フィールド日記
変形菌の仲間
2002年6月20日
東京都 渋谷区
ジクホコリ(Diachea leucopodia)だと思われる子実体
上の写真はこの葉の部分のアップ。 そばのジャノヒゲについていた子実体。
小さなキノコのように見えるものは
変形菌と呼ばれ16科、62属が知られ日本には130種あるそうだ。
時期により形がいろいろ変わり
今は子実体と呼ばれる時期で
やがて胞子を飛ばし粘菌アメーバーとなり
そして変形体と呼ばれる物になるようだ。
変形体は手のひらぐらいの大きさで
時速一センチくらいで移動することが出来る生き物だ。
分類から言うと
動物でもなく、植物でもなく、キノコやカビの仲間でもないようだ。
この写真を撮ったところでは、
その付近一帯の落ち葉や枝にこの子実体がみられ
霜が降りたような不思議な光景だった。
大きいほうの写真の子実体は
調べてみるとジクホコリ(Diachea leucopodia)という種類のようだが
今後観察を続けていかないとはっきりしたことはいえない。
動き回る変形体を見つけたらまた紹介しようと思う。
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