フィールド日記
ヤブカンゾウ
ススキノキ科(←ユリ科)
Hemerocallis fulva var.kwanso
2002年6月26日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「夏の花」 207頁
今日(6月26日)
6月24日 6月25日
白い矢印が今日咲いた花の蕾の時。
朝開いて夕方しぼむ一日花は
次々に蕾が膨らんできて
順番に咲くわけだが
今日のような寒い雨模様の日に咲く順番になった花は
「なんでこんな天気の日が私の咲く日だったの」
と恨めしげにつぶやいているように見える。
今日は花粉は出さずにカバーが閉じたままだ。
晴れた日には開花したとたんにオシベの先の葯は
花粉が湧き出てくるようにカバーが開くが、
今日のような雨の日はシャッターをちょっと開いて
外を覗くようにちょっぴり花粉が見えるだけだ。
メシベに虫たちもやってこないだろうし
受粉の可能性もないだろう。
次々に膨らんでくるたくさんの蕾は
咲く日が決まっているわけだが
運の良い悪いが蕾の中にもあるわけだ。
自生種のなかではヤブカンゾウはめずらしく八重の花だが
大昔に中国からやってきた植物のようである。
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