フィールド日記
冬に備える野生動物たち
2006年9月23日
長野県 白馬村
秋のお花畑の主役はオヤマリンドウです。
白馬岳の大出原にて。
昨夜泊まった天狗山荘は
後立山連峰の稜線直下の標高2700mほどのところにあります。
今朝、早起きして外に出てみると
山小屋の前の池にはもう薄氷が見られました。
薄氷
この山小屋は24日には営業終了とのこと。
高山ではホントに冬がもう来そうですョ。
・ ・ ・
稜線の高山植物たちはみな実になっています。
野生動物たちは冬に備えて
栄養をつけるためせっせとその実を食べています。
ライチョウ、イワヒバリ、ホシガラスを見かけましたが
ボクが近づいても食べるのに一生懸命で逃げようとしません。
写真のホシガラスは
ハイマツの熟した松ぼっくりを採り
砕いて食べるため作業しやすい草地まで運びます。
ハイマツの松ぼっくりをくわえて飛ぶホシガラス。
草地まで運び種子を食べるホシガラス。
山小屋の人の話では
熊の目撃情報も入ってきているとのことで
「用心してくださいよ」とのことです。
うるさいので嫌いな熊よけの鈴ですが
背に腹は変えられません
今回はボクも鈴を鳴らしながら歩きましたョ。
(鈴は普段は音の出ないようにザックに入れてあります。)
22:17 2006/09/23 記
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