フィールド日記

まぎらわしい資料映像

2006年10月8日
東京都 渋谷区



今夜の月(21:49 2006/10/08)です。


満月も過ぎて欠けはじめた月ですが
煌々としていて迫力があります。


ススキの花


月は年に何度も満月をむかえるわけですが
ススキの穂が目立つ今ごろは、
寒くもなく、空気が澄んでいて
無粋なボクでも
酒でも飲みながら月を眺めるという気分になりますよ。

    ・ ・ ・

話はかわりますが
白馬岳で登山者が遭難したようですね。
今の時期、冬山の装備を持たず
突然の吹雪に見舞われ遭難してしまうという事故がよくあります。

昨夜(10月7日)のNHK総合テレビのニュースの
その遭難の報道では雪の積もった白馬岳周辺を
ヘリコプターから撮影した映像が流されていました。

その映像は今の時期、
いくら雪が降ったとしても雪が多すぎます。
真冬のように見えます。
けげんに思って画面をよく見ると
隅の方に‘資料’という文字が見えます。
それで納得、たぶんその映像は
事故後ヘリを飛ばして撮ったものではなく
前に撮っておいた冬の白馬岳なのでしょう。

しかし、見ている人は
「もうこんなに雪があるのか」
と思ってしまうことでしょう。

ニュースの映像としては不適切だと思いますね。



22:33 2006/10/08 記


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