変えて
また夫婦2人で楽しんですごすのだと言います。

それを聞いて、考えてみたら
むかしどおり基本設計は"人生50年"で
そのあとはまたリスタートするということのようです。

僕なんかまだまだ発展途上のつもりですが
ひとによっては
一回目が完了して
二回目のトライをしっかりと計画するわけですね。

なんだか人生すごろくゲームを
実地でやっている気分になってしまいました。

2002.2.5
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車で旅行していて
地方都市のバイパスを見ると
ジャスコなどのスーパーも
マクドナルドやデニーズや
ロイヤルホストなどの飲食店も
みなチェーン店が並び
全国どこへ行っても同じ感じですね。

そうしたレストランに旅先で入るとしても
店の様子もメニューも同じで
予想を裏切られることはない代わりに
旅の味わいもへったくれもないですね。
そういうわけで
僕は旅先では宿でも食堂でも
飲み屋でも
なるべく個人経営のところを選びます。

ところで、ふだん仕事場で過ごすときには
昼食は近くの店に食べに行きます。

和食、日本ソバ、洋食、中華と
意識していないと行く店は
食事のジャンルごと、
なじみの店何軒かに
限られてきてしまいます。

しかし、最近僕はなるべく
入ったことのない店を開拓するよう
こころがけています。

とうぜん当たりがあればはずれもありますが、
当たればしめたもので
はずれても昼食一回のこと。

その店の観察ができて
その理由も見えてきますし、
そこで働いている人の人生までかいま見えたりすると
はずれの気分も帳消しになります。

そうした目で街を見ていると
新しい店が出来るとすぐ気がつくし
お店や街に興味がわいてきます。

しかし、最近は
飲食店の入れ替わりが多いですし
街でもだんだんチェーン店が増えてきましたね。

2002.12.3
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我が家のネコは
つながれてベランダに出る以外
外に出すことはなく、
マンションの部屋の中ですごしています。

餌はダイニングの床であげています。

その皿の餌を残したときに
土にかかわったことがないネコなので
本能の行動だと思うのですが
土をかぶせて隠すしぐさをします。

後で掘り出すしぐさをして
また食べるならいいのですが
たぶん、
もういらないというゼスチャーなのだと思います。

しかし、人が見ていないときにも
そうした行動をするかどうかは
まだ確かめていませんが
ビデオで長時間録画でもして
人間が出かけた後の様子を
見てみないとわからないですね。


(日向ぼっこしている我が家の猫。11月29日に撮影。)

うちのネコは
僕の妹のところで生まれたのをもらったもので
そのとき生まれた兄弟ネコは
みなまったく違う性格でした。

うちのネコと遊んでいて
じゃれる様子など見ていても
先祖から受け継いだ本能の行動か
そのネコの独自の行動なのかか
いまひとつよくわかりませんが
過去に飼っていたネコとくらべると
反応がずいぶん違います。

生き物のそれぞれの個性とは
面白いものですね。

2002.12. 2
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今年も最後の一ヶ月を
残すだけとなってしまいましたね。

12月になると
この一年も終わりの気分となり
こなさなければいけない作業も
今年一年間の後始末のような事が多く
忘年会やクリスマスなどの恒例の行事も
押し寄せてきますね。

とにかく
ただただ作業をこなして
どっと疲れてしまって
正月は疲れて休むだけ
というパターンになりがちですが、
意識して作業を減らして
静かに来年に思いをはせるのが
良いすごしかたかもしれませんね。

今年は暮れの雑務を早めにこなし
旅にでもでようかな。

2002.12. 1
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多摩川散歩とサッカー観戦
トップページの文を転載しました。下の写真は横につながっています。幅を広げてご覧ください。


東京スタジアム


ユリカモメ

後でサッカーの観戦をするつもりで
ダウンジャケットに身をかため
折りたたみ自転車で
府中付近の多摩川土手でサイクリングを楽しみました。

風もない穏やかな日和に
寒いどころか
汗がでるほどでした。

河原の植物はもうみな枯葉色です。

多摩川の中流域で
海からの距離はだいぶあるのですが
ユリカモメがたくさんいました。

   *    *    *

調布の東京スタジアムで午後2時から始まる
東京ヴェルディとベガルタ仙台の試合は
穏やかな天候のなか
観客はみなコートを脱いでの観戦です。

客席にはベガルタ仙台のサポーターが大勢います。


ベガルタ仙台の応援席。

駐車場には仙台から来た観光バスがずらっと並んでおり
試合の終わるのを待っていました。


ベガルタ仙台のサポーターを載せてきたバス。

試合は3対1で東京ヴェルディが勝ちました。

ところで
東京スタジアムの名称が
来年の3月から味の素スタジアムになるそうです。
ほうぼうの施設の名前が
みんな企業名になってしまったら
つまらないですね。


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イロハモミジ

今朝、代々木公園を歩いていて、
木漏れ日のなか、
見上げたイロハモミジの紅葉が
まるで日本画のようでした。

やはり、
紅葉をもみじと読むぐらい
日本の秋の代表のような植物なので
掛け軸の絵のように表現しようと思い
縦長の構図で写真を撮ってみました。

その写真を撮っている間は
上を見上げて
アアだこうだと構図を検討したり
シャッターを押したりと没頭しています。
そうこうしていてふと気づいたら
いつの間にかまわりに何人もの人がいます。

みんな三脚にカメラをつけて
目的は僕と同じで
紅葉の撮影のようです。

そのなかの一人が、
僕の撮っているところで
次に撮りたいようすで
僕が終わるのを待っています。

そうなると僕も落ちつかず
そうそうに切り上げて仕事場に向かいました。


大勢のカメラマンに囲まれたイロハモミジ。

2002.11.29
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僕はなぜだか火が好きで
機会があるとよく焚き火をします。

友人とテントと酒をもって
焚き火が目的のキャンプに行くこともあります。

炎を見つめて暖をとっているだけでも
心が休まるような気がします。

ところで、我が家の台所のコンロが壊れて
今日新しいのが届きました。

鉄の鍋しか使えない電磁加熱のコンロです。
電気を入れただけでは
炎が見えずニクロム線のように熱くもならず
不思議なことに、
鉄製の鍋を置くと発熱しはじめるのです。

使い始めたときは電子レンジも不思議でしたが
いまだに原理もよくわからないにもかかわらず
長いこと使っていると
それが当たり前に思えてきます。

生まれたときから
電子レンジや
電磁調理器を使う家庭で育った子供は
料理と火とのかかわりが理解できない
ということも考えられますし
大人になるまで
炎を見たことがない人が出てくるかもしれませんね。

2002.1.29
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我が家のクサガメは
以前庭のある練馬の家にいたころ
行方不明になり
どこかへ行ってしまったか
死んでしまったのだとあきらめたことがあります。

しかし三年ぐらいしてから
不思議ないきさつでまた出会えたのですが
三年間というもの
池のない庭の土の中で
ほとんど活動せずに 生きながらえていたようなのです。

そのクサガメを4日前の11月23日冬眠させたので
(フィールド日記のバックナンバーをご覧ください。)
どうしているかと箱の中をのぞいてみたら
新聞紙の中で
まったく動いた気配もなく静かに寝ているようです。

弥生時代の遺跡から出土した
蓮の種が発芽したのは有名な話ですが、
その種は長い間生命活動を休止して
チャンスを待っていたのでしょう。

きっと亀も旱魃などで池が干からびてしまうと
長い間種子のようにじっと耐え
また活動できる状況になるのを
待つことが出来るのではないかと思います。

冬の間のたかだか4ヶ月の冬眠など
亀の時間の尺度からいうと
ちょっと一休みくらいなのかもしれませんね。

2002.11.27
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シジミ蝶の仲間。

晩秋のセイヨウタンポポに来る虫たち

本来、春の花ですが
花の少なくなってきた晩秋の原っぱでも
ちらほらとセイヨウタンポポの花が咲いています。

この時期は虫たちも
食糧事情が悪いのでしょう、
きょうはデジタルビデオの
接写撮影のテストをするつもりだったので
三脚につけたカメラを花に向けておくと
虫たちが入れ替わりたちかわりやってきて
被写体にはことかきませんでした。


ヒラタアブ


(名前は不明 ビデオで動く様子を見ていると
ものすごくがっついている感じです)



風に飛ばされるタンポポの種。


植物は、昆虫たちとの深い関係があります。
最近、そうしたことに目を向けて
植物とのかかわりや、
虫の名前を知りたくなってきました。

2002.11.26
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雨上がりの夜・晩秋の表参道。

夕暮れが早くて
あっという間に暗くなってしまいますが
時計を見るとまだ6時前です。

山手線を降り
原宿の駅のホームに立つと
隣の明治神宮の
雨上がりの森の匂いがします。

晩秋の雨のわりには
風は冷たくなく
空気が気持ちよく感じられます。

駅から出て
表参道のケヤキ並木の夜景が見たくなって
歩道橋に上がってみました。

道を歩く人々も
ゆっくりとした歩調で
そぞろ歩きの雰囲気です。

山手線をまたぐ橋のたもとでは
ロックバンドが演奏を始めました。



ルーズソックスをはいた
高校生ぐらいの女の子たちが
リズムにあわせてのりのりです。



バンドのメンバーは
電源や照明や衣装も
自分たちでセッティングして
ファンの女の子たちはここでやることを知っていて
遠くから応援に来ているのかも知れません。

残念なことに
しばらくしてまた雨が降り出してきました。

しかし、かれらはいい顔をして
懸命に、楽しそうに、演奏を続けておりました。

2002.11.25
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目が覚めて外を見ると
霧雨が降っていました。

うすら寒いこんな日には
外へ出る気にもなりません。

そういうわけで
たまっていた本でも読もうと決めたとたんに
友人から電話がかかってきて
東京ビックサイトの自転車ショーに誘われ
見に行ってきました。
彼の車で行ったのですが
人の運転でのお出かけは楽ですね。

たくさんの自転車が展示されていましたが
中国のメーカーのブースが多く
それらのメーカーが
実用的なものばかりではなく
斬新なデザインや機能の自転車を
積極的に開発しようとする意欲が見えます。

やる気のある優秀な人材を抱え
成長している真っ最中の中国の
エネルギーを感じました。

日本の企業で面白かったのは
大阪方面の小さな会社が作っている
こだわりの自転車に魅力を感じました。

自転車にとりつかれた中年おじさんたちが
良いものを作ろうと工夫を重ねて
独創的なアイディアを中心に据えて
ベンチャー企業を起こしているようでした。

単なる売らんかなのセールスと違い
自分たちが作った製品の魅力を
自信をもって語る姿には好感が持てました。

2002.11.24
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冷たい水の底でじっとたたずむ亀。

暖かくなってきた3月13日に
冬眠させていた亀を起こしました。
(フィールド日記のバックナンバーでご覧ください。)

今日はしぐれもようの寒い一日でしたが
亀は冷たい水の底でじっとしています。

水槽のガラス越しに
スローモーに薄目をあけてこちらを見ています。
見るからに
「もう冬眠したいよ」
と言っているようです。
その様子を見て
息子と2人で冬眠させようということになりました。


手が切れるように冷たい水。  水から引き上げた亀。

物を包むように何重にも新聞紙にくるみ
去年と同じように容器に入れました。


じっとおとなしく包まれる亀。


ふたをした箱。

今日から約4ヶ月間寝てすごす
変温動物の亀にとっては
冬は寒いとも、つらいなどとも思わず
ゆっくり休む季節なのかもしれませんね。

2002.11.23
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高円宮さまが急逝されて驚きました。
なんせ僕よりお若くて
活発に活動されていたのですからね。

僕も偶然コンサート会場でお見かけしたことが
一度ならずありますが、
音楽やスポーツの分野で
精力的な活動をされていて、
高齢でもなく、事故でもなく
ふだん健康な高円宮様の突然死は
人の命、自分の明日を考えさせられますね。

ぼくは昔から
”あしたがあるさ!”とか、
”どうにかなるさ!”と言って
物事をちゃんと受け止めずに
はぐらかしてきたような気がします。

先日も同世代の人の
脳溢血の話などを聞いばかりなのですが
”ひょっとしたら明日は来ないかもしれない”
ということも考えちゃいますね。

2002.11.22
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大きくて扱うのが面倒なので
あまり使わないデジタルビデオを
今日はザックに突っ込んで
新宿御苑に行ってきました。

そしてヤツデに来る蝿の様子を撮影しましたが、
(横文字の言葉は読み飛ばしてください。)
ビデオの映像ではなく
連続写真だと考えると
プロブレッシブ(全画素)の撮影で
640×480ピクセルの画像が
秒15コマで
テープの続く1時間くらいは連続して撮れて、
15コマ×3600秒(一時間)=5400枚の
連写が可能だとも言えるのです。

画質も、
ホームページに載せたり
小さな扱いだったら印刷物でも
問題ないクオリティーです。

種の飛び出す瞬間など
一瞬の出来事を撮影するのには
良いかもしれないので
こんど何かトライしてみます。

乞うご期待。

2002.11.21
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この写真についてはフィールド日記をご覧ください。
僕がこのホームページをはじめたのは
今年の一月の下旬です。

すでに一年近くになりますが
それからほぼ毎日
写真と文を更新しています。

毎日新しい写真を載せるので
外に出るときは
常にデジカメを持って歩いています。

デジカメは一眼レフにくらべて
ポケットに入るくらいコンパクトで
それでも400万画素以上あるので
A4くらいには鮮明に伸びます。

いつも持っていると
ランニングコストもかかりませんし
駅の時刻表やら、街の案内板やら、毎朝の食卓やら、
メモ気分でなんでもすぐ写真を撮ってしまいます。

すぐノートパソコンに保存して
データーとして管理できますし
今までになかった
便利な文房具のようなものです。

携帯電話についているカメラも
同じことでしょうね。

しかし、
超小型の鮮明な映像のカメラを
みんなが持っていたら、
いつ何時、
何を撮られてしまうか
ちょっと恐ろしい気がしますね。

2002.11.20
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かわいいからと
思いつきで
野生動物に餌をやるのは
動物たちの野生の力を
失わせてしまうことになると思います。

そうして、観光地の猿のように
人間につきまとったり
里に下りてきた熊のように
住民が怖がり、
処分されたりしてしまいます。

明治神宮でも
冬、食べ物の少ない時期に
野鳥のヤマガラが餌をねだり
僕もピーナッツなどをあげることがあります。


(冬に手から餌を食べるヤマガラ
2002.2.24のフィールド日記で紹介したヤマガラの写真です。)


こうして餌を与えていると
公園のハトや池の鯉のように
ヤマガラも人にまとわりついて
餌をねだるようになるのではないかと思いましたが、
今日ヤマガラを見て安心しました。


今日、出会ったヤマガラ。

冬に出会うと、
いかにも餌をねだるように僕の前を飛び回り
ふと伸ばした手元に来たりしましたが、
きょうはまったく僕には目もくれず
たくさん落ちているドングリをくわえて
枝にとまり 足で押さえて
せっせとくちばしでつついてからを割り食べています。


ドングリを一生懸命食べているヤマガラ。

明治神宮のヤマガラは食べ物の少ない冬の一時期
人間から餌をもらっていますが
それもヤマガラの習性の一つなのかもしれませんね。
2002.11.19
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水流の落ち葉。

朝、NHKのニュースの中の天気予報で
「穏やかな暖かい晴れとなるでしょう」
と言っていたので、
紅葉も丁度良いだろうと思い
しばらくぶりに高尾山に行って見ることにしました。

小仏川沿いに歩き始めましたが
出会うのは地元のイヌの散歩の人ぐらいです。
さすが平日静かなものです。

水の中を流れる落ち葉などを撮影しながら
秋を楽しみつつの散策でした。


流れの中で積もるように重なっていく落ち葉。

その後、日影沢林道から尾根にとりつき4号路に出ると
いつもよりもだいぶ人が多いようです。
そして、
メインストリートともいえる参道にでてみてびっくりです。

平日とは思えないほどの人出で
歩く人で埋め尽くされているといっても良いほどです。


上の駅で帰りのケーブルカーを待つ人の行列。

ケーブルカーも隣のリフトも人の大行列です。
以前から高尾山へはよく来ますが
こんな人出ははじめて見ました。

朝のニュースを見て
「紅葉でも見に、高尾にでも行ってみようか。」
と、同時に大勢の人が同じ発想で行動したのでしょうか。

それにしても今日は普通の月曜日ですよね
世の中あんがい暇な人が多いのかな。

2002.1.18
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偶然、昨日、今日と火事を二件目撃しました。

昨日(16日)は未明の午前4時半ごろ
家のそばをけたたましく通る消防車の音に
野次馬魂が眠気に勝って
羽毛服を着込んで見に行ってきました。


未明の火事。

煙のたちこめる中
消防士たちが走り回る様子は迫力があり
ぼやで済んだようですが
明るくなってから見に行ってみたら
その家の二階は無残に焼けていました。

      ・  ・  ・

今日はつれあいと2人で散歩していたら
何台も消防車がやってきます。
僕ははじめて見るホースを積んだ電動車も
消防車から現場までホースをひくために
トコトコと走っていきます。


