フィールド日記


バードサンクチュアリーの罠

2005年3月11日



芽吹いてきて
パステル調の明るい色になってきたシダレヤナギ
代々木公園にて




代々木公園のバードサンクチュアリーの
池の前の展望所から
双眼鏡で林の奥をみると
最近、木枠に網を張った檻が見えます。


展望所から見える檻

この檻は数年前から公園などに置かれている
カラスを捕獲するための檻なのです。

カラスがえさにつられて入ると
でられないように作られていて
そうして捕まえたカラスを殺すようです。

以前は公園の
人目につくようなところに置かれていましたが
カラスの命を助けようと
ゲリラ的に網を破って逃がす人がいたり、
殺すことに批判があったりするようで
最近では見かけなくなってきました。

人の入れない、
野鳥のために作られたところの奥に
そうしたものを置くのは
ボクはどうも納得できませんね。

聞くところによると
そうして捕らえられるカラスは
生まれて間もない若いカラスばかりで
経験豊かな優秀なカラスはかからないそうです。

ゴミの出し方など、
根本的な対策をとらない限り
都会のカラスは減らないと思うのですけどね・・・。

21:12 2005/03/11 記



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