フィールド日記

土に還る

2005年10月5日
東京都 渋谷区


雨の降る中香りを漂わせ
もう満開のキンモクセイ
明治神宮にて。




下の写真は
2003年11月12日のフィールド日記に載せた
クジラタケの写真ですが、
背景の大きな切り株の
朽ちていく様子を
毎日のように見続けていました。




朽ちるまでの何年かの間、
変形菌ではエダナシツノホコリ、ムラサキホコリ、
シロススホコリ、タマツノホコリ、マメホコリなどなど。

キノコではクジラタケのほか、ナラタケモドキ、カワラタケ、
コキララタケ、ツヤウチワタケなどなど。

ハサミムシなどの虫たちも
みんな全力で土に戻すために作業をしていたような気がします。

そして、とうとう今年
原型をとどめずに崩壊。


今日の様子。

ほぼ、土に還ったというわけです。

見始めてから5〜6年でしょうか
あのどっしりとした動かしがたい切り株を思い出すと
案外、早かったですね。



20:27 2005/10/05 記


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