フィールド日記

公園の中の居酒屋

2005年10月2日
東京都 渋谷区


ことしも見られるかなぁ・・・
と行ってみたら
もう終わり頃のナンバンギセル
新宿御苑にて。




ちょっと用事に出たついでに
つれあいと新宿御苑の散歩。

「そういえば、あそこのススキの根元に
ナンバンギセルが出るのだけど・・・」と
見に行ってみると、
もう終わり気味で
くたびれた花がいくつか残っているだけです。

もう10月だというのに
なぜか、夏のように暑い日です。
暑い暑いと言いながら
公園の林の道を歩いていると
キンモクセイの香りがだだよってきます。


キンモクセイの蕾
新宿御苑にて。


終わってしまう花もあれば
秋の花も咲き出しているようです。
暑くてもやっぱり10月になったわけですね。

    ・ ・ ・

ところで、
新宿御苑は入り口にゲートがあり
入苑料200円のチケットを買って入るのですが
入苑者の心得が書かれています。

いろいろ書かれているなかに
酒類の持込禁止とうたわれています。

苑内を散歩して
つれあいと公園の食堂に入ったのですが
暑い休日の昼下がり
「昼ビールでも飲みたいけど
公園の中だからダメだろうね。」
と言いながら
入り口の食券の自動販売機を見てびっくりです。
ビールどころか、ボトルワイン、グラスワイン、
レモンサワー、梅サワー、日本酒と
居酒屋顔負けにお酒をとりそろえています。




ところで
近くの席に座った外人の家族連れの母親が
子供にレモンのジュースを買おうと
販売機の前で戸惑っていました。

レモンの文字のボタンは
‘レモンスカッシュ’と
‘レモンサワー’と二つあり
どちらを押せばいいのかわからなかったのです。




つれあいが‘レモンサワー’はアルコール入りだから
‘レモンスカッシュ’のボタンのほうだと
教えたから良いようなものの
あてずっぽで押して
アルコール入りのほうを子供に与えてしまったら
タイヘンなことになりますよね。

とにかく国際都市のトウキョウの
環境省 国民公園 新宿御苑では、
外国人にわかる表記を添える必要があると思いますね。

苑内持ち込み禁止だったら
夕方終わってしまう苑内の食堂では
酒類を扱わないほうがいいんじゃないかなぁ。
少なくとも
こんな居酒屋の様な取り揃えは
しなくてもいいんじゃないですかねェ。



22:55 2005/10/02 記


フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Google
WWW を検索 鈴木庸夫の植物図鑑 を検索
Top page (English)