フィールド日記

安定した美しい環境っていいよなぁ

2008年6月20日


今日見た花1・ナンテン
いかにも梅雨時の花って感じですね。
代々木にて。



今日見た花2・ヒルザキツキミソウ
その名の通り夜に咲く月見草のイメージのある
昼間に咲く園芸種です。
代々木公園にて。



今日見た花3・ゴテチア
ヒルザキツキミソウと同じアカバナ科の園芸種です。
その名のとおりゴテゴテとした感じがしないでもないですね。
代々木公園にて。



今日見た花4・セイヨウノコギリソウ
花壇に植えられる植物ですが
帰化植物としてフィールドでよく出会います。
代々木公園にて。


昨日、一日だけですが
信州に行ってきて
ハルゼミの鳴く深い山の中ですごして
今朝、代々木公園の林を散歩していると
その落差を感じざるを得ません。

都会の緑も悪くないんですけど
公園管理事務所の計画のもとに
緑の状態が保たれているわけで
あんまり美しくないんですよね。

その点、
安定した深い森の緑は
人の思惑とは関係ないところで
多くの植物や昆虫や動物や野鳥たちがかかわって保たれていて、
その森は美しさがあり
緑の質に驚くほど差があります。

人がかかわるから悪いとか人の手が入っていないのが良いとかとは
ちょっと意味が違うと思うんです。

たとえば日本の昔から続いている田んぼなどの農耕地帯では
野生の生き物や植物たちとの良い関係があり
おのずとその風景は美しいし、
アメリカの小麦やトウモロコシなどの地平線まで続く畑は
自然にとって脅威であり美しいとは思えませんね。

そうしてみると基準は‘美しい’で、
結論は
「安定した美しい環境っていいよなぁ・・・」
ですね(ボクとしては・・・)



22:20 2008/06/20 記


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