ホースを積んだ電動車。

しだいに付近に漂う煙も濃くなり
あたり一帯ただならぬ気配となってきました。


屋根から濃い煙を出す火事の家。



重装備の消防士たちが
てきぱきと作業をすすめています。

やがて
屋根の隙間からあふれ出ていた煙が収まってきました。
そして二階の窓から消防士が顔を出しました。
火はどうやら鎮火する様子です。

そして”逃げ遅れた人を救助した”
とのアナウンスがありました。


二回の窓から顔を出した消防士。


固唾をのんで消火作業を見つめる野次馬。

二つの火事とも、
消防士の活躍で幸いにも延焼は防げましたが
これからは太平洋側では乾燥する
火を使う季節。

お互い、気をつけましょうね。

2002.11.17
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昨日に続いてカラスのことを書きますが、
都会にカラスが増えすぎた原因は
今までのゴミの出し方にあると思います。

しかし増えてしまったカラスに対して
ゴミを荒らされないように
管理を徹底していくと、
カラスたちは飢えて
生き延びるために
必死に餌を探すことでしょう。

以前にも書きましたが
ハトやウサギ、ネコに対してまでも
カラスの攻撃は強くなるでしょう。

小学校の遠足で
子供たちのお弁当も狙われるかもしれませんし
店先の商品もかすめとられることでしょう。

半年ほど前に東京都で行った
カラスの捕獲作戦は
失敗だったようで
いまは何もやっていません。

たとえ捕獲しても
捕まえたカラスたちを
皆殺しにするわけにもいかないでしょうし
去勢して次の世代が生まれるのを少なくするとか
ゆるやかな対応をしないと
飢えたカラスたちが
宣戦布告をしてくるかもしれませんね。

2002.11.16
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神戸岩の紅葉。

キクタニギクが見たくて
奥多摩へ行ってきました。

五日市側から入って
神戸岩(こうべではなくかのとと読みます、)から、
峠を越えて奥多摩町へ下りました。
神戸岩は
昔はよく岩登りの練習に通ったところなので、
思い出深いところです。
前の晩から行ってビバークしていて
夜中にヌエ(トラツグミ)の鳴き声に
震え上がったことなど思い出します。

キクタニギクは時期がぴったりで
花盛りでしたが
そのほかにも
リュウノウギク、ノコンギク、
コウヤボウキ、リンドウなどの花や
フサザクラ、クズ、カキ、ボケなどの実、
ダンコウバイ、イロハカエデ、イタヤカエデ
サワシバ、ヌルデなどの紅葉がきれいで
紹介したいものが多くて困ってしまいました。

そうこうしているうちにあっという間に日が傾き
日が翳ったところはたちまち冬のようです。
そうなれば帰路を急ぐばかりなので
折りたたみ自転車で一気に奥多摩駅に下りました。

体の芯まで冷えきってしまい、
駅前の蕎麦屋での
地物の茸の入ったソバがうまかったなー。

2002.11.14
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ご馳走を思い浮かべると
何が頭に浮かんできますか。

分厚いステーキもいいですが
最高の素材を使った寿司ですかね。

しかし無性に食べたいわけではありません。
ここ数日食べたものを思い出しても
けっこうご馳走を食べていたような気がします。

まさに飽食の時代なのですね。

そうして過去に食べたものの中で
いいイメージだったものを思い出してみると
量も少なめで、いい野菜を使った
神経が行き届いた料理だったような気がします。

僕は、現代においては
質の高い質素なものが
食事においても生活においても
ステキに思えるような気がします。

2002.11.3
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夕暮れ時仕事場でせっせと作業をしていると
友人から電話がかかってきて
「時間取れるー」との第一声で、
飲もうとの誘いの電話です。

僕も即行く気になってしまいますが
前回の山行きの反省会と
次の計画を練ろうという理由をつけ
そのうえ、山仲間のもう一人と連絡とって集まれたら
と、条件をつけて了解しました。

案の定、突然の誘いにもかかわらず
あとの一人も即参加OKということで
飲み会となりました。

毎年恒例なのですが
年末にはそのほかのメンバーを含め、
忘年会や焚き火山行が恒例です。
飲みながらその場で
各自の携帯電話でみんなに連絡して
あっという間に予定が決まりました。
遊ぶことに関しては決断がはやいのです。

ぼくは、携帯電話嫌いで普段は電源もいれずにいます。
山などで緊急な連絡を取るときなどは
良い道具だとおもいますが、
こういうときにもずいぶん役にたつものですね。

2002.11.12
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湿地の植物で見たいものがあったので
練馬区にある石神井公園にちょっと行きました。

だいぶ以前からおなじみの
カワセミの観察場所には
いつもどおり
望遠レンズをセットしたカメラマンが並んでいます。
カワセミの来ていない間はずーと
にぎやかにカメラ談義に花を咲かせているようです。

逆側の湿地で植物を見ていたら
丁度カワセミが枝に止まり
カメラマンたちはいっせいに会話をやめて
シャッターを切りはじめました。


超望遠レンズのカメラの列を前に、主役のカワセミ。


池の逆側から見ていると
名優が演じている劇場の舞台裏から
観客の様子を見ているような気分です。

ベンチでは将棋好きが何組も対戦しています
ギャラリーも含め、みな顔なじみのようで
名前で呼び合っています。

穏やかな小春日和の公園は
年配の人たちの
社交場のような感じですね。

2002.11.11
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朝、天気がよかったので
思い立って折りたたみ自転車を持って
三浦半島に出かけました。

冷たい風が吹いた昨日とは大違いで
今日は海岸だというのに風もなく
穏やかな海辺の一日を楽しみました。

ところで、夕暮れとなり
帰りの電車に乗って驚きました。
乗ってくる人はほとんどみんな
大きな竿とアイスボックスを持った
釣り人ばかりなのです。

隣に座った年配の人と30代くらいの
二人連れの釣り人が大きな声で話しています。
同じ会社の人同士のようで、
まるで漫画「釣りバカ日誌」の
ハマちゃんとスーさんのようです。

本人同士、自分たちでは自覚していなくても
「釣りバカ日誌」をきっと見ていて、
それぞれの役回りをじぶんにあてはめ
そうしたスタンスで会話しているように見えます。
なんだかほほえましいホリデー鈍行列車という感じでした。

今日のフィールド日記では
花の少ない今の季節には珍しく
海岸で元気に咲いていた花を三つ紹介します。

2002.11.10
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今日はしばらくぶりに散髪に行ってきました。
だいぶ白髪が増えてきたことがわかっていても
床屋で体を覆ったカバー上に落ちる髪の白さを見て
愕然としました。

何度見てもいつもそうなのですから
自分の認識と現実にギャップがあるわけです。
自分の髪は見えないので
ふだんは髪の白さなどは意識せず
過ごしているわけです。

まだ体力も気力も以前となんら変化がなく、
髪が白くなってきたことや
近いものが見づらくなってきたことで
人生の秋を無理に自覚させられているような気がします。

ところで、
今日は何日かぶりに
林の中を通るコースで駅に向かいました。
歩いていて驚いたのですが
ここ数日で急激に紅葉が進んでいて
まだ緑色が勝っていた数日前のイメージとは
大違いだったことです。

人生の秋は、
自分に言い聞かせるところから始まるとすると
季節の秋は、
寒さと、北風にあおられる落ち葉で
おしよせて来るような気がします。

2002.10.9
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昨日は「立冬」だったそうです。
こうした暦の上での境目の言葉は
テレビのニュースなどでよく耳にしますが、
ついこないだまで暑い暑いといっているうちに秋になり
このところ急に寒くなってきたな
というときにニュースで
”きょうは立冬です。”
などという言葉をきくと
「そうか!今日から冬なんだ。」と
すごく納得してしまいます。

月並みな感想ですが
日本には四季があっていいですね。

フィールド日記を毎日書いていると
今日は何を紹介しようかと悩みます。
しかし、案ずるより産むがやすしで
フィールドを歩いていると
いろいろな植物たちが
「今の季節は私が主役よ!」とばかり
入れ替わり立ち代り
向こうから声をかけてくれるように感じます。

これからの冬枯れの山野では
なにが声をかけてくれるのか楽しみです。

2002.11.8
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今日は外国からやってきた帰化植物の
それもイネ科の標本の
小さな実の撮影をたくさんしました。
前回に続いて二度目ですが
まだ終わりません。

日本に定着せずに
消えてしまったものの標本もあるのですが
それにしてもたくさんの種類が
日本にやってきて
芽をだし実をつけたわけです。

そうした外国からの侵略者を嫌っていても
人や物が行き来する今の時代
日本の地に
世界中の植物が生えるのは当たり前ですね。

船で運ばれる物とともに
飛行機で移動する人とともに
植物も、昆虫や動物や病原菌などもあたりまえに
世界を飛び回る時代なのですね。

2002.12.7
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今、仕事場に若い大きな声のセールスマンが
ドアのチャイムを鳴らしてすぐに玄関に入ってきて
セールスを始めました。

押しが強くてなかなか出て行ってくれません。

電話のセールスもよくかかってきますが
こちらがどう答えても
円満に切ることが出来なくて
そのうちにいらいらしてきて
声を荒げてこちらから切ることがしばしばです。

家でそうした電話にうちの子が出て
返答に窮しながらも
長いこと応対をしていて
やっと切ったときに
「勝った!」
とガッツポーズをしていましたが
こうした電話にも
息子はゲーム感覚で応対する余裕があるようです。

今日は仕事場に、やはりセールスの電話がかかってきて
「もしもし、こちらは株式会社××ですが・・・・・」
という女性の声で
しばらくそれに返事をしていたら
何のことはない録音の声でした。

僕としては腹は立ちますが
ばかばかしくてそれ以上聞きませんし
きっとその会社も売り上げに
効果がないばかりではなく
イメージを悪くするだけじゃないのかなー
と思います。

しかし多少なりとも効果があるから
こうした電話セールスがなくならないのでしょうね。

いずれにしても迷惑以外の何物でもない電話セールス!
どうにかならないものですかね。

2002.11.7
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すっかり寒くなりましたね。

今日は街の中を自転車で走っていて
もう少したくさん着込んでくればと
悔やみました。

子供のころ祖母が
「もっと着なさい」と
くちぐせのように言っていましたが。
素直に従ったことはなかったような気がします。

試験勉強をしなかったり
しかられるのをわかっているのに宿題を忘れたり
天気予報で絶対に雨が降ると言っているのに
でかけるときに降っていなければ傘を持たなかったり、
いつもさしせまった事態に遭遇してから
支度の悪さを悔やんでいたような気がします。

しかし、うちの子が薄着をしていると
「もっと着ろ」と余計な口を出したり
(言っても聞かないのですが)
自分のやることと言うことに矛盾を感じます。

まあ、人間、人に言われようが言われまいが
現実に必要を感じたら
ちゃんとやるもんだとは思いますがね。

2002.11.5
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この連休は秋を楽しむ貴重な休日で
昨日は静岡では大道芸のイベントに出くわしたり
演歌歌手が歌う舞台の周りをたくさんの出店が囲み
秋の味覚を即売していたり
茸汁などをふるまったりする
地域のお祭りにも出くわしました。

今日は我が家の周辺でも
方々の広場や公園で
農産物展やバザーなどが行われていたので
僕もうちの奥さんと2人でイベントめぐりです。

みんな申し合わせたように
これから寒くなり
外で過ごすことが少なくなってくるので
今のうち、陽のさす暖かい時間は
出来るだけ外ですごそうと
精一杯楽しんでいるように見えます。

 
結婚式も屋外で記念撮影。  七五三。 (明治神宮にて。)

そういうわけなのでしょうか、
結婚式も何組も見かけましたし
七五三も今の時期なのでしょう。

2002.11.4
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秋の富士山と駿河湾。

昨夜泊まった梅が島温泉付近は
標高1000メートルほどのところにあり
紅葉も盛りで
霜こそおりなかったものの
冬を思わせる寒さでした。

そこから安倍川沿を下りはじめましたが
地図を見ると60キロ以上ある
河口までの道のりは
下っているうちに肌に感じる温度も穏やかになってきて
木々の色も
紅葉の赤からまだはやめの緑色が強くなりました。
まるで季節を遡っている気分です。

自転車をこぐ足の疲れもピークに達し
秋の短い陽も西に傾いた頃
ようやく河口にたどり着きました。


太平洋に注ぐ安倍川河口。

その上駿河湾の波打ち際に出てみると
駿河湾の砂浜を前景に
頂に雪を載せた富士山が見えました。


海に着いて、記念写真。

おじさん三人組の折りたたみ自転車の旅は
天気にも恵まれ無事終わりとなりました。

2002.11.3
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休日の朝早起きはしたものの
のんびりした鈍行列車に乗で
山梨県の身延へ向かいました。
甲府駅での乗り換え時間は一時間半
ようやく昼過ぎに身延駅にたどりつきました。

その山梨県側の身延からタクシーで
静岡との県境の安倍峠へ登り
そこからは折りたたみ自転車を組み立て
一気に坂道を下りました。

今日は梅が島温泉近くの河原で焚き火キャンプです。



明日は秋の安倍川沿いの紅葉を楽しんで
河口まで下って太平洋を見てみたいと思います。
朝が早かったせいか
同行のN氏とI氏はもう熟睡です。
僕ももう寝ます。

というわけで
いつもより早いけど更新します。
21:27 2002/11/02

追伸
その時点ではインターネットが混んでいたせいか
ドコモの携帯での接続が出来ず、
夜中にやってみて更新できました。
満天の星空です。
2:10 2002/11/03


2002.10.2
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このところ気温が低くて
標高の高いところは雪がありそうなので
寒そうな方面への自転車の旅を急遽中止にして
きのう、おとといとメンバーが
電話ですったもんだしました。

まず、温泉のある島へ行こうということで
伊豆七島の式根島へ行くことになったのですが
調べてみると11月1日の夜の船はすごく混むようで
あっさりとやめにしました。

結局2日の朝出発で
JRで身延に行って山梨県側の安部峠から
安部川沿いに静岡へ下ることにしました。

メンバーのめんめんは
焚き火を囲んでビールを飲めば
場所はどこでもいいわけです。

2日の夜は静岡県の山の中なので
ドコモの通話範囲外だと
更新が出来ないかもしれません。

では!
行ってきます。

2002.11.1
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命と違って物はお金を出せば買えますし
なくしても買い換えることが出来ますね。

しかし、愛着を持って長いこと使っていたものは
そのものと自分とのかかわりが出来ていて
新品に買い換えれば良いというわけにはいきません。

半月ほど前の10月13日に
折りたたみ自転車をザックにくくりつけて
清水峠を越えました。
その時ザックの小物入れのチャックが開いてしまい
慣れ親しんで使っていたコンパクトな双眼鏡を
深い山のどこかへ落としてしまいました。

その双眼鏡に、
小さな字で電話番号と名前は書いてはありましたが
だいぶ時間もたっったこともあり
すっかりあきらめておりました。


ここに電話番号が書いてあります。

しかし数日前、拾ったというかたから電話をいただき
今日、宅配便で受け取ることが出来ました。

そして、その双眼鏡を手にとって
戻って来たことに不思議な気がしました。

拾われたY氏ご夫婦のお手紙によると
「ご愛用の品と思われました。
電話番号が記入されていてほっといたしました。
どうぞご大切に。」
と書いてくださっています。

現代のゴミの行く末などを見ていて
まだ使えるものが大量に廃棄されている様子は
見ていてもつらいものがあります。

今日は"物"と深くかかわる
"心"のことを考えさせられました。

この双眼鏡、一生物として大事に使います。

2002.10.31
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以前よく行っていた
長野県の大町市は
冬型が強いと雪が降りますが
そうたくさん雪の降るところではありません。

ニュースを見ていたら
大町市が雪で真っ白でした。

ここ数日来、冬型が強く
山のほうはきっと寒いことでしょう。
この冬は雪が多くなるかもしれませんね。

今度の連休に
仲間と折りたたみ自転車で
お酒を持ってテントを積んで
北関東の峠越えを計画していましたが
雪が積もっているようで
計画変更の相談が必要になりました。

そういうわけで僕としては
寒さにひるんで
180度方向転換して
海にでも行きたくなってきました。

2002.10.30
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今日は日帰りで箱根のふもとに行きました。

秋晴れの小田原市郊外といっても
神奈川県立 生命の星・地球博物館の標本庫で
一日中せっせと植物標本の撮影です。

樟脳くさい標本庫にこもっての作業のあとの昼休み
お弁当を持ってちょっと外へでて
あぜ道や、小川のふちを歩いただけで
ものすごく開放された気分になり
秋を満喫しました。

