フィールド日記
ギンリュウソウって何?
2006年5月31日
東京都 渋谷区
モミの芽ばえ。
明治神宮にて。
今朝、テレビでニュースを見ていたら
明治神宮のことが報道されていました。
報道の趣旨は
明治神宮の森は大正時代に作られて、
それが今、都会のまっただなかで
天然林のように育っているとのことで、
放映の中で植物をひとつ
ギンリュウソウとして紹介していましたが
どうもそれがふに落ちません。
明治神宮の森は毎日のように歩くので
NHKにはメールで質問状を出しましたョ。
質問状の内容。
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今朝(5月31日)放送のニュース「おはよう日本」の企画放送
シリーズ"森と生きる”(2)生き続ける鎮守の森 〜東京・明治神宮〜
で、白い植物を「ギンリュウソウ」と紹介していましたが、
ギンリュウソウという植物はないと思います。
イチヤクソウ科でギンリョウソウという植物はありますが、
ぼくは明治神宮では見たことがありません。
(参宮橋の近くに住んでいて明治神宮の植物はよく観察しています。)
一瞬映った映像では、
茸の仲間のシロソウメンタケのように見えました。
(シロソウメンタケは今、明治神宮で見かけます。)
ギンリュウソウというのはどなたの同定なのか、
写真のものはギンリョウソウなのか
もし違っていたらなになのか教えていただけませんか?
よろしくお願いいたします。鈴木 庸夫 Suzuki Isao
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放映は一瞬であっても
それが間違いだった場合
見た人は頭のなかに間違った情報がインプットされるわけで
正確な内容の放映は義務だと思うのですが・・・
どういった回答が来るのか・・・
NHKから回答が来たら
ご報告しますね。
今日見かけた明治神宮のシロソウメンタケ。
22:40 2006/05/31 記
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