フィールド日記

世代交代するってタイヘン


オオウバユリの種子
11月17日に長野県大町市で採取した種子を透過光で撮影。



オオウバユリの種子は風に乗って飛ぶため
とても薄くできていて
透過光で見ると全体が透けています。

これで行き着いた先で芽がでて
あの大きなオオウバユリになるとは驚きです。

風に乗って分布を広げようとする種子は他にもたくさんあります。
思いつくままに列記すると
キリ、カエデの仲間、
コゴメヤナギやポプラなど大きな樹木があり、
ヒメガマなどのガマの仲間、
ススキやオギ、メリケンカルカヤなどイネ科の一部や
タンポポやノゲシ、フキなどキク科の一部など草にもたくさんあります。

たいていのものは発芽する確率は低いようで
膨大な数の種子を飛ばし
偶然、適した環境にたどりついたものが芽を出し
その一分が育つのですよね。

それにしても世代交代するってタイヘンなのだ!

 22:33 2011/11/21記 代々木にて


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