カラスウリの実、小菊、ミゾソバ、
ヒメツルソバ、センダングサの花。
今日フィールド日記で紹介する
カントウヨメナ、アキノノゲシの花。

いつもの歩く縄張り以外に行くと
必ず違う植物に出会えますが
行く先々でいろんな植物が
生きている様子を見るのは楽しいものですね。

2002.10.29
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お昼のワイドショーで
健康にこれがいいと紹介された食品は
たちまち売り切れてスーパーの店頭から
なくなってしまうという話を聞いたことがあります。

狂牛病騒ぎの時には
日本中が
牛肉を食べるなんて自殺行為だ
くらいの印象を持っていたのが
問題の本質は解決されていないのに
いまではもう抵抗なくみんな食べているようですね。

出版不況といわれる今
ハリーポッターの新刊は本屋に行っても売り切れで
次の配本分を予約しないと手に入らないようです。

たしかに面白いのですが
それよりも
みんながそろってほしがって
みんなが読むことが
なんだか、
僕には気持ち悪くて
恐ろしい感じがしますね。

みんなの考えがばらばらで
たべものも、着るものも、なんでも
人それぞれが
好きなものがあったほうが
いいんだと思うなー。

2002.10.28
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昨日の雨とはうってかわって
太平洋側では
おだやかな晴れとなりましたね。

気象衛星の雲の画像を見ると
本格的な冬型の西風で
日本海には
風で流された雲の筋がはっきりと見えます。

山は吹雪いていることでしょう。

秋真っ盛りとなったなーと思っているうちに
冬はもうそこまで来ているわけですね。

2002.10.27
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毎日更新していて、
風の日は風を、
晴れて暖かい日はその暖かさを
写真で表現したいと思っています。

当然、今日のような冷たい雨の日は
この雨をどう表現するかですが
それがなかなか難しいですね。

天候などの条件の良いときに
まっ盛りの立派な花の写真は
誰もがきれいだと思うでしょうが、
植物は花盛りの時期以外もずーっと育っていて
風に耐え、暑さに耐え、寒さに耐えて生きており
そうした普段の様子のなかで
心惹かれる瞬間を見つけたいと思っています。

それは
誰もが目を向ける目立つ時期ではないので
自分の心が感じなければ
見えてこない=存在しないとおなじなのです。

おのずと、今日の散歩も
そうしたアンテナをたてて
きょろきょろとまわり中を見て歩いているわけで
人がみたら怪しむかもしれませんね。

2002.10.26
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久しぶりに神代植物公園に行ってきました。
入場料は(高いと思いますが)前と同じ500円でした。
しかしこの4月からだそうですが
65歳以上の入場が以前は無料だったのが
250円になっていました。

65歳以上の人は
急に250円になったのですから
たまらないでしょうね。

経済力があるお年よりはいいですが
医療費や交通費など
高齢者の優遇が削られていき
つましい生活をしているおとしよりに
より負担を強いることになっていくとしたら
こまったものですね。

昨夜更新したときのコメントで思い違いがあったので
一部変更しました。9:26 2002/10/26


2002.10.25
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イチョウの木の根元に
ギンナンがびっしり落ちている場所を見つけました。



人の目に付くところはほとんど拾われていますが
ここではひろいほうだいです。

以前、欲張ってたくさん採り
食べきれなかった分が
翌春にはだめになったことがありました。

それにこりて
きょうは2〜3回食べられる分くらい
ちょっぴり拾いました。

つい、欲張って
たくさん採りたくなってしまいますが
がまんしました。

そうしてがまんしてみると
何事に関しても
「このくらいにしておこう!」
という気持ちは
あんがい大切なことのような気がしてきました。

2002.10.24
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電話はかければつながるし
手紙は出せば届けてくれます。

テレビのスイッチを入れれば
いつでも何かやっていますね。

きのう、夜の11時過ぎに
いつものようにホームページをアップして
点検のために見てみたら
何回やっても僕のページが出てきません。

朝になってやってみて
やっとつながりましたが
前夜はサーバーが混んでいて
繋がらなかったのだと思います。

バックボーンが大きくてそうした心配がないと思って
IIJというプロバイダーを使っていますが、
やはりインターネットは途上の技術で
安心して使っていられず
信用できないようなところがありますね。

こうしてインターネットを通じて
毎日更新していて
読んでくれる人が
友人、たった一人であってもいいんですが
昨日のように届かないことがあると
ただひとり空にむかって叫んでいたような
わびしさを感じますね。

2002.10.23
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朝、窓のカーテンを開け
ベランダの水槽の亀を見ると
いつもどおり
朝の挨拶で
「おなかがすいたよ何か頂戴!」とばかりに、
こちらを向いて手足をばたばたさせています。

でも、いつもよりも動きがスローモーです。
陽がさしてきて気温が上がれば
活発な動きになってきますが、
近頃の朝は相当冷え込んできました。

冬眠させるときには
新聞紙にくるんで
枯葉や土とともに
大きな容器に入れますが
本人がいつ冬眠するか言ってくれないので
そのタイミングに毎年悩みます。

でも、こうして毎日見ていると
「もう今日から冬眠するよ!」
と言っているような日がくるのですから
面白いものですね。

朝、窓のカーテンを開け
ベランダの水槽の亀を見ると
いつもどおり
朝の挨拶で
「おなかがすいたよ何か頂戴!」とばかりに、
こちらを向いて手足をばたばたさせています。

でも、いつもよりも動きがスローモーです。
陽がさしてきて気温が上がれば
活発な動きになってきますが、
近頃の朝は相当冷え込んできました。

冬眠させるときには
新聞紙にくるんで
枯葉や土とともに
大きな容器に入れますが
本人がいつ冬眠するか言ってくれないので
そのタイミングに毎年悩みます。

でも、こうして毎日見ていると
「もう今日から冬眠するよ!」
と言っているような日がくるのですから
面白いものですね。

2002.10.22
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さいかち坂のサイカチの木

今御茶ノ水の
スターバックスコーヒーでこれを書いています。
今日は朝から雨なので
古書店街を歩いて一休みです。

昔よく入った喫茶店はなくなっていて
仕方なくスタバに入りました。

平日の雨の神田・御茶ノ水近辺は
本屋も静かでいいし
岩波ホールでイタリア映画の
「明日、陽はふたたび」を見ましたが
昼の部ということもありすいていました。
地震の後の人々の様子を描いた映画ですが
けっこう面白かったですよ。

御茶ノ水という街はなぜだかかかわりがあって
生まれた病院もここらで(ぜんぜん覚えてませんが)
サラリーマンとして勤めていたのも
この辺でした。

昔の職場のそばの「さいかち坂」を歩いてみましたが
(水道橋駅から線路沿いにお茶の水に向かう 途中の坂道。)



坂の上のサイカチの木には
案の定、実がたくさんなれていました。

名の由来の看板を見ると
昔サイカチの木がたくさんあったので
名づけられたそうです。



そのサイカチの木を撮るのに
背景に傘を指した人を写しこもうとおもって
人が通るのを待っていましたが
一日中降り続く雨の日には
人通りも少なく
なかなか人が来ません。

ようやく通りかかった人は
その場の雰囲気にぴったりの感じの傘の女性で
思い通りの写真が撮れました。


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撮影のためなのですが
リンゴ畑の真っ只中にいると
熟したおいしそうなリンゴに囲まれているだけで
幸せな気分になりました。

豊かな実りとはいいものですねー。

天気予報では津軽地方は晴れるはずなのに
朝からずっとどんよりとした曇り空で
りんごの木の後ろにそびえる岩木山も
上のほうは雲に覆われています。

上着を着ていても寒くて
もうすぐ雪の降ることが
たやすく想像できます。

さびしい、かなしい季節のはずですが、
たわわにみのったリンゴや
宿でふんだんに出てきた
地物のきのこなどのおかげで
なぜかシアワセな気分になりました。

もうしばらくいるつもりでしたが
明日は確実に天気が悪くなりそうなので
帰っちゃうことにしました。
今、最終一本前の新幹線の中で書いています。

2002.10.20
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八甲田山、毛無岱の湿原

朝、酸ヶ湯温泉を出る頃は
霧雨が降っておりましたが
予報で昼には晴れるとの言葉を信じて
雨具に身をかためて出発しました。

しかし、いつまでたっても天気は良くなってきません。
そのうえ酸ヶ湯あたりは紅葉真っ盛りなのに
登るにつれて終わり気味で
登山コースに選んだ地獄湯沢は
その名のとおり火山性ガスの影響で
草木がほとんどありません。

視界のない霧雨の中
重いカメラを担いで
ただただ
トレーニングのために歩き続けている気分でした。

午後山を下りはじめてから
やっと雲の下におり
目の前に毛無岱という広い草原が見えてきました。

さすがに八甲田山は広いですね。
冬のツアーの人が目印にした赤布が
はるか木の6〜7メートル上の枝についています。
非難小屋の冬季入り口も
二階にあり
はしごがかけてあります。

小説で読みましたが
とんでもなく雪の多い地帯での
むかしの日本陸軍の
雪中行軍の遭難!

今日の気温は摂氏5度
その程度でも手がかじかんでしまいましたが
当時遭難した方々のこと。
想像しただけでも
さぞつらかっただろうと合掌です。

追伸、
昨日奥入瀬のことを書きましたが
奥入瀬渓谷ではなく奥入瀬渓流でした。

今夜は八甲田山を下りてすぐの黒石市の板留温泉です。


2002.10.19
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秋の午後・奥入瀬渓流。

今、十和田湖、八甲田周辺は紅葉真っ盛りです。
奥入瀬渓流沿いに舗装道路があり
平日だというのに
県外車も多く、観光バスや
"わ"ナンバーのレンタカー(僕もそうです)が たくさんいて渋滞していました。
こんなに手軽に紅葉が楽しめるのですから
当然といえば当然のことですが
あす、あさっての土日はどうなるのでしょうかね。


赤沼の紅葉。

上の写真はブナの原始林の中にある
赤沼という透明度のたかい沼で、
こちらは山道を歩かなくてはいけないので
人に出会わず一人で静かに紅葉が楽しめました。

今夜は十和田湖です。
明日は山に登るつもりなので早めに更新します。

19:34 2002/10/18

2002.10.18
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フィールドで植物を見ていても
目に付くのは実ばっかりです。

今日更新した植物もすべて実になってしまいました。

いつもこちらの気分より先に
季節は進んでいくようです。

四季が順々に巡ってくるのは
わかりきったことなので
こちらも前もって
次の季節を受け入れる心の準備をすればいいのに
いつも暑いと思っているうちに秋になり
気がつくと今年も終わりとなるのでしょうね。

認識よりも周りの変化が大きくて
戸惑ってしまうのは
浦島太郎をはじめ人間の性かもしれませんね。

僕なんか季節の変化でさえ戸惑ってしまうのに
今世間をにぎわしている
拉致され帰国されている方々の
心境は・・・
とんでもない状況におかれ
第三者の思惑で振り回され続け・・・と考えると
僕の想像を絶します。

さて、うかうかしていると
秋も終わってしまうので
紅葉を見に
八甲田あたりへでも行ってきます。
(今、夜行バスの車中で書いています。)
そういうわけでいつもよりも
ちょっと早い更新です。
22:28 2002/10/17

2002.10.17
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ちょっと古いおとといのニュースですが
熱海港の防波堤で
釣り人が高波を受けて海に投げ出され
2人が死亡し、4人が重軽傷という事件。

長さ280メートルの防波堤に当時100人ほどいて、
多くの人が湾内側を向いて釣りをしていて
外海からの波を背後から受けて
大勢が海に落ちたらしいのです。

誰もがそんなことは予想もせずに
釣りを楽しんでいたのだと思います。

波は1000波に一波というような確率で
大きな波が来るという話しを聞いたことがあります。

きっととんでもない大波が突然
防波堤を超えてやってきてみんな背中を押されるように
海に投げ出されたのではないでしょうか。

昨夜、気象衛星の画像を見ると
日本は雲一つ無く
全国的な晴れだと思っていたら
今朝、僕の住んでいる渋谷あたりでは雨が降りました。

一時帰国の
拉致された方々の迎えのチャーター機が飛び立つ
今朝の羽田のシーンをテレビで見ても
雨の中のようでしたが
けっこう広範囲に降ったのかもしれませんね。

疑問に思い、すぐ衛星画像を見てみると
うっすらと雲が見える程度です。

雨が降るか降らないか、
大きな波が来るか来ないか
次元は違いますが
自然現象は予想がなかなかつかないですね。

2002.10.15
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秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
・・・
の気分で散歩していたら
偶然北海道の物産展に出くわしました。

"ためいき"気分はふっとび
ザックにいっぱいカボチャやネギや
シシャモや鮭トバを買い込み
特設屋台の
ジンギスカン風の串焼きと
生ビールで仕上げです。

山ではすでに本格的な紅葉の時期となり
町には秋の収穫物が全国から集まってきて
"食欲の秋"本番というところですね。

2002.10.14
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山の上はすっかり色づいています。

群馬県から新潟県へ抜ける清水峠は
トンネルのできる前は重要な街道だったようです。
山道の道しるべを見ると国道291号と書いてあります。



国道だから整備が良いかというと
ところどころ荒れ放題のところもあり
けっして良い道とはいえません。


まったく普通の山道です。

ここは清水街道と呼ばれ別名「米の道」だそうです。
明治3年(1870年)越後の米を関東へ輸送するため
清水峠の開発を計画し
明治14年から18年にかけて開通させたようです。

今日歩いて見て本格的な登山コースだと思いました。
こんな山道を自動車もない時代に
重い米をどうやって運んだのでしょうか、
山が険しくて馬車や荷車は無理だと思われるので
牛馬に背負わせるぐらいしか方法がないでしょうね。

この道は災害などによりまもなく廃道になり
明治22年になって個人経営で道路が開発され
兎平から2里の近道が明治23年に開通しました。

通行料、人は2銭、牛馬一頭3銭の有料道路で
ずいぶん賑わったそうです。
たかだか百数十年前の出来事です。



今では物流は道路も鉄道もみなトンネルを通り、
送電線だけが何本も峠を越えています。

思ったよりも道が悪く
ほとんどの行程で
折りたたみ自転車はザックにくくりつけることになり、
新潟県側の人里にたどり着いたのは
すっかり夕暮れとなってしまいました。


新潟側の清水の集落から夕暮れの峠を望む。

2002.10.13
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色づく谷川岳 一の倉沢

紅葉シーズンの連休というわけで
谷川岳の一の倉沢への道は
標高があまり高くないせいか
まだ木々は色づいてはいませんでしたが
大勢の人でにぎわっていました。



一の倉沢は残雪もあり
そそり立つ岸壁に生える草木はすでに紅葉しているようで
穏やかな茶系の秋の色でした。

風もなく穏やかな夕暮れ
テントサイトで携帯電話を出してみたら
電波のマークは一本ですが
更新できそうです。



そういうわけで焚き火のわきで
フィールド日記を書きました。

2002.10.12
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9月25日ですからわずか16日前のこのページのコメントで
信号待ちをしていて
日差しが強くて日陰に逃げ込んで
信号を待ったことを書きましたが
今日は道を歩いていて
心地よい日差しを求めて
気がついたら日の当たる側を歩いていました。

日差しを求めるか、それとも逃げるか、
わずか16日の差で気分はもう
暖かさを求めていたようです。

そんな自分の行動がなんだか面白くて
歩きながら、これからやってくる
忘れていた長くて寒い冬を
思い出してしまいました。

2002.10.11
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小学生の頃
少年マガジンなどの
漫画雑誌を毎週楽しみに読んだ覚えがあります。

連載漫画で「紫電改のタカ」などはよく覚えていますが、
読み物のページも多く、
”しゃっくりが何年間もとまらない女性が英国にいた”とか
”飛行機が消息不明になる魔の海域がある”
とかの記事を今でもなぜか覚えています。

その中で
アメリカの進駐軍が羽田を拡張するために
神社をこわそうとしたら
関係者がつぎつぎと事故にあったり
原因不明の病気になったので
お祓いをして祠(ほこら)を作って鳥居を残した
というような記事があったのを覚えています。

今日多摩川の川沿いを河口方面にくだっていたら
その鳥居を見かけました。



”平和”とも書いてあります。



これは昔、羽田穴守町にあった穴守稲荷神社の鳥居で
旧羽田空港の旅客ターミナルビル前の駐車場の一画に
そのまま残されたものでした。

そして新空港ができる平成11年に
旧住民の声で川のそばに移したということで
鳥居のいわれの石碑がありました。

それによると
昭和20年9月21日口頭で
48時間以内の立ち退きを命じられて
羽田穴守町、羽田鈴木町、羽田江戸見町の
住民すべて(1200世帯、3000人ほど)が追い出され、
目の前で家がブルトーザーにつぶされ
空港が拡張されたとのことでした。
そして唯一形として残ったのが
この鳥居だけだったそうです。

旧住民がこのことを忘れないようにと
鳥居のそばにたてた石碑なのでした。

少年マガジンにあったたたりの話もきっと事実で
大勢の住民の悲しみを背負った
神様の怒りだったのかもしれませんね。

ところでその昔、
今日は東京オリンピックの開会式の日でしたね。
なぜだか懐かしー。


2002.10.10
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「僕はタバコを吸うのをやめることにしよう!」
と、思い立って
タバコをやめたのは今から20年以上前です。

しかし、タバコを吸う友人と酒を飲んだり
山小屋などで何日も雨に閉じ込められて
暇をもてあましたときなど
「ちょっと一本!」
といってもらいタバコでよくひんしゅくをかいました。

二日酔いの翌日など
「もう酒はほどほどにしよう!」とか、
ごちゃごちゃの机の引き出しなどを整理した後など
「これからは決められた場所にちゃんと置こう!」とか
自分に誓うことがよくあります。

しかし、「まあいいか」とすぐに自分に甘くなり
もとのもくあみということがしょっちゅうです。
(注記、タバコは今でも吸っていません。)

こうした長年の経験からすると
理想に描いた自分像になれることは
きっと不可能でしょう。

こうした自分との
妥協点を見つけて
うまく付き合っていくのは
どうすればよいか
この年になって悩むこのごろです。

なるようになるさと、自然体で生きるかなー!



