フィールド日記

身に染みついてしまったもの

2006年1月26日
東京都 渋谷区


この中に春がぎっしり詰まっている感じ!
重量級の冬芽・ユズリハ
明治神宮にて。




詐欺師は
だませそうな人を見つけるのがうまくなるでしょうし
スリは財布を取りやすそうな人がわかるのでしょうね。

逆に刑事は
人の懐をねらっているような人物を
見分けられるのでしょうし
人ごみで人を見ていても
その‘職業’でそれぞれのターゲットを見つける
能力を持つのだと思います。

技術が高くなり
だませそうな人を見分ける能力などを得ても
感心できませんよね。

人間が
さもしくなる訓練をしているようなものですよね。

そうした人間の業(ごう)のようなことを思い
自分は、と振り返ってみると

道を歩いていて見えるものに対して
‘これは写真になるだろうか’
‘どうやって撮ろうか’
‘この植物はなんだろう’・・・などなど、
写真になるかどうかと
植物の種名についてが
考えることのほとんどの様な気がします。

ちょっと淋しい気もしますが
これが僕の職業の
業(ごう)なのでしょうね。



21:11 2006/01/26 記


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