フィールド日記

イヌアワたちのふるさとははたしてどこなのか?


今日見た花穂・イヌアワ
代々木公園にて


蘂が見える花穂

イヌアワは絶滅が心配されている希少植物で
東京で(ボクは)見たことがなかったのです。

何年も前のことですが
フィールド日記を読んでくださっている方から
新宿の大京町の一角にイヌアワがあるという情報をいただき
撮影に出向いたことがあります。

それが最近、
代々木公園でも駒場にある東京大学のキャンパスでも
散歩をしていてふと見ると道路脇にも
イヌアワを見かけるのです。

これほどたくさん生えてきているといる理由はというと?
もともとこのあたりにあったものではなく
花木など植裁のために持ち込まれた土に種子が混じっていて生え
それが広がったものかとも思います。

朝鮮の済州島や中国南部にも自生しているようで
東京で元気に育っているイヌアワたちのふるさとははたしてどこなのか?

国内帰化だとしても、外国産の帰化植物だとしても
なかなか風情があるたたずまいで好感がもてますョ。

22:48 2010/10/26 記 代々木にて


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