ところで訂正です
9月29日フィールド日記で紹介した
ホシアサガオは間違いで
マメアサガオでした
後日、フイルムを整理しているときに間違いに気づき
その日のページは訂正してあります。

2002.10.9
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人とのコミュニケーションをとる手段は
いろいろあるわけですが
目を見つめあい表情を確認して
直接話し合うことが一番でしょうね。

他にコミュニケーションの方法はたくさんありますが
文字は人を表すというように
自筆の手紙はとても良い通信手段だと思います。

そんななかで
近頃、新しい手段としてメールが
電話やファックスなどと同等か
それ以上の地位を築き始めているような気がします。

最近、パソコンを起動させてメールソフトを開いて
宣伝以外の私信のメールが来ていないと
なぜかがっかりしてしまいます。

こちらから出さなければ
来ないのは当たり前ですが、
来ていないとがっかりしてしまうのは
自分でも矛盾を感じます。

家のポストを開けるとき
そんな期待はしないことを考えると
メールには
手紙とは違うものを求めているのかもしれません。

僕はやっていませんが、
人が携帯電話での
メールのやり取りしているのを見ていると
まさに新しいコミュニケーションの手段を
模索しているように見えます。

テレビから始まり
バーチャルなゲーム、パソコン、メールなど
現代人はどうやって付き合って行けばいいか
判断にこまる新しいものがたくさん押し寄せてきますね。



2002.10.8
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雨上がりの青空。


夜中に降り始めた雨は
風を伴って朝まで降り続いておりました。

出かける時間になってもまだ大粒の雨が降っているので
雨具に身を固めて
覚悟を決めて仕事場に向かうことにしました。
しかし、外へ出てみるともうたいして降っていません。

そして5分も歩かないうちに
地平のかなたに青空が見え始め
あっという間に空一面に広がってきました。

草木はまだ濡れていて
風が吹くと枝から水が落ちてきます。

しばらくは雨具も傘も手放せない
雨上がりの青空でした。

2002.10.7
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同じ東京でも東の方には
なかなか行く機会がありません。

小学5年生のころ
江戸川区の小岩というところに
一年間ほど住んだことがありますが
その当時のともだちとはもう付き合いもなく
かかわりのない土地になってしまいました。

しかし記憶には鮮明に残っており
放課後に仲間と魚とりをしたり
草野球をしたことなど
なつかしく思い出します。

当時地平線が見えるほどの
一面に田んぼだったところが
今では住宅がたてこんでしまって
思い出の場所を探してもなにも見つかりません。

そうして折りたたみ自転車でさまよっていて
ありました!ありました!
唯一記憶をたどれるところが!

そこは、昔遊んだお寺の境内でした。



その境内にあるこの大木は
今日、看板で由来の知りましたが、
善養寺の影向(ようごう)のマツと言い
樹齢600年のクロマツだそうで、
東京都指定天然記念物だということです。

この木と境内を見てなぜかほっとしました。
そしてこのお寺から一歩外へ出ると
見知らぬ別世界なのでした。

おとといのコメントで
町の再開発のときに
更地にしてすっかりやり直して
昔の面影がなくなるのはこまったものだ
というようなことを書きましたが
世界遺産の白川郷など
誰もが貴重と思うようなもの以外は
平気でつぶしているように見えます。

そのうち日本中の景色がすっかり変わってしまって
別の国のようになってしまうのではないでしょうかね。

2002.10.6
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穏やかな秋晴れの休日。
運動会日よりでしたね。

我が家でも
息子の小学校最後の運動会で
お弁当やシートを持って
一日校庭で応援してきました。

秋の穏やかな日差しでも
ずいぶん日焼けした気がします。



この学校の6年生は26人。
運動会ではその26人全員が
ブラスバンドのメンバーです。
運動会の役割も応援団長の赤組、白組それぞれで2人、
放送、審判、救護、児童(低学年の面倒見)係りetc.と
全員何らかの役割をもっていどみます。
自分たちの競技もこなし
まさにフル回転のようでした。

僕が小学生だった頃は
一学年が百人以上いて
役割のない子のほうが多く
自分の競技の出番までは
ずっと座っていたことからすると大違いです。

小さな学校の最高学年として
しっかりやっている息子の姿を見て
小さな学校もそれなりに
いいものだなーと思いました。

2002.10.5
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今日のフィールド日記で撮影した場所は
高田馬場にある僕の仕事場の近くの団地の緑地です。

そのあたりには築40〜50年は経つ
公団や公社の老朽化した鉄筋4階建ての
団地がたくさんあります。

昔の団地はゆったりとしたつくりで
建物を取り囲むように草木が茂り
もう立派な大木がたくさん生えています。

最近それらの団地が次々と建て替えられているのですが
草一本残さずに更地にしてから
近代的な高層アパートに立て替えています。
そうして、建物が完成すると申し訳程度に
まわりに木を植え花壇などを作ります。

昔の団地の深々とした緑を頼っていた野鳥や
草木の中に住んでいた
セミもバッタもコオロギもミミズもダンゴムシも
全員、草木とともに死んでしまったことでしょう。

本当の自然ではないにしても
40〜50年かけてはぐくまれた生態系を
すこしは残せないものですかねー。

自然保護が叫ばれていますが
身近な緑をもっと大事にしてほしいですね。

2002.10.4
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江東区にある木場公園には
多くの帰化植物を栽培して公開している
帰化植物園があります。

ここは地域で植物観察を続けている
江東植物愛好会の皆さんが
帰化植物を植えて通年観察するため
公園側と交渉して
当初は隅っこの小さな土地で細々と始めました。

僕がたまに行くと
愛好会の方がいつも整備・管理に
精をだして仕事をしています。
東京都が予算を組んで
業者に頼んで同じ事をやろうとしても
行き届いた管理は絶対出来ないことでしょう。

そうした愛好会の努力でどんどん充実してきて
公園側も、近年公園で一番の売りとして
正式に帰化植物園としてオープンしました。

他の東京都が管理している公園を見ると
神代植物園をはじめ、
戸山公園、水元公園、日比谷公園、代々木公園
など共通していえる事は3〜4年もすると
職員がみんな入れ替わってしまい、
長期に渡って企画をたてている様子が見えず
そのつど場当たり的な
思いつきでやっているように見えることです。

その点今日も木場公園では
江東植物愛好会リーダーの渡辺さんが
長靴をはいて
ボランティアと思われる方々とともに
圃場整備の作業をしていました。
10年以上前からほぼ毎日のように
帰化植物の管理に
情熱を注いでいる様子には頭が下がります。

そんな渡辺さんとのしばらくぶりの雑談で
通年観察している人だから面白い
いろいろな帰化植物の生態を伺いました。

2002.10.3
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昨夜は台風の最中の森はどんな様子か
雨具に身を固め森に行って見ました。
暗い森で悪魔が踊りまわっているように
風で木々の枝が揺れておりました。

今朝行ってみるとうってかわって
台風一過の穏やかな陽光
雨に洗われた森の木々の光るような葉
さわやかな空気
前日との落差にしばし
息をのんで周りを見回してしまいました。

ところで
僕の住んでいるマンションでは年に一度
高圧洗浄で下水管などをきれいにしてもらいます。

きっと汚れのたまった川や湾なども
この台風できれいになったことでしょうね。

2002.10.2
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小笠原の父島にお住まいの
Y先生に伺った話ですが、
猛烈な台風が小笠原を襲ったとき
鉄筋の共同住宅のY先生の
お部屋のガラス窓が
風で押されて
部屋の側に膨らんできたので
奥さんと手で押し返して
割れるのを防いだそうです。

翌朝、港に行ってみると
岸壁近くの建物が
土台を残して
影も形もなく消え去っていたそうです。

伊勢湾台風の記録などを読んでも
命にかかわるような猛烈な台風は怖いですね。

これを書いている今
東京地方に台風通過中の
21:08 2002/10/01です。

この台風での被害がなくて、
明日は汚れた空気も吹き飛ばされて
台風一過の晴れとなるといいですね。

2002.10.1
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うれしいことに
今日は間違いの指摘が2件ありました。

間違ったのになにがうれしいの?
と聞かれそうですが
人間誰しも過ちを犯します。
ぼくなんか
間違いだらけの人生を送っているので
間違いに気づいたらすぐ軌道修正します。

ぼくが言い張ろうがどうしようが
真実は一つなのですからね。

それでバックナンバーの信頼性が高まったら
何よりグッドです。

指摘の一つは9月11日に紹介した
ツリフネソウ科の園芸植物で
ホウセンカです。
ツリフネソウと名前をつけてしまいました。
ツリフネソウは紅い花で
山の沢沿いに生える野草です。
あたまではわかっているのに
大チョンボです。
もしそのページをご覧になって
ホウセンカのことを
ツリフネソウと覚えてしまった方がいたら
今日再確認して覚えなおしてください。
お願いします。

人との会話でも
自分では気づかずに
言い間違いをしてしまうことがありますが、
活字でも同じようなことをしてしまったわけです。
すっかりそう思い込んで
図鑑との照合もしなかったのです。

もう一つは6月21日に紹介した
ニワゼキショウがオオニワゼキショウではないか
との指摘をいただきました。

これは僕にとってけっこう厄介で、
僕はニワゼキショウと思いましたので
もう少し検討してみます。

なにか情報をお持ちの方がいらしたら
ご連絡ください。

2002.9.30
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"新しい出会い・発見を求めて
見知らぬ地へ旅に出る"

まさにそれは旅の醍醐味ですが
身近なところでもそうした要素を探せば
行きたくなるところはたくさんあると思います。

今日は家族での午後の散歩で
いつも利用している小田急線の
降りたことのない駅へ行ってみようということになり
喜多見駅から野川沿いに川を歩いて
京王線の柴崎駅まで
世田谷区、狛江市、調布市を通る
小さな旅気分の散歩をしました。


(じっと獲物を狙うコサギ)

住宅地を流れる野川でも
水辺は植物や水鳥が面白く


(息子の手にとまるお腹が卵でぱんぱんのカマキリ。)

昆虫博士と言われている我が子は
草むらのあっちこっちで虫をおいかけ
親は親で双眼鏡で鳥をみたり
しゃがんで草をみたり
寄り道ばかりの散歩でした。

2002.9.29
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朝からの雨が小降りになり
明るくなってきた午後
公園に行ってみると
同じパターンで家から出てきたのでしょうか
けっこう多くの人が散歩を楽しんでいます。

ジョギングなどの
運動を目的として公園に来た人も
雨の間やむのを待ってやんだとたんに
家を出たのか
みんないっせいに走っている感じで
晴れた日よりも大勢走っています。

みんな申し合わせて
行動しているわけではないのですが
テレビなどのマスコミの影響や
季節や天気などの影響で
個人が独自の発想で行動したつもりが
同時多発的に
いっせいに大勢が同じ行動をするということが
多くなっているのではないかという気がします。

それでなくても日本人は
"おそろい"が好きですものね。

2002.9.28
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今日のフィールド日記は
シラカシ、スダジイ、クヌギの
それぞれのドングリの紹介です。

仕事場へ向かう道すがら(明治神宮の中を通るコース)で
上記三種のドングリのほか
カキ(まだ青い)、タイサンボク、ミズキ、
などの実がすぐ目に付きました。

実りの秋となりましたね。

これからの季節
山に行くと紅葉との出会いのほかに
秋の収穫が楽しみですねー。

熟したサルナシは最高にうまいですよ。

傘を逆さにつるして
蔓をゆすって
ばらばらと落ちてくるのを収穫する
ヤマノイモのムカゴ。

木によじ登ってがんばると
たくさん獲れるヤマブドウやアケビ。

ブルーベリーの数倍うまい
クロマメノキやクロウスゴの実。

ハナイグチ、ナラタケ、ホコリタケ、
チチタケ、クリタケなど
食べられることが確実な茸類。

もうキーボードをたたきながら
秋の味覚を思い出しているだけで
なんだかうきうきしてきました。

2002.9.27
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今日は昔の山仲間と3人で酒を飲んで
話題は歳のせいですかねー
子どもたちのことで話が盛り上がり
子育ての真っ最中の頃の話題に花が咲きました。

山仲間の子供たちは
みんな成人を迎えるような歳になりましたが
その子たちが小さな頃
みんなでよくキャンプに行きました。
いまその子たちが
あのおじさんは
このおじさんはと、
昔の記憶で家族の中で
我々のことをあれこれと
人物評価をしているようなのです。

そのなかでだれよりも
断然I氏の評価が子供たちに良いようなのです。
(僕でなくてざんねんでした。)
酒を飲みながら三人で分析してみた結果、
誰に対しても対応が変わらないということが
評価の第一原則のようでした。

大勢の目が注ぐ中で
我が子が問題を起こしたとき
人々の目は親はどう対応するかに注目が集まります。

その視線を浴びながら
いつもどおり子供に接する事は
なかなか難しいことだと思います。

ややもすると
まわりの視線を意識して
はでに子供をしかるという
ジェスチャーをしてしまいがちです。

その点
I氏はまわりの思惑とはかかわりなく
いつもどおりの対応で子供に諭したようなのです。

力の弱い子供時代には
大人の自分に対する矛盾した態度が敏感に感じられ、
いつも変わらない対応をしてくれる大人が
何よりも信用できるわけです。

十年もすれば物事をしっかり見極め
社会の中心メンバーとなる子供たちを
ないがしろに扱う大人は馬鹿ですよねー。

2002.9.27
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今日は昔の山仲間と3人で酒を飲んで
話題は歳のせいですかねー
子どもたちのことで話が盛り上がり
子育ての真っ最中の頃の話題に花が咲きました。

山仲間の子供たちは
みんな成人を迎えるような歳になりましたが
その子たちが小さな頃
みんなでよくキャンプに行きました。
いまその子たちが
あのおじさんは
このおじさんはと、
昔の記憶で家族の中で
我々のことをあれこれと
人物評価をしているようなのです。

そのなかでだれよりも
断然I氏の評価が子供たちに良いようなのです。
(僕でなくてざんねんでした。)
酒を飲みながら三人で分析してみた結果、
誰に対しても対応が変わらないということが
評価の第一原則のようでした。

大勢の目が注ぐ中で
我が子が問題を起こしたとき
人々の目は親はどう対応するかに注目が集まります。

その視線を浴びながら
いつもどおり子供に接する事は
なかなか難しいことだと思います。

ややもすると
まわりの視線を意識して
はでに子供をしかるという
ジェスチャーをしてしまいがちです。

その点
I氏はまわりの思惑とはかかわりなく
いつもどおりの対応で子供に諭したようなのです。

力の弱い子供時代には
大人の自分に対する矛盾した態度が敏感に感じられ、
いつも変わらない対応をしてくれる大人が
何よりも信用できるわけです。

十年もすれば物事をしっかり見極め
社会の中心メンバーとなる子供たちを
ないがしろに扱う大人は馬鹿ですよねー。

2002.9.26
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このページを毎日書くに当たって
今日のテーマは何にしようかと悩みます。

その日に感じたこと、
印象に残ったことなどを思い出すと
おのずとテーマが見えてくることがあります。

今日はああでもないこうでもないと
小一時間考えて
出てきたものは
人生とはとか
日本の行く末はとか
日本の行政のありようとか
ちょっとやそっとではすまないことばかり
思い浮かびます。

風邪気味なので
それだけで頭が痛くなってしまいました。

ところで
冬はひなたが恋しくて
南向きの風の当たらない塀ぎわなどが
居心地がいい場所ですが
今日は正面から日の当たる交差点で
信号待ちをしていて
日陰をさがして太陽から非難しました。

太陽が恋しいか
逃げたくなるかの
境目のような季節ですね。

2002.9.25
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盆の迎え火に
母の実家に家族で訪問して
僕の祖父母の仏壇に線香をあげてきました。

そのとき72歳になる叔父の机の上にノートパソコンと
ISDNの機械がありましたが繋がっていません。

叔父はオフラインでパソコンを使っているのですが
インターネット接続の手はずまではしてあっても
業者は機械を置いていっただけのようでした。

その日は時間がなくそのまま帰りましたが
昨日、行って来てプロバイダーとの契約と
メールアドレスの取得の
接続を手伝ってきました。

僕は脇で見ていてアドバイスをしたのですが
別のページに進むのに
色の違う字をクリックするとか
前のページに戻る方法とか
選択するのためには頭の丸をクリックして
チェックマークを入れるとか
がわからないのです。

考えてみたら
インターネットを使っている人には当たり前のことが
慣れていない人にとっては
そうしたやり方に関して何の説明もなく
その時点でつまづいてしまうことがわかりました。

情報弱者にならないようにと
努力している叔父さんでさえそうなのだから
一般のおとしよりは”おして知るべし”だとおもいます。

そうでなくても
機械内部でソフト同士がぶつかって不調になったり、
ウイルスが入ってしまい
ハードディスクを荒らしまわったりされたら
どうやって手をつけていいのかわからないですよね。

以前マックで日に30回くらい再起動をしながら
問題解決に悩んだことがよくありましたが
パソコンは案外原始的な機械だと思います。

巷で言われているように
パソコンは衰退して
携帯電話で
何でも済んでしまうようになるかもしれませんね。



お知らせ
富士登山を考えるを更新しました。
2002.9.24
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つい先日まで暑い暑いといっていたのに
このところすっかり秋めいてきましたね。

うっかり寝冷えして鼻かぜをひいてしまい
原因が風邪なのか花粉なのか
わけのわからないまま
はなみずーーーが出てでて
盛大にティッシュを消費しています。

今日はそういうわけで遠出せず
皇居周辺を折りたたみ自転車で散歩しました。

東京では
皇居の土手のヒガンバナが見ごろですよ!
もうキンモクセイも咲き始めていましたよ!
街路樹もずいぶん色づいてきましたよ!

