フィールド日記

直線距離だと200キロぐらいなのに


雪原の樹(ヤマナラシ)
新潟県湯沢町にて

週の前半までしばらく湯沢に滞在。
連日飽きもせず雪が降り続き
積雪は2メートル以上になりました。

野生動物たちは冬眠する連中以外
この雪の中で毎日食べていかないと生きていけません。

サクラの仲間の木だと思うのですが
↓枝のカケスは一心に冬芽を食べていました。


カケス、降りしきる雪の中で冬芽を食べる
豪雪の越後湯沢にて1月20日に撮影

翌21日はスノーシューを履いて
豪雪の雪原を散策したのですが
前夜降ったばかりなのに未明から歩き回ったのでしょう
ノウサギやニホンザルの足跡をだいぶ目にしました。

そして↓イヌエンジュの枝の冬芽はかじられた痕が、


ニホンザルに食べられたイヌエンジュの冬芽



↓この川は水量も多く川幅も結構あるのですが雪に埋まりそう!
そんな川を渡る足跡はキツネのよう・・・
左の足跡はニホンザルでしょうか。


雪にほとんど覆われた川

こうしたフィールドサインを見ると
動物たちが雪が溶けて木々が芽吹くまで
なんとか生き延びようとしている姿が目にうかぶようです。

    ・ ・ ・

そして東京に戻ってみると
直線距離だと200キロぐらいなのに
雲一つない青空が広がり
住宅のフェンスには冬咲きのクレマチスが咲いていたり、



日本って変化に富んでいるよなぁ。


 22:32 2015/01/24 記 代々木にて


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