フィールド日記

これほど沢山種子ができるのに


今日見た花・バジル
代々木の我が家のベランダにて

いろいろな植物の種子を観察して
撮影をすすめていると
植物たちが分布を広げようとして
いろいろ工夫や努力していることがわかり
驚き、感心させられます。

この写真はコガマの果穂の断面ですが
小さな種と退化雌花がびっしりとつまっています。


コガマの果穂の断面(8月2日撮影)


コガマの退化雌花(左)、種(右の3つ)

1つの果穂に一体何粒の種が詰まっているのか
数える気がおきませんけど相当な数だということはわかります。

下の実はシュンランですが
可愛い花からこれほどでかい実がなるとはビックリです。


シュンランの実(7月29日撮影)

切ってみると粉のような種がびっしり詰まっていて
種一粒の大きさはと言うと・・・


シュンランの種子
背景は1mm方眼紙

長さは1mmほどの紐状で幅は0.1mmぐらいでしょうか・・・ 何粒入っているのか?
想像を絶する、天文学的な数だということは想像できます。

これほど沢山種子ができるのに
世の中、
コガマだらけ、シュンランだらけにならないって
不思議だと思いません?

 21:29 2012/08/04記 にて


今日、フィールド日記あります

次は8月11日に更新します。

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