2002.9.23
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秋祭りの季節ですねー
代々木"村"のあちこちで
お囃子や太鼓の音が聞こえてきます。

今日は朝から
雨の降り出しそうな天気でしたが
夕方になって
いよいよ降り出して来ました。

小学校6年生の息子は
しばらく前から
家の手伝いのアルバイトに精を出し
お小遣いをためて、
今夜、神社の境内で盛大に行われる
夜祭に行くのを楽しみにしていましたが
雨は本降りです。

僕は気が進まなかったのですが
「まあ、見に行ってみるか」
ということになり
ちょうど遊びに来ていた姪といっしょに
みんなで出かけることにしました。

行ってみると予想に反して
大勢の人が来ています。
早速息子は友達を見つけて
濡れることなどかまわず
わいわいとやっています。

以前、高知県の足摺岬の近くの
柏島という岬の突端にある小さな島の漁村で
秋祭りに出会いました。
その日は冷たい風が強く吹くあいにくの天気で
祭りを盛り上げる出店も少なく
さびしげな祭りでしたが
村人総出でみんなニコニコしていました。

一年一度の秋祭り
雨が降ろうと
風が吹こうと
みんな楽しそうに見えますね。

2002.9.22
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花粉症はある年に突然症状が現れるようですが
僕は去年ブタクサのたくさん生えている荒地で
そのブタクサの撮影をしていて
くしゃみがとまらず鼻水がでてきました。
そのとき初めて花粉症となったことに気づいたわけです。

今日、多摩川中流域の河原を
折りたたみ自転車で走っていて
やはり突然くしゃみがでて
盛大に鼻水が出始めました。
周りには丈が5メートルにも育ったオオブタクサが
たくさん茂っています。
そういうわけで今日
オオブタクサも僕の花粉症の
原因となることがわかりました。

僕はスギの花粉では症状が出ません。
春先のスギの時期に弟が以前から
しっくはっくしているのを見て、
「たいへんだねー」
とは声はかけても
”ひとごと”としか受け止められなかったのですが
自分の身にそれがおこると
ほんとうにまいります。

きょうはオオブタクサの林がとても恐ろしく見えました。
そんな恐怖の中で花粉を浴びて花を撮影しました。
フィールド日記で見てみてください。

ところで、
先ほど(22:00 2002/09/21ごろ)
メールが来たので開いてみたら
対馬にお住まいのK氏から
写真のメールが来ていました。
一点は昼間撮られたダンギクの花で
(対馬ではうらやましいことに道路端に咲きます。)
もう一点は送信直前に撮られた
(僕の作品ではないので残念ながら掲載できませんが)
中秋の名月の写真でした。

対馬では雲もなく良い月見が出来たようです。
早速ぼくもベランダにでてみたらおぼろ月が見えました。


渋谷の空の月。

インターネットで即時の
映像の情報交換の魅力を感じました。

2002.9.21
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数日前に貸しビデオ屋で
「千と千尋の神隠し」を借りてきて家族そろって見ました。
去年の夏休みにつれあいが入院していて
(おかげさまでつれあいは無事完治して
前よりもパワーアップしました。)
息子と二人でほぼ一ヶ月
当番で洗濯や食事を作ってすごしました。

なかなか大変でしたが
気が向くと二人でちょっと
映画を見に行ったり
外食したりしました
そのころこの映画は話題になっていて
映画館前で行列が出来るほどでしたが
息子と二人で見に行きました。

ひさびさにビデオで見ると
僕はストーリーの細かいところは思い出せません。
感想を話しながらのビデオ鑑賞なのでわかったのですが
同じときに見た息子は仔細に覚えているようでした。
年齢からいっても当然のことでしょうが愕然としました。

ところで宮崎駿の映画は
「となりのトトロ」などでも感心しましたが、
背景の風景に描かれた植物が
種類がはっきりとわかるほど
しっかりと描かれているのです。
アップの時にはさながら植物画のように
端的な描写です。

一事が万事、
自分の作品に対する妥協のない
宮崎氏のそうした姿勢に感心します。

2002.9.20
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ハマベノギク、ダルマギク、サツマノギク、ハマギクetc 海岸のキクを撮影した時のことを思い出してみると ひとりで撮影に出ることが多い僕は 人影のない秋の海岸でその地に咲く野菊を 時間をかけてじっくり撮影します。 そうした様子をうちのつれあいに話すと 「某国に拉致されないように気をつけて!」 とよく言われました。 某国がいくら否定しても「拉致」は 日本人全員、既成の事実として 認識していたのだと思います。 しかし、今回のニュースは 予想していたことを認めたということだけで 大ニュースだったのですね。 みんな、ならずものの某国は認めるわけがないと 思っていたんじゃないでしょうかね。 そうして、だんだんわかってくる 拉致されたかたがたのことや 残された家族のことを考えると 僕は、むちゃくちゃに腹が立ちます。 それにしても、 いままでずーと否定してきた某国が なぜあっさりと認めたのか 政治にうとい僕は不思議に思います。 先日の台風で 韓国に大きな被害があったようですが 国情がよくわからない某国の この秋の農作物の収穫は大丈夫なのでしょうかね。 ひょっとしたら 危機的状況なのかもしれませんね。 21世紀の現代 日本からジェット機で2時間で行けるようなところで もし大勢の人々が餓死するようなことがあったら とんでもないことですね。 2002.9.19
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ひさびさの晴れでしたねー。

さわやかな秋の風!
事務所でもエアコンを使わず
窓を開け放していました。

東京ではこうして過ごせる日は
春と秋のほんのいっときですね。

今日はホームページに注ぐ情熱の大半を
富士登山を考えるというページにつぎ込みました。

ちょっと長めですが読んでみてください。

2002.9.18
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雨があがったばかりの日暮れ時
事務所からの帰宅の途中
最寄の駅の狭い商店街を
同じ電車から降りた人たちと一団になって歩いていると
宅急便のトラックが止まって狭くなったところを
タクシーが後ろから迫ってきました。

壁に張り付いてもよけようがないようなところで
そのタクシーはクラクションを何度もならして
道をあけろと迫ってきます。

そのタクシーをやっとやり過ごして
しばらく行くと
向かいから中年の背広姿の男性が
先の尖ったこうもり傘を
槍のように前に突き出し
急いでいるんだから俺の進路をあけろ
というふうにすれ違っていきました。

よく狭い歩道で
「どけどけ!」といわんばかりに
ベルを鳴らして後ろから迫ってくる自転車もいますね。

考えてみると、
そうした人は相手が自分の知人や友人だったら
恥ずかしくてけっしてやらないようなことを
相手が見ず知らずの他人だと
平気でするような気がします。

相手が子供でも、動物でも、縁のない他人でも
相手の生き物としての”格”を尊重したら
けっして出来ないことだと思うのですがね。

2002.9.17
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9月は梅雨の時期よりも雨の日が多く
雨量も多いという話を聞いたことがありますが、
まさに連日雨模様の日が続きますね。

週間天気予報を見ると
火曜日はまだ全国的によくないようですが
その後は晴れるようです。

人生を季節にたとえると
小学校6年生の我が子は
早春か新緑の季節に見えますが
東京オリンピックの時に小学6年だった僕は
今は初秋の9月半ばというところでしょうか
思春期の不安定な時期が梅雨だとすると
今は9月の長雨気分ですね。

(人生の)実りの秋を前にして
本物の大人になれたかどうかや
身についた知識などの精神面でも
現実世界の経済面でも
それぞれ蓄積が足りずに
イソップ童話の「アリとキリギリス」の
ちょっとキリギリスの心境です。

2002.9.16
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今日の散歩では、
長袖のシャツに薄手のジャンバーを着ていて
ちょうどよいくらいの気温でした。
久々にハンチングをかぶり
秋を探す散歩にでかけました。
まず目に入ってくるのは秋の実りですね。
柿やイチョウの実はまだ青く、
マテバシイの実はもう色づいていて
木の下に落ちはじめています。

よく行く散歩コースの一つの代々木八幡宮の境内は
いつもは人影もほとんどなく静かに散歩を楽しめるのですが、
今日は多くの人が忙しそうに立ち働いていました。



来週の22〜23日が秋祭りなので
一週間前の日曜日とあって、
氏子の方々が祭りの準備作業を進めているようです。

自然も人も秋本番を前にして仕上げに忙しそうでした。

2002.9.15
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雨が降りそうで降らなかった静かな週末。

しばらく前からずいぶん秋の気配は漂っていましたが
今日僕の住んでるあたりの
「秋」
を宣言します!

少々暑い日があろうが
ウールのセーターを着て
ハンチングをかぶり
シャンソンの「枯葉」などを口ずさみながら
秋の気配を楽しみます。

そうしてフィールド日記で
秋の報告をしていきます。


2002.9.14
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母の実家が
佃煮で有名な佃島の近くの中央区の月島にあり
子供のころ、
晴海埠頭付近には自転車でよく遊びに行きました。

今日はその母の実家に用事があり
時間を作って久々に晴海付近を自転車で散歩しました。

子供のころにも
世界中から来る船を見た覚えがありますが
今日もメキシコ海軍の帆船で
クアウテモック(CUAUHTEMOC)号
というステキな船が来ていました。



風の力だけで外洋を航海する船で
それも全長90.5メートル、満載排水量1800トン、
乗員253名の大きさです。

そんな大きな船が太平洋の真っ只中を
エンジンの音もなく、
帆に風をはらんで
253名を載せて疾走していることを想像するだけで
楽しくなってきます。

船首にはギリシャ神話の神なのでしょうか
人物の像があります。
(どなたかこの像の由来をご存知の方がいたら教えてください。)



今日は休養日なのか
大勢の若い船乗りたちが船をあとに私服で
楽しげに銀座方面にでかけていきました。

ところで、子供のころ見本市会場として
大きなイベントがよく行われていて
丸い屋根の大きな建物などがあった場所が
いまはすっかり更地になっていました。



今その役割は
幕張の東京メッセなどに移ったのでしょうが
なにかさびしく、浦島太郎になった心境でした。

2002.9.13
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9月1日に明治神宮にいる
ウサギの危機を書きましたが
(フィールド日記のバックナンバーでご覧ください。)
今日明治神宮のウサギをよく見かけたところで
しばらく探したのですが出会えませんでした。

カラスにすでにやられたとは思えませんが、
冬さなかの食べ物の少ない時期は
カラスも必死で
そうした時期が心配です。

どなたかウサギを救う名案、
ありませんかねー。

2002.9.12
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昨日北海道から帰り
ちょうど一週間ぶりに
いつも通る野原を歩いてみると
植物たちの様子がだいぶ変わっていました。

草刈ですっかり丸坊主になっていた原っぱが
あっという間に茂っており
カゼクサなどはもう盛大に穂を出して
花を咲かせています。

毎日見ていると変化がわずかで
違いがなかなか見えませんが
一週間という時間を経ると
植物たちの動きが鮮やかに見えてきます。

動き回る動物に比べて
静的な印象の植物も
活動のスピードは違うものの
別の基準の時間軸で
そうとうエネルギッシュに動き
しっかり生きているようですね。

2002.9.11
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札幌への移動中に
石狩川の橋を渡っているとき
日本海がみたくなり
ちょっと遠回りをして河口まで行ってきました。


石狩川の河口。遠くに日本海の波が見えた。

海を見たからといってどうということはありませんが
僕はなぜかむしょうに海が見たくなることがあります。

浜辺にたって
昔の青春映画のように
「バカヤロー!」
などとは叫びません。

海岸ではさしてすることがないので
流れ着いたものなどを探します。
魚や鳥の死骸、貝殻や海草などはもちろんのこと
日本海ではロシアや韓国からの漂着物(主にゴミ)。
沖縄の海岸では台湾や東南アジアからのゴミや
ヤシの実に代表される
熱帯からの実などを見つけることがあります。

今日石狩川の河口では
流木と地元日本のペットボトルなどのゴミが目立ちました。

さて、
今新千歳空港の
搭乗待ちのロビーでこれを書いています。

旅の終わりはいつも
なにかさびしいような、
ほっとしたような心境になります。

空港についてふと空を見上げると
ウロコ雲がでていました。


北海道、千歳の空。

もうそろそろ
東京の猛暑も終わりとなっていることでしょうね。

2002.9.10
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ヒグマの足跡。

2002.9.9更新分

紅葉にはまだ早い月曜日、
愛山渓の広い駐車場には
数台の車しか止まっていませんでした。

今日も静かな山に登れるとうれしく思いましたが
しばらくぬかるみの多い登山道を歩いていて
愕然となりました。

まだ新しいヒグマの大きな足跡が
くっきりとついていて
やはり登っているようなのです。

その後しばらく登り続けても
やはり足跡はずっとあります。



北海道の登山者はよく鈴をザックにつけていますが
熊よけとはわかってはいても僕はつける気がしませんでした。

しばらく行くと分岐点に着きました。
そこの道標を見ると
熊出没注意と書いてあります。



北海道ではよく見る看板ですが
こうしたときにこの看板を見ると
ますます恐ろしくなってきます。
笹薮の中の山道で熊と出くわしたらと不安になり
ラジオを鳴らしながら歩くことにしました。

ラジオをつけると
こんどはのべつしゃべり続ける
ラジオの内容が頭にこびりついてきます。
ラジオショッピングの健康器具、今日は限定20台!
ラジオ健康相談の糖尿病の心得!
懐メロ特集の
南こうせつの 神田川 のメロディーなどなど

いつもは鳥の鳴き声とか
沢から聞こえてくるせせらぎの音とか
風のそよぎなどに耳をすませるのに
今日は変な登山でありました。

結局熊には出会わずにすみました。
そのかわりキタキツネ、カモの仲間、ヤマネ(だと思う)を見ました。


2002.9.9
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70センチはあろうか、釣れたてで跳ねているサケ。

2002.9.8更新


70センチはあろうか、釣れたてで跳ねているサケ。

湧別川でカラフトマスやサケをしばらく見ていました。
たくさ遡っているのが見えました。

川の真ん中で、アウトドア雑誌から飛び出したように
ばっちりスタイルを決めた釣り人が
フライでサケを狙っています。
しばらく見ていると、つれたようでした。


この人は釣った後放していました。




河口でも釣り人が大勢いて
けっこう大きなサケが釣れています。



本来、川でサケを獲ることは禁止されており
獲ったサケを車に積み込んだ瞬間に現行犯が成立して
7万円くらい罰金を取られるそうです。

しかし自分たちの町の川にサケが遡ってきて
日曜日、みんな釣りを楽しんでいるようでした。



上流までいけずに水辺で息絶えたサケも見られました。
双眼鏡でよく見てみると
腹を裂いてイクラを取って捨てたようです。

禁猟とはいえ
地域の人々がお互いに了解して
釣りを楽しむのは良いとしても
こうした獲り方はいやですね。

2002.9.8
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未明から雨が降ったりやんだりで
肌寒いくらいの天気でしたが
このままの調子で一日持ってくれればと
祈るような気持ちで
雨具と傘で身を固め
林道の終点から登り一時間半で着く
雨竜沼湿原に行くことにしました。

