フィールド日記

町の中の川でのサケの産卵

2006年12月1日
宮城県 気仙沼市



海岸の黒松林。
唐桑半島にて。


宮城県気仙沼の近く唐桑半島に行きました。
半島の突端の御崎神社でバスを降り海岸散歩です。

緯度はだいぶ北ですが
黒潮の影響でしょう
タブノキやシロダモが茂っています。
美しいクロマツの海岸林でしたけれども
だいぶ松枯れ病にやられていました。
これはホントに全国規模での深刻な事態ですよ。


まるで松の紅葉のような松枯れ病。

    ・ ・ ・

唐桑半島からの帰り
折りたたみ自転車をせっせとこいで
気仙沼の市内に入り川を渡ったとき


気仙沼の市内を流れる鹿折川


橋の上からふと水面を見ると
サケがたくさんいて産卵しています。


町の中の川でのサケの産卵。


カワセミやマガモ、
コサギたちものびのびと過ごしていて、
オオバンは死んで水底に横たわっているサケを
潜水してついばんだりしています。


オオバン
左下に白く見えるのが死んだ鮭



ホッチャレ鮭をめがけて潜るオオバン


見ていると面白くて、
あっというまに一時間ほどたっていました。
(帰りの列車に遅れなくて良かったぁ。)

    ・ ・ ・

今、東北新幹線で書いています。
福島あたりを走っているようです。
この季節、花も少なくて
夕暮れになるとすぐ寒くなり
フィールドにはあまり長くはいられませんね。
早くウチに帰って熱燗でも飲もうっと!



17:47 2006/12/01 記


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