フィールド日記

ハナミズキ
ミズキ科
Benthamidia florida
2002年4月12日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「春の花」 94頁,「秋の花」 685,714頁




気象衛星の画像を見ると
四月だというのに梅雨のような前線が日本列島にかぶさっている。
雨も強く、気温も低く憂鬱な朝だ。

デジカメを首からぶら下げ
いつもの道を事務所に向かった。

雨のなかハナミズキが盛りの時期を迎えている。

アメリカのワシントンに送ったサクラと交換にやってきて
第二次世界大戦の時には敵国の花だとずいぶん伐採されたようだが、
最近は公園や街路樹によく植えられており
こんな雨の日に静かに咲いているハナミズキは
すっかり日本の風景の一部となっている。

白く花びらのように見えるのは総苞片と呼ばれるもので、
花は真ん中に何輪も集まって咲いている。
その花一つを見ると同じミズキ科のサンシュユやミズキの花とよく似ている。

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