しかし、
歩き始めるとすぐに大粒の雨が降り出してきました。

ままよ!とばかり歩き続けて
ようやくたどり着いた湿原は
淡く秋の色に染まり
パステルの絵を見るようでした。



花は少なくて残念でしたが
運良く雨もおさまってきて
ブローニー版のカメラで風景ばかり撮りました。

花には遅く紅葉にはまだ早い時期のせいか
他の登山者とは出会わず、
静かな風景のなかで
独り静かに撮影できたのはなによりでした。

2002.9.6
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早朝、羽田を飛び立つとき
機内で
「札幌の気温はいま13度です。」
とのアナウンスがあり、
涼しさを通り越しての
寒さを覚悟しました。

しかし、
札幌につく頃には気温もだいぶ上がったようで
快適でさわやかな風でした。

それでも道を走っている車はみな窓を締め切り
エアコンをかけているようです。

僕は
”東京はまだ今日も暑いだろうなー”
とつぶやき
待ちに待ったさわやかな秋を
ちょっと先取りした気分で
窓をぜんぶ開けて走りました。

確かにこっちには
しっかり秋が来ているようです。

平地でも、稲穂は色づき
秋の虫がなき
ススキなどの秋の花が真っ盛りです。

2002.9.5
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今日はシロツメクサをテーマに
テレビのインタビューを受けるために
日比谷公園と多摩川の河原にテレビクルーと出かけました。


シロツメクサに見入っているのはタレントの矢野左衛門さん。

スタッフは
ディレクター、カメラマン、音声、助手、タレントの5人ですが、
チームを組んで楽しそうです。
それに僕が加わってわいわい撮影が進みました。

昔の映画制作の小津組や黒沢組はもっと大勢の所帯でしょうが
どんなだったのでしょうか。


四葉のクローバーを撮るカメラマン。

今日の収録は日曜の朝7時から日本テレビで放送する
「所さんの目がテン」
と言う番組で
9月29日放送だそうです。

朝早いですがよかったら見てみてください。

ところで明日から北海道へ行きます。
たぶん更新できると思います。

2002.9.3
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昨日の続きのような話ですが
カラスの数が
ここ数年限界を超えて増えたような感じですね。

この時点で東京都はゴミの出し方を厳密にしたり
カラスを捕獲したり
数を減らそうという政策を採り始めましたが、
いずれ減っていくだろう多くのカラスたちは
空腹を抱えて
生き延びるための
あらゆる工夫と戦略を練ることでしょう。

そのうち
さながら
ヒッチコックの
「鳥」
のようなシーンが現実に見られるかもしれませんね。

2002.9.2
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明治神宮には
外国産の飼いウサギが住み着いています。
このフィールド日記でも2月2日に紹介しましたが
その後もよく出会います、
最近様子を見ていて心配なことがあります。

草を食べているウサギのまわりを
ハシブトガラスが取り囲み
しっぽなどをつついているのです。



うかうかしていると前にまわりこみ
目をつつきそうで気が気ではありません。

以前は人と距離を保っていたウサギが
人がそばにいると
カラスたちが近づかないためでしょうか、
最近は人のそばで案心して草を食べています。

今日はウサギを取り囲んでいたカラスを追っ払って
ウサギのそばに座り本を読み始めた僕の近くで
ずっと草を食べていました。

閉園時間がせまり人影がなくなり
僕が立ち去ろうとすると
すぐカラスたちがウサギを取り囲み始めました。


ウサギをつつくカラス。

あっという間にそばに降り立ち
もうつついています。

以前、カラスの群れが大きなウシガエルの目を攻撃して
襲っているのを見たことがあります。

体の大きいウサギは
そうやすやすとはやられないでしょうが
いずれ、弱ったときなどの何かのタイミングで
カラスの餌食になりそうです。

そもそも
こんなところにペットを捨てる人間が悪いのですが、
なんとか救う方法がないものですかねー。

2002.9.1
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夕方から咲き始めるかわいいピンクの花のハゼランは
東京付近では最近目立つようになってきました。

7月16日に紹介したときは
花の紹介と言うより
その日は咲いてもいいはずなのに
不思議と近所中のハゼランが咲かなかったので
それを話題にしました。
そのときは昼に台風のために大雨が降ったので
そのせいだったのではないかと思います。

その後観察を続けていますが
毎日夕方になると花が咲きます。
特に暑い日は花の数が多く生き生きしているように見えます。

今日も残暑厳しくたくさん咲いていたので
このページに載せることにしました。



熱帯アメリカ原産で、以前から沖縄などでよく目にしていましたが
図鑑にもあまり載っていなくて
大きな園芸植物の図鑑の記載で
「明治初年に渡来しているが、現在一般にほとんど栽培されていない。」
と書いてあります。

しかし実情は先ほど書いたとおり
東京ではいたるところで目にします。

雑草も温暖化で熱帯の植物に
どんどん入れ替わっているような気がします。

2002.8.31
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今日は小田急線の線路沿いを新宿まで
どんな植物が生えているか
歩いてみました。

線路沿いの土手や空き地は
都会でも人の目にも触れずに生えている植物に
たくさん出会えました。

都会には自然がないとよく言われますが
野生の植物たちは自分の生きられる環境を見つけて
アスファルトの割れ目でも
ちょっとした空き地でも
しっかりと生きています。

秘境でも、都会の片隅でも
自分で居場所を決めた植物たちが
自分の力で生きている様子を見るのは
いいものですね。

2002.8.30
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僕のノートパソコンはS社でぼくは信頼しています。
しかし、
以前自宅と仕事場にそのS社のミニコンポを買って
両方とも何年かたったら壊れてしまいました。

なおそうと思っても電気製品の修理部品の在庫は数年です。
選択肢は買い替えしかないようです。

そう考えてみると、
ステレオもテレビも洗濯機も冷蔵庫も
もうこれ以上の性能は必要ないので
長持ちして
10年、20年後でも修理の出来るものを作ってほしいと思います。

地球環境の危機が叫ばれている今、
値段が倍でもそうしたものを買いたいと思います。

・・・・・・・・

植物をテーマにしたこのホームページで
唐突な話題を出しました。

しかし、身の回りの出来事を
日々振り返ってみると
そうした些細なようなことが
自然界に深く影響を及ぼしていると思います。

僕は現在、車を持っていませんが
今度買うとしたら20年使える車を買います。

テレビを買うとしたら
やっぱり20年使えるテレビを買いたいですね。

そして、道具として大工さんの鋸や
料理人の包丁のように
愛着をもって身の回りのものを使いこなしたいです。

たとえば、僕の毎日使っている一眼レフカメラは
十年以上使い続けていますが
使い勝手がよくて
まったく変える気はありませんね。

2002.8.29
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夕闇迫る薄暮の公園の水辺でこれをかいています。

トワイライトなこの時間は
闇にうっすら見えるものはみな色の判別もつかず
モノトーンの世界です。

秋の虫たちも鳴き出し
闇の中でこうもりも飛び始めます。

この静かな時間帯が僕は好きです。



ところでこの池で
成長を見続けていたカルガモの親子は
このところまったく姿をあらわしません。

渡り鳥ではないので
子育ての場所としてここですごし
どこかに住処を見つけたのでしょう。

来年の子育ての時期には
またやってくることでしょう。

2002.8.28
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原っぱの
オーケストラだ
キリギリス


うちの子の
夏休みの宿題の俳句です。

先日の
富士山方面の旅行でも
アオマツムシなど
秋の虫たちに出会いました。

その後つくった
こどもの俳句。

いいですねー

うちの子は6年生になりましたが
もっと小さなこどもたちの
ふともらす
つぶやきや
描いた絵も
いいですねー。

うまいとか
へたとかを超えた
自由な発想での物事の捉える力には
とても大人はかなわないですね。

2002.8.27
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ほぼ2週間休んでいた事務所を
今日からはじめました。

僕は写真を撮るのが仕事で
休んでいる間もせっせと撮影していたわけで
休んでいたような
仕事をしていたような時間をすごしました。

外に出れば植物が必ずあって
遊びに出たときにかぎって
普段から探していた
珍しいものに出会ったりします。

考えてみればオンとオフの区別が
はっきりしない因果な商売です。
しかし人に言わせると
いつも遊んでいるようでいいですねー
などと言われます。

まあ
いつも遊んでいる気分ですごしているのは
確かです。

2002.8.26
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高原ではもう秋の花がたくさん咲いています。

いっぽう、街では今日も残暑が厳しく
太陽も強烈で夏そのものですが
夕方の6時半ともなるとすっかり暗くなり
秋の虫も鳴き始めました。

フィールド日記の
今日見たものの中でも
近頃は実がよく目にとまります。

サルナシなどの収穫は
霜が降りる頃が最適ですが
若い実は方々で見かけました。

ことしはなり年のようです。
いまから楽しみー!

2002.8.25
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明治神宮を歩いていると
大音響で音楽が聞こえてきます。

「スーパーよさこい2002」という催しのようで
驚いたことに原宿側の入り口などに
特設ステージが作られていて
衣装をそろえて踊るチームが
各地から来ていて
それぞれの衣装を着て大勢出番を待っています。

ステージを見ている人よりも
そうした出番待ち出演者のほうが断然多いようです。

見たい人より
出たい人のほうが多いということでしょう。

衣装も奇抜のように見えて
制服のような感じがします。

仲間で同じ衣装を着て
そろって踊る。

きっと楽しいことでしょうが
それぞれの参加チームの振り付けも
イメージも似ていて
なにかすっきりしないものを感じます。

個性やオリジナリティーが
感じられないからでしょうか。

2002.8.24
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北八ヶ岳の麦草峠は
季節によっていろいろな花に出会えるので
写真を撮り始めたころから
何度も訪ねました。

今日は家族を
僕の撮影フィールドの案内するようなつもりで
麦草峠周辺の散策をしました。

その麦草峠周辺で
僕の写真の師の
今は亡き冨成忠夫先生とともに 助手として何度か泊まったことのある
宿の売店で買い物することになり
奥さんに昔の泊まったころの話をしたら
すごく懐かしんでくれて
家族を連れて訪ねたことを
とても喜んでくれました。

長いこと方々を旅していると
いろいろな人々とのかかわりや
ふれあいがあります。

旅の恥は掻き捨てではなく
人とのかかわりを大事にしたいと思います。

2002.8.23
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今回泊まった富士山の
八合目トモエ館の朝食は1000円で
前日発泡スチロールのパックに詰めた
冷たいご飯にレトルトの小さなおかずで
小屋の食堂で食べて
お茶を所望しても別料金で
湯飲み茶碗いっぱい100円です。

水がほしくても
ペットボトルの500ccが500円で
水筒を持っていてもそれでしか水がかえません。
水の少ない山小屋でも
もっと登山者の身になってくれないものでしょうか。
きっと水不足で体調を崩す人もいると思います。

富士を降りて昨夜の宿では
滾々と湧き出る温泉で
チェックアウトも12時というので
寝坊してのんびりすごせました。
まるで天国と地獄と言う気分でした。

そこをゆっくり出発して
御坂峠やぶどう園で楽しんで
今夜は長野県の八千穂高原のペンションです。
ここは標高1600メートル以上あり
すっかり秋の気配です。

2002.8.22
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昨夜は東京の夜景がよく見える好天で
日の出を
富士山8合目の山小屋から見ることが出来ました。
(ひるんで頂上へは見に行きませんでした。)


夜明け前の東の空。遠くに東京の夜景、手前は山中湖。

寒い朝で小屋の前の水槽には初氷が張ってました。



山頂付近の岩場ではツララがたくさん見えます。



もう冬のつらい寒さが見えてきたようで
さびしいような気分になりました。

今晩はきのう富士山から見下ろしていた
河口湖畔の宿です。
PM11:30
2002.8.21

2002.8.21
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富士山8合目から河口湖、河口湖町、富士吉田市の夜景 いま標高3200メートル以上はある
富士山8合目の上の方の山小屋にいます。

やっぱり富士山は高いですねー
日本で二番目に高い山でも
ここよりは低いところにあるわけで
考えてみたら僕は今日、
生まれてこの方
一番高いところで寝るわけです。

寒そうだけど明日は未明に出発して
ご来光を見に行こうかな。

と言うわけで早めに更新して
もう寝まーす。
19:14 2002/08/20

2002.6.20
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雨風を覚悟して
午前中は健康診断
午後は母の家に訪問と
上下の雨具を用意して出かけました。

激しく雨の降ることもありますが
合間を狙って動けばさほど濡れず
風もそれほど吹かずけっこう楽に動けました。

昼前に新宿の南口を通ったら
駅前の道路に
各局のテレビカメラが来ていましたが
なにか特別な事件があったのか?

もし、台風の報道のためだけでしたら
たいした風雨も写せず
無駄な気がします。

台風のニュースで
各地の港や町の様子を生で見せていても
たいてい穏やかな様子に見えるのに
風にそよぐ木などを
ことさらアップで写して
苦労していることが多いですね。

さて
あしたはきっと晴れるだろうと
バスの予約をして
家族で富士登山です。

ぼくもよく山に登りますが
富士山に登るのは初めてです。

携帯電話が通じたら明日更新します。

2002.8.19
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このページに何を書こうか
キーボードを前に悩むことがしばしばです。

その日の出来事を思い出してみると
フィールドで出会った花や生き物のことより
その日に出会った人、
話をした人とのことが
印象に残っていることが多いのに気づかされます。

今日も植物好きのご夫婦と
そのお宅の庭の草花をテーマに
花談義をしたことと

中野の中古カメラ屋のご主人と
カメラ談義をしましたが
それぞれの分野で
相手の意見と見識に
楽しく耳を傾けました。

人間との会話は
相手の洞察や意見を聞くだけで
その人の世界が垣間見えてきて
楽しいのですが、
自然界の対象物はものも言わず
そこに存在しているだけで
こちらがしっかりと観察しつづけないと
何も語ってくれないのです。
ただ××という花があった
○○という虫がいた
ということだけになってしまいがちです。

時間に追われての
お手軽な観察などでは
本質的なことが
なにも見えてこないわけです。

そうかといって
見たい花もたくさんあるし
フィールドで興味をひくものは
たくさんあります。

どの分野にどれだけ時間を割いて
どれだけ追求するか
なかなか難しい問題です。

2002.8.18
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きょう、ママンが死んだ。もしかすると昨日かもしれない・・・
有名なアルベール・カミュの「異邦人」の冒頭ですが
真夏のぎらぎら照りつける太陽が
物語の背景にあったような気がします。

我が子が今日12才の誕生日を迎えました。
彼が生まれた12年前の今日、
未明に陣痛を訴える妻を車に乗せて
がらがらの青梅街道を病院まで飛ばし
待合室で待つこと数時間。
おなかがすいてきたので時計を見るともう昼近く。

何か食べようと外に出て
ぎらぎらと照りつける太陽の灼熱の暑さに
なにか不条理を感じたのは12年前、
産院の前でのことでした。

その日生まれた我が子がはや12歳。

不条理を感じるまもなく
生活に追われている今日この頃です。

さて きのう、
旅先で別れた友人の話をちょっと書きましたが
顛末を書いたメールが
その友人から来ましたので
了解をとって掲載します。

ほとんど原文のままです。
ちょっと長いかもしれませんが
おじさんの苦労が垣間見えます。
読んでみて下さい。
02年夏の南会津〜尾瀬〜奥只見越えの旅


2002.8.17
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尾瀬、大江湿原の木道。右手に尾瀬沼が見えてきました。


おじさん三人組の自転車ツーリングは
きょうは予定通り
尾瀬の沼山峠に僕以外の二人は自転車を置いて
僕はザックにパナソニックのトレンクルという
6.5キロの小さな自転車をくくりつけ
三人で尾瀬沼に向かいました。

昼を盛大に三人でラーメンパーティーをしたあと
二手に別れ
彼らは自転車のところに戻り
新潟方面にツーリング続行です。

僕は一人で自転車を背負ったまま三平峠を超え
大清水までくだり
そこで自転車を組み立てて
一気に沼田までおりました。


自転車(オレンジのカバーがかけてある)をくくりつけたザック。

機械とはいえ
人力の自転車で尾瀬から沼田までくだり
爽快でした。

2002.8.15
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朝早く浅草駅で待ち合わせをして
自転車おじさん三人組があつまり
東武電車で会津、桧枝岐方面へ
サイクリングにやってきました。

地元の人に聞いたら
このところ毎日夕方は雷雨だそうで
やはりきょうもいまごろごろ鳴っていて
大雨が降っています。

テントの中で今(17:01 2002/08/14)
これを書いていますが
雨が上がったらビールと焼肉のパーティーのはずが
どうなることやら。

あすは尾瀬沼方面です。



とここまでは14日に作りましたが

桧枝岐、尾瀬方面の山の中だったので
結局更新できず、
いま片品村に下りて着ての更新です。
16:07 2002/08/15

2002.8.14
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先日の山へ行ったときの
筋肉痛も治まってきて
明日は桧枝岐、尾瀬方面へ行ってきます。

多分ドコモが通じると思うので
更新するつもりですが
山の中でのキャンプですので
もしかして更新できないかもしれません。

ところで
今日も暑かったですねー。

しかし北海道では低温のようですね。

欧州中部ではものすごい雨が降っているようで
チェコでは5万人に避難勧告が出て
すでに欧州での洪水の死者は70人だそうです。

雨の降るところは大雨になり
猛烈な日照りや、異常低温のところなど
エルニーニョの影響か、こまった現象ですね。

世界各地のそれぞれの安定した気候のもと
多くの人が暮らしていますが
気候が変わってしまうというのは
由々しきことですな!

