フィールド日記

消え行く町

2005年12月30日
東京都 新宿区


立体長屋のような角筈アパート




散歩のときに庭の花を撮影して
ホームページに載せさせてもらい
よくお年寄りたちと雑談を交わした
東京都営の団地
西新宿の‘角筈アパート’ですが
いよいよ住人が追い出され
とり壊されるようです。


各家庭が丹精こめてつくっている団地の庭。



大きな木はもう伐採されていました。


引越しのときに持っていけないものを処分するため
板で囲った粗大ゴミ置き場
右のほうに写っているのは都庁



ひっこしのときには連れて行けない団地の飼い猫


1951年に作られたこの団地は143世帯。
すでに54年たっているわけで
新婚25歳で入居したひとはもう79歳ということですよね。

子供が生まれ
その子たちが成人して巣立ち
今住んでいる方々はお年寄りばかりです。

隣近所がみんな知り合いで
長い付き合いの町内隣組というわけです。

この方々がばらばらになって
知らない土地に住むわけですから
お年寄りにとっては過酷な転居を強いられるわけです。

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