フィールド日記

家族が一丸となるとき

2005年8月21日
東京都 町田市


天を突くように育つオオブタクサ
町田市鶴川にて。




夏の日曜日
どこへ行っても家族連れを見かけますね。

夕方、
小田急線の鶴川駅の改札で見かけた家族は
若い両親と2歳と4歳ぐらいの男の子たちで
小さいほうの子が眠いのでしょうか
母親の足元にからみつき
ビービーと泣いています。

母親はまったく相手にせず
「お父さんこの子どうにかして!」と言うと
お父さんはその子を抱き上げ
優しい声でその子の名を呼び、なだめ
ちょっと泣き声が小さくなりかけたころ
向かいのホームに電車が入ってきます。

父親の
「電車が来た!乗るぞ!」との掛け声で
上の子は荷物を持った母親に手をひかれ
ひっしで階段を登り
今まで泣いていた下の子も
父親にしがみつき
急ぐ父親の邪魔をすまいという
きりっとした表情で抱かれています。

家族一丸となって
目的に向かってそれぞれが行動する様子は
なかなかよかったですよ。

「駆け込み乗車はおやめください」
という駅のアナウンスをよく聞きますよね。
駆け込み乗車をすると
乗った後の車内放送で
延々とその行為を非難されることがありますが
この電車の車掌は
家族が無事に乗車し終わるまで
せかさず待っていたような感じでしたね。

時間に正確な電車とはいえ
こうしたときには
数秒ぐらい待ってもいいですよね。



23:01 2005/08/21 記


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