2002.8.13
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今日は階段の下りなどで、筋肉痛で四苦八苦です。

僕が山に登り始めたころは
まだ誰もが自家用車を持てる時代ではなく
長い林道歩きは当たり前でした。

おととい白山から大白川温泉へ下山しましたが
ここは国道から林道で13キロ奥にある山の温泉です。
ここから白山に登る人は
みんな自家用車で来ていました。

電話でタクシーは呼べますがバスはありません。
お金ももったいないし時間にもまだ余裕があり
道の途中の植物も見たかったので歩くことにしました。
大白川温泉にいた人と話していて
歩いて降りると言ったら
変人扱いされました。

長い林道をせっせと歩いて
けっこう早く下の町へつきましたが
そういうわけで、二日後の今日も筋肉痛です。

しかしそのおかげで
大豊作のマタタビの大きな蔓を見つけたり。
今調べていますが
はじめてみた種類のマツボックリを拾ったり
おいしい水を味わったり
いいこともたくさんありました。

今日は歩くのがしんどいので
近くの公園を散歩しての更新です。

2002.8.12
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川遊びをする子供たち。


岐阜県、白川郷の平瀬は温泉があり
白山をはじめ四方を山に囲まれた
水の豊富なところです。
そこを流れる庄川の土手を歩いていると
子供たちの水遊びの歓声が聞こえてきました。



水中眼鏡をつけて川の中の魚や生き物たちに夢中です。
鮎釣りの大人たちがちらほら見えるので
きっと大きな鮎でも見つけての大騒ぎなのでしょう。

ちかごろ里山周辺でも
子供の水遊びを禁止しているところが多いので
楽しそうな子供たちを見ていて
こちらもなんだかうれしくなりました。


ところで昨日、白山からの長い林道を下っていて
里に近づいたころ、
面白い小屋を見かけました。


8月10日撮影

屋根は立派なトタンぶきで壁はなく
ススキをたくさん保管してあります。
以前茅葺(かやぶき)の農家で葺き替え用の茅を
屋根裏にたくさん保管しているのを見たことがありますが
たぶん世界遺産の合掌造りの建物用の茅だと思います。
考えてみたら大きな茅葺屋根の
大量の茅の確保は大変なことでしょう。

昔は集落共同の管理で
ススキの広々とした原っぱがあちこちにありましたが、
今ではその必要もなくなり
昔の茅場は雑木林になったところが多くなりましたね。

2002.8.11
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自分の身の回りに起こっていること以外は
想像しにくいと思いますが、
天気予報では平地では35〜6度のまだまだ暑い夏だと言っていた今日
白山の上のほうでは冷たい横殴りの雨が吹き付けていました。
そんな中を雨具に身を固めて
世界遺産の白川郷で有名な岐阜県側に下山しました。

標高600メートルほどのところまで
全部歩いて降りて見ましたが
肌に感じる空気の雰囲気やにおいは
降りるほど穏やかにやさしくなる感じです。

まだ山の涼しいところにいますが明日は街に下ります。
街の空気にやさしさはあるかなー。


重いパソコンを背負って
山に行ってきましたが
比較的によく通じるドコモの携帯もダメで
更新不能でした。

今年はテストで出来るだけ
毎日更新を目指していますが
まだ環境が整っていないようです。

とにかく今日はこうしんできまーす。
22:20 2002/08/10
岐阜県白川郷にて
2002.8.10
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自分で車を転がして移動することをやめたら
ずいぶん遠いと思っていた
石川県の深い山である白山へも
案外早く入ることが出来ます。

夜行バスで朝5時ごろに金沢に着き
夏山シーズンで特別運行の
登山口に行く5時30分発のバスに
に乗り継ぐことが出来るからです。

しかし夏真っ盛りで
人が移動する時期なので
満席の夜行バスはさすがにしんどかったー。

今夜は早く寝よーっと。
20:05 2002/08/08

2002.8.8
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蝉しぐれの代々木公園の
林の中のベンチでこれを書いています。
アブラゼミなどの鳴き声の中で
ヒグラシも鳴き始めました。

暑い盛りですが
夕暮れも早まり
今は、さわやかな風も吹いています。

気の早い秋の草木はもう花を咲かせています。

夏の挨拶状も
もう残暑見舞いですね。

こうなると僕はなんだかさびしい気がします。

山の花は気が早くて
特に北国の夏の花は6月ごろがきれいです。

うかうかしていたらもう8月。
ことしもあまり山に登れずにシーズンが終わりそうですが
明日から白山へ行こうと思います。

ノートパソコンを背負って行きますが
携帯電話の通話範囲ではないと思いますので
更新は土曜ごろ
下山してからします。

今夜、夜行バスに乗るので
早いですけど更新します。
18:06 2002/08/07

では!行ってきまーす。!

2002.8.7
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顔は覚えていないそうですが
今朝の新聞にうちの奥さんの高校時代の同期の人が
殺人事件の被害者として載っていたそうです。

眠いので布団の中で音だけ聞いていましたが
やはり今朝、
始発電車のころ我が家のそばの小田急線の踏み切りで
電車のつんざくような警笛が鳴ったと思ったら
衝撃音が聞こえ
電車が止まっている様子!
しばらくすると救急車とパトカーのサイレンが聞こえてきました。

当たり前の時間が流れていく毎日ですが
案外、身の回りに平凡でない異常な事態が起こっても
なにも不思議はないですね。

当たり前でないことを予測して、
備えていたほうがいいのかもしれませんね。

2002.8.6
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子供が林間学校で日光に行っています。

なんだかそれだけで夫婦二人きり
いつもと違った時間。
昔の子供がまだ生まれていなかったころの気分です。

そんなわけで16年ぶりに昔二人で行った店に
久しぶりで行って来ました。

お店のご主人もそれなりに年をとっていましたが
昔どうりの店でうれしく思いました。

この年になると
昔はやった荒井由美の
「あの日に帰りたい」という歌の気分で
昔の場所にまた行ってみたくなりますが
行ってみて昔どうりその場所があるとうれしいものです。

特に街やそこに住む人が
昔どうりの営みを続けている様子はいいものです。

2002.8.5
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1994年11月から飼っているクサガメは
我が家の一員として
楽しくくらしているよう見えます。

飼い始めて8年近くたちますが
ここ1〜2週間落ち着きがありません。
そばにいるといつもは餌をねだって
アピールしてくるのに
餌をあげても目もくれず、
水槽の外の世界に
ものすごく興味があるようです。

寿命の長い亀のライフサイクルの中で
子孫を残すために行動する時期なのかもしれません。

うちの子と相談して
捕まえたところへ連れて行って
自然に帰そうかとも話し合いましたが
小さいころから見て育ててきたので
わかれたくないと言います。

発信機でもつけて
亀のふるさとに放し
落ち着いたころ
またうちに連れ帰れればいいのでしょうが
そんなことは出来そうにもないし
良い方法はないものでしょうかねー。

なにかアイディアのある方、
そうした時期を乗り越えさせる方法をご存知の方、
メールででも教えてくれたら助かるのですが・・・。

ちなみにうちの亀はオスのようです。

2002.8.4
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今日買い物に行った
我が家の近くの雑貨屋さんのレジの後ろに
ザイルをつけて岩登りをしている青年の
モノクロのパネルが飾ってありました。

話を聞くとそのレジに座っている
おじさんの若いころの雄姿で
剣岳の岩場での写真だそうです。

昔登った剣の八つ峰、穂高の滝谷、
冬の八ヶ岳の小同心クラック
などなど話につい熱が入ってしまいました。

今は山に登っても
中高年の登山者がたくさんいます。

そうした山で見かける
今の中高年のパワーはすごいですね
日本の経済成長を担ってきたガッツで
再びバリバリと山に登っているように見えます。

外人の北アルプスでの過ごし方など見ると
滞在型で家族で山を楽しんでいるように見えますが
日本の中高年の登山者は
精力的に日本百名山を全山制覇したり、
天候が悪かろうがどうしても目的の山を登る
というような登山に見えます。

花を見るために山に登っている僕は
せっかく登るなら
好きな山をじっくり味わって登ったり、
山で出会う自然を楽しんで登ったほうが
得るものが多いような気がしますね。

雑貨屋のご主人とも
「機会があったら一緒に登りたいですね」
などという話になりましたが、
考えてみたらどんな山登りをするのか
ザイルなどの岩登りの道具をまたそろえて
岩登りをするつもりもないし
ちょっと考えてしまいました。

2002.8.3
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このところの安定した天気が
ちょっと変わってきて
昨日今日は関東周辺では夕立がありましたね。

今日の雷と雨はものすごく
事務所で心配なのでパソコンのコンセントをはずして
しばらく外を眺めていました。

デジカメで写真を撮ってみましたが
雷のしっぽのような写真が撮れました。



本当はこの親分のような雷がたくさん落ちたのです。

ベランダで飼っている魚たちの中で
金魚はおとなしくしていますが
野生のドジョウやクサガメなどは
チャンスとばかりに外に飛び出そうと必死で
別の世界に向かおうとします。

そうした冒険をして分布を広げているのでしょうが
以前飼っていたフナたちは
こうした大雨の日に水槽の外に飛び出し
気がついたときには干からびていました。

とにかく大雨の日の魚たちは
興奮しているように見えます。

2002.8.2
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朝、上高地を発って
大正池で一休み
振り返ると昨日登ってたどり着いた
岳沢の雪渓が見えます。
我が子も
「あそこまで行ったんだ!」
と、感激しきり。

上高地という所は
天から授けられたステキな場所だからこそ
大勢の人でごったがえすわけですが
清流と雪をたたえた山々、
迎えてくれる山の花たち。

人が多くてもやっぱりまた行きたくなるところですね。

新しい大きく掘った釜トンネルが
ほぼ出来上がっているようでしたが
これ以上人が増えたり
真冬でも車で普通に上高地に入れるようになったら
さぞ山の神様も悲しがることでしょう。

上の写真を撮った場所で山を見ながら子供に
「また来て山に登ろうや!」話しかけましたが、
いつまで付き合ってくれることやら。
そしてまた来たくなる上高地であってくれることやら。

2002.8.1
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上高地は標高1500メートル以上あり
冬は閉ざされてしまう
夏だけにぎわう場所です。

シャイニングという映画の舞台の
山のホテルほどではないにしても
以前真冬の上高地に
一週間ほどいたときには
会った人は二人だけでした。

夏の上高地は人がごった返していますが
花たちは短い夏を精一杯咲いていて
とてもきれいです。

寒い地方の短い夏はいいものですね。

きょうは小学生の息子の洋夫君と
アルペン的な雰囲気が感じられる
岳沢の上のほうまでピクニックに行ってきました。

河童橋から見える
雪渓のところまでたどりつき
感激の様子の洋夫君でした。

今日はキャンプで早寝なので
はやく更新します。
19:32 2002/07/31

2002.7.31
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今朝新宿発のバスで小学生の息子と二人で
上高地へやって来ました。

涼しいですよー!
今20:25 2002/07/30ですが18℃

「涼しいところへ行くけど一緒に行くかい?」
と、持ちかけてついてきた息子は満足そうです。

今日は
焚き火をしながらの
小梨平でのキャンプです。

2002.7.30
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昨日卵からかえった
クサカゲロウの幼虫は
羽もないのに
いつの間にかどこかへ行ってしまいました。

以前電灯の傘についている卵を見たことがありますが
幼虫の食料になるところに
卵を産み付けるのではないようです。

自分の食べ物のところへは
どうやって移動するのかは
まったく僕はわかりません。

今度またうどんげの花を見つけたら、
しっかり観察しようと思います。

おとといからの今回の観察記録は
尻切れですがお終いです。

2002.7.29
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昨日このページでちょっと紹介した
クサカゲロウの卵がかえりました。

フィールド日記に
「クサカゲロウの成長」
のページを作りましたのでご覧ください。

ところで
毎日目標として
3つの植物を
更新していくことにしていますが、
我が家周辺だけですと
なかなかしんどいです。

そんなわけで
今日は折りたたみ自転車をもって
昔住んでいた立川の砂川周辺に行って見ましたが
東京郊外とはいえ
しばらく会っていなかったような植物たちにも
たくさん出会えたし、

すっかり枝になりきったナナフシなども
見かけたし
楽しい時間をすごしました。


指でつついたぐらいでは動ぜず
すっかり枝になりきっているナナフシ。



2002.7.28
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昨日紹介したメマツヨイグサを撮影していて
偶然その葉にこの優曇華(うどんげ)の花
がついているのを見つけました。




優曇華とはインドの伝説で
吉兆の花で3000年に一度咲く花だそうですが、
このうどんげの花はけっこう目にします。

正体はクサカゲロウの卵のようです。

このあとどうなっていくのか
観察してみようかと思います。

ところで
今日は暑いので家族で近所のプールに行きました。

水温もプールとしてはけっこう高くて
ほとんどぬるい温泉にのんびり使っている気分です。

僕は泳ぐとしんどいので
プールの中に入って端っこでつかっているだけで
涼しくていい気分です。

プールを出ての昼食は
生ビールを飲みながらのランチです。

ほとんど最近流行の
日帰り温泉センターに行った気分でした。

2002.7.27
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朝の天気予報では猛暑を断言しているので
事務所に行くのも気が進まず
さてどうしたものかと思っていてふと見たら
夏休みの我が子はエアコンをかけた自分の部屋で
ゲームボーイに夢中です。

よし、
じゃあ子供を誘って明治神宮への散歩だと決めました。

誘っても喜んで暑い中をついてくるわけはありません。
めんどくさそうについてくる子に
花や虫の話などを持ちかけて
散歩を続けていると
警察のSPなどの警備の人が目立ちます。
聞いてみると天皇陛下が
ヨーロッパ旅行の無事の報告のお参りに
参拝にいらっしゃっているとのことでした。

厳重な警備を敬遠してか
明治神宮の参道は人通りもまばらです。

そのうち警備陣が騒然としてきたので何かと思ったら
目の前を天皇陛下の一行の車が通過していきます。
陛下は車の窓を開けてこちらを見ています
僕らの周りには
アメリカ人の団体の観光客がいましたが
呆然と見つめています。
ぼくは陛下と目が合ったので
両手を挙げて手を振ったら
陛下は窓から手を振ってくれました。

それを見て外人たちもいっせいにワーッと叫んで
手を降り始め盛り上がりました。
観光客たちは陛下の通過後
ラッキー、ラッキーの連発です。

うちの子もたちまち機嫌がよくなり
「あれ、本物の天皇陛下だよねー。」
と興奮冷めやらぬ様子でした。

2002.6.26
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だいぶ以前に 長野県の山の中の
離村した農家でしばらく暮らしたことがあります。

お風呂へ入るのも庭に風呂桶を出し
効率の悪い風呂釜に薪をくべ
昼ごろからせっせと焚きつづけて
やっと入ることが出来ました。

ロシア民謡で
記憶が間違っているかもしれませんが
「月曜日にお風呂をたいて
火曜日にお風呂へ入る・・・・中略・・・・
恋人よこれが私の一週間の仕事ですー」
と言う歌がありますよね。

まさにこの歌のような生活だったような気がします。

最近の自分の過ごし方を考えてみると
時代の風潮でせかせかしているふりをしていても
やっぱりこの歌のようなテンポですごしているようです。

僕の子供のころは(東京オリンピックの数年前)
日本中この歌のようなのんびりしたテンポで
時間が流れていたような気がします。

どっちみち人間の思考や歩くスピードは変わらないわけで
パソコンの処理能力や飛行機の速度が速くなろうと
そんなことに追い立てられる必要はないんですよね。

のんびりとやりましょうや!

2002.7.25
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今度の台風も日本がわの地球の衛星画像で
太平洋の真ん中にあって
目のはっきりした大きなものでしたが
素人目にはまさか日本に影響するとは
思いませんでした。

動きを見ていると
はるかかなたの
日本とハワイの中間あたりから
北西の方向に進んで
今日は小笠原辺りにあって
九州方面に向かうようですね。

ジェットストリームに押されて
西から東に動いていく
高気圧や低気圧と違い
どうして台風は西に進めるのか
どなたか知っている方
メールででも教えてほしいなー。

2002.4.24
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新宿からの富士山五合目直行バスで
富士山の滝沢林道へ行ってきました。

写真を撮りながら折りたたみ自転車で
舗装の林道を下るだけなので快適です。

五合目付近はハクサンシャクナゲの花盛りでした
木の花は毎年同じように咲くわけでなく
当たり年とあまり咲かない年があります。

五合目のハクサンシャクナゲは毎年見ているわけではないので
断定できませんが
今年は当たり年だと思います。

都合のつく方は見に行くといいと思いますが
平日とはいえ
五合目はものすごい人でした。


夏真っ盛りの富士山五合目。

登山者と、観光客と、先生が引率した小学生などで
ごったがえしていました。

これで土日はどうなるのか恐ろしいようです。

人ごみを離れて
滝沢林道に入ると
出会う人もいません。

昔は富士吉田からの登山道で
スバルラインが出来るまでは
多くの人が登っていただろうに
道路工事の関係者数人と出会っただけでした。

2002.7.23
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僕が宿に求めることは
豪華さや、手の込んだ料理ではなく
適切な料金で
清潔な空間を提供してくれて
シンプルなサービスで
素材を活かした
適量の簡素な料理がつけば
申し分ありません。

旅人を迎えるプロの仕事としての
宿泊業が
各地で衰退している様子は残念です。

2002.7.22
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箱根はリゾート地としても歴史があり
昔は交通の要衝で
歴史的な遺産が方々にあります。

植物もなかなか面白く
箱根特有のものもあり楽しめます。

湖あり、山あり、温泉ありで申し分ありません。
温泉宿もたくさんあり
それぞれ一生懸命にやっているように見えます。

しかし全国の観光地でも同じように感じることがあるのですが
それは
高度成長期には大いに賑わっていたところが、
その後外国旅行が普通になるとともに
客足が遠のき、
このところの不景気でますます大変そうに見えることです。

僕が宿に求めることは
豪華さや、手の込んだ料理ではなく
適切な料金で
清潔な空間を提供してくれて
シンプルなサービスで
素材を活かした
適量の簡素な料理がつけば
申し分ありません。

旅人を迎えるプロの仕事としての
宿泊業が
各地で衰退している様子は残念です。

2002.7.21
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いやいやいやいや
暑いですなー・・・しかし!

あんまり暑いので
母を誘って
家族で箱根に泊まっています。

山に上がるほど曇ってきて
そのうち雲の真っ只中になり
エアコンの噴出し口にいるようです。

そのうえ雨まで降ってきました。

うれしいことに
午後遅く着いた宿の周辺をちょっと見ただけでも
夏の山の花がいくつも目に付きます。

明日が楽しみ!
しかし
雨があがってほしいな!

旅先なので早めに更新します。21:01 2002/07/20
2002.7.21
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東京では朝方の雨が上がり
天気予報では一日曇りのはずが
強烈な太陽が照りつける
夏らしい一日になりましたね。

気象衛星の画像を見ると
雲の帯がまだ日本列島を覆っているようですが
気分はいよいよ梅雨終わり!
夏本番を迎えたと言っていいでしょう。

さて今年の夏はどこへ行こうか
何を撮ろうかといまごろ思案しています。

2002.7.19
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今週はデスクワークが忙しくて
事務所で根を詰めての作業が続きました。

行き帰りの道すがら
ホームページのための遠回りしての
散歩が息ぬきになります。

忙しいからと言って同じことをするよりも
時間を区切って
違うことをしたほうが能率もよくなるようだし
精神的な疲労も少ないようですね。

さきほど夕食のあと
息子と懐中電灯を持って
カラスウリの撮影に行ってきました。

クワガタとりの時も同じですが
夜のフィールド探検は
何人かでわいわい行ったほうが
楽しいしこわくないですね。

2002.7.18
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フィールド日記のランタナのところでも書きましたが
地球の温暖化は僕の把握できている範囲でも
ものすごい勢いで進んでいるようです。

数日前から近くの森でセミが鳴き始めましたが
あまり耳慣れない鳴き声です。

思い出してみると
九州や沖縄へ夏行った時に聞いたことがある
クマゼミの鳴き声のようです。

昨日紹介したハゼランも
以前はほとんど見かけませんでしたが
いまでは方々で見られます。

なんだか亜熱帯の動植物がこっちのほうへ
大挙して移動して来ている感じです。

そしてブナをはじめ寒いところが好きな植物は
生活圏を奪われているように見えます。

自然は変わらずに
生き物たちを受け止めてくれるように思いがちですが
あんがいもろくて
気がついたら
様子がすっかり変わってしまう
ということになるかもしれませんね。

2002.7.17
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台風一過の秋晴れ。
ではなかった7月半ば
秋晴れではないですよね。
この7月はもう三つもこっちのほう(関東、中部地方)に
台風がやってきましたが
生き物たちも天候とのかかわりに
ずいぶん戸惑っているのではないでしょうか。

僕もいつどこへ写真を撮りに行けばいいか
という過去のデーターや
経験を修正しなければいけない感じです。

ところできょうの昼ごろ
関東地方を通り過ぎていった台風は
インターネットのひまわりの画像で
フィリピンの東にあって台風の目がはっきりしているころから
毎日注目してみていました。

それがほぼ一週間かけて
今日僕のいる辺りに大風を吹かせにやってきたのを見て、
「よお!来たか!」
と言って迎える気分でした。

2002.7.16
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フィールドを歩いていると
キツネノマゴやアイナエといった
盛夏から初秋にかけて目立つ花が
すでに咲き始めていました。
(フィールド日記に載せてあります。)
季節は思ったより早く進んでいるようです。

台風もいくつか続けてやって来ていますし、
今度の7号台風も先日大雨が降ったばかりの山里に
また、たくさんの雨を降らせたとしたら
大きな被害が出てしまうかもしれませんね。

数日前に山形の友人と電話で話していて
今年は山形も雨が多すぎて困ると言ってました。

例年でも梅雨の後半には大雨のことがありますが、
梅雨が明けて夏本番となってほしいですね。

2002.7.15
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暑い一日でしたね。
エアコンをつけてすごすのもいやで
本でも読もうか
それとも
ハードディスクにごちゃごちゃ詰め込んだままにしている
データーでも整理しようかと思いましたが
やる気が起きません。

そういう時はじたばたせずに昼寝が一番です。

午後、太陽の光も穏やかになったころ
近くに散歩に出かけました。

散歩コースにあるニホンミツバチの巣を覗くと
やっぱり暑いらしく、
しかし、彼らは暑いからと休むわけではなく
せっせと仕事をしていました。
(フィールド日記にその様子を載せてあります。)

2002.7.14
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今年もお盆の時期ですね。
どういうやり方をするかは
地方それぞれで違うでしょうが
東京では玄関先での迎え火に
ミソハギの束に水を浸してかけたり
仏壇に切ったナスを供えたりします。

昔はお盆の終わりに隅田川に
備えていた足をつけたなすなどを流しました。

先祖を思い出し
しばらく顔をあわせていない
親戚とのしばしの語らいは
普段核家族で過ごしていたりする現代人
特に子供たちにとっていいことだと思います。

以前、高知の中土佐町の宿に泊まったとき
ちょうど旧暦のお盆の日で
静かな独特の雰囲気のなかで
どの家も迎え火をたいて
町中が先祖を迎える行事を
淡々と行っていた様子を思い出します。

2002.7.13
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撮影したいものがあり
午前中に東京都薬用植物園に行ってきました。

この植物園は無料駐車場も完備しており
入園料もなしで
展示栽培にも力を入れていて
植物園としての活動も充実しています。

最近方々の植物園や寺社で
三脚使用禁止とか
スケッチ禁止のところが多くなっていますが
ここの植物園は大勢のカメラマンが来ますが
温室を含め園内どこでも三脚使用を禁止していません。

だからといってここで
通路に三脚をすえっぱなしにして
通行を妨げている人を見たことはありません。

我が家の近くの代々木公園では
犬の散歩禁止、自転車禁止、夜7時以降入園禁止、
スケートボード、ローラースケート、フリスビー禁止、
子供の自転車コース歩行禁止などなど禁止ばかりです。
しかし公園に来る大人たちはそれらの禁止事項をまったく守っていません。
子供はそんな様子をどう見ているのか
「禁止の看板なんか守らなくてもいいよ」
という教育を大人たちみんなでしているように見えます。
建前上の禁止などやめて出来る限り
個人の良識や判断に任せるほうがいいのになーと思います。

2002.7.12
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台風一過の晴れは不思議です。

台風で家が流されたり
丹精込めた畑がダメになった翌日
こんな穏やかな晴れをみたらなんと思うでしょうか。

命さえあればケセラセラですかね。

台風の後に森を歩くと
高い木の上で咲く
着生ランなどが落ちていることがあります。

夕方公園を歩いていたら
巣から落ちたのでしょうか
カラスの子供がたたずんでおりました。



救う手立てを考えても
なかなか思い至りません。



夕暮れの原っぱで
途方にくれているようで不憫ですが
そばには親も見えず
近づくと逃げていきます。

後わずかで巣立てるほどの大きさなので
地上で親に餌をもらい巣立てることを願います。

2002.7.11
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子供のころ
台風がやってきそうなとき
なんだかうきうきしました。

裏の道に水があふれたり
ガラス窓越しに風で木が大きく揺れたりするのを見て
直接我が家が被害があったことがなかったせいか
いつもと違う様子になぜかうきうきしたものです。

大人になって
自然の力の偉大な面を
よく見せつけられることが多いせいか
動物や植物などの生き物や
土砂崩れなどの被害が出ないか心配です。

そんな風の吹きはじめた夕暮れに
デジカメ持って散歩してきました。

代々木公園では
テントで台風を迎えるホームレスの人たちも
大変そうです。

とにかく予報では
明日は台風一過の晴れとなりそうです。

2002.7.10
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おととい、きのうと雨が続き
結局予定はこなせず
待って、まって、登れなかった富良野岳に今日登りました。

千歳空港からの夜の飛行機が決まっていたので
なるべく早く登るつもりでした。

外が明るくなり鳥が鳴き始めたので
目が覚め時計を見たらなんとまだ3時。

いくら何でもと思い3時半から行動開始。

それにしてもいい山だったー!

さっき羽田についていま23時です
山に登って
車を千歳まで運転して
そしてホームページの更新作業です。

ああハードな一日だったなー。

あしたはのんびりしよう!

23:27 2002/07/09
2002.7.9
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雨です。
今朝の予報では
朝のうち雨のち晴れと言ってますが
大雨です。

いま十勝岳温泉という
十勝岳と富良野岳の登山口の駐車場で
車の中で天気待ちです。

天気を待つ間
、 昨日畑で働いている人に話を聞いた
牧草ロールについてをちょっと書こうと思います。

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乾燥させた牧草ロール

上の写真の牧草ロールは乾燥したものだそうで
それとは別にビニールでぐるぐる巻きにしたものが
同じように牧草地にあります。


ビニールで覆った牧草ロール

機械を使ってビニールで包帯を巻くように
ぐるぐる巻きにしてこうして牧草地においておくと
中で発酵して牧草として具合よくなるそうです。
そのままで3年は持つそうですが
カラスやキタキツネがいたずらで穴を開けると
小さな穴でもそれが原因で
茸が発生して使えなくなるそうです。

牛に与えるためには
牛のいるところにビニールをやぶいて
おけば良いだけで
簡単だそうです。


牧草ロールを食べる牛

昔はサイロを使っていましたが
サイロ内から牧草を取り出すため機械が必要で
夏場はまだ良いとしても
冬には牧草がサイロの中で凍ってしまい
大変だったそうです。
そんなわけでどこの牧場でも使っていないサイロが見えます。


壊れたサイロ。

この写真は昨日(7月7日)撮影しました。
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これだけ書いても
雨が上がらないので
仕方がないので下の上富良野や美瑛の町に下ります。

2002.7.8
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今日富良野岳に登るつもりでしたが
一日中雨との予報で中止にしました。
全国でも僕のいる
このあたりだけに降っているようです。

稚内は晴天だそうで
北の方に行くにしたがい天気はよくなってくるようなので
北上してみることにしました。

たしかにまっすぐ伸びた道路の向こうの空は
雲が薄くなっています。

まっしぐらに車を走らせていると
すぐに空が明るくなり
やがて日がさしてくるではありませんか。

まるで飛行気乗りのサンテクジュペりになって
雲の切れ目を目標に操縦している気分です。

気持ちが良いので着陸ではなくて停車して
お弁当を河原で食べることにしました。



ふと今来た方角を見ると
厚い雲に覆われています。



明日また富良野岳にトライするので
あの雲の方に戻らなければなりません。

結局夕暮れ富良野岳山ろくの美瑛町に帰りましたが
やはり雨が降り続いておりました。

2002.7.7
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緯度の高い北海道では
朝は3時過ぎから明るくなり始め
夜は8時になってもまだ明るさが残っています。

夜明けは真っ先に鳥たちが鳴き出しますが
北海道の鳥は活動時間が長いですね。
白夜の北欧などの鳥は
いつ寝るのか不思議です。

登山の場合も朝早くから行動をはじめ
日のあるうちは撮影することになるので
行動時間が長くなってしまいます。

昼寝をするくらいで
ちょうど良いくらいですね。

明日は天気がよければ
早起きして富良野岳へ登ります。

旅行中のため通常より早く更新しますので
昨日のコメントも残しておきます。

19:29 2002/07/06
2002.7.6
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夕張岳のユウバリソウの咲く蛇紋岩のがれ場


ほとんどの植物は蛇紋岩が嫌いらしく
蛇紋岩地では生きることが出来ないようです。

そのうえ夕張岳の蛇紋岩地は
頂上付近の特に風の強いところにあり
きょうは風に流される雲の真っ只中という感じでした。

そんな厳しい環境でしか育たない植物たちを
見に行ってきました。

目的の花は遅めでしたが
そのほかにもたくさん花を見た一日でした。

旅行中のため通常より早く更新しますので
昨日のコメントも残しておきます。

昨日の分のフィールド日記とあわせて
まとめて6本更新でーす。

2002.7.5
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北海道・千歳市 早来町付近の牧場  7月4日撮影 きょうは北海道にいます。
空は広いし
さ・わ・や・か!

きょうは北海道にいます。
空は広いし
さ・わ・や・か!

これから
夕張岳の登り口で泊まり
その場所は山の中のため
携帯電話の圏外なので
いま夕張市内で
ちょとだけ報告の更新です。

そういうわけでフィールド日記は
昨日のままです。

今日見た花は
後日更新します。
昨日の文は
下の枠の中に小さな字で入れてあります。

17:16 2002/07/04

2002.7.4
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明日から旅に出るので更新を早めにします。
下に昨日の文を活字を小さくして残しておきます。

昨日書いたとおりの思考過程を経て
旅に出ることにしました。

身一つあればどこへでもいけるはずが
出不精になると
いろいろ出かけることの手はずが面倒になり
何か理由をつけて
先延ばしにしてしまいます。

そうこうしているうちに季節はどんどん進み
花も咲き終わってしまうことでしょう。

なんだか日本経済の先延ばしの体質と
似てなくもないな。

そんなわけでとにかく出かけることにしました。

旅行中ノートパソコンを持って行き
携帯電話接続での更新をするつもりですが
電波事情が悪ければしかたありませんね。
更新されていないときには悪しからず。

では今日は早寝して
あした早朝の出発に備えよー。

2002.7.3
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今年は雨季という言葉がぴったりするような
梅雨らしい梅雨ですが
天気図を見ていて
東北地方北部や北海道はおおむね
良い天気のようです。

そうした北の山々では今花盛りで
出かければ面白いのにと思いますが
このところ出不精になってしまいました。

事務所に行くときに毎日通る明治神宮などの
近場の様子で
明日どうなっているのだろうかと
観察を続けたいものがいくつもあるので
そっちのほうが面白くなってしまったのです。

それでも今の季節に咲くものは
出かけてつかまえないと
また来年まで待たなければいけません。
さてどこへ行こうか
計画を立てるのも楽しい時間です。



追伸
昨日紹介したコキララタケの今日の様子の写真を
昨日のページに追加してあります。
面白いですよ。

2002.7.2
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今年もあっという間に半分が終わり
7月になりましたね。

日数はあと半分残っているのですが
このままの調子でやっていくと
やっぱり今年も思うようなこともせずに
終わってしまいそうな予感がします。

でも、まあ、多くは望まず、
無事に過ごせていければいいか・・・

昔は40とか50とかいう年齢になることなど
想像もつかず
先のことも考えずがむしゃらだったのに

最近そんなあきらめとも
限界をわきまえた大人の思考とも
いえるような発想をしている自分に
愕然としている今日この頃です。

2002.7.1
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