フィールド日記
南方熊楠の屋敷に行ってきました
2005年2月16日
今日は波も荒く
海岸ぎりぎりを走る紀勢本線は潮をかぶりそうです
和歌山県古座町付近にて
昨夜からの雨が続いていて
自転車では走れそうにもないので
紀勢本線に乗り込み
田辺のほうに行くことにしました。
雨の中、
車窓から眺める鉛色の太平洋は波も荒く
いかにも‘旅’してる気分です。
午前中は‘雨’とあきらめていましたが、
しばらく走っていると
空が明るくなってきました。
青空ものぞいています。
気ままな途中下車の旅ですので
白浜駅(田辺市)でおりて
早速折りたたみ自転車で海岸まで行きました。
雨上がりの南風が吹き
暖かい南紀でも
特別暖かい日となったようです。
白浜駅前にて。
・ ・ ・
そのまま田辺の市街地まで走り
以前から行ってみたかった
南方熊楠の屋敷をたずねてみました。
今では一般に公開されているその屋敷は
数年前までご家族が暮らしていらしたそうで
ただ一人の見学者である僕に
身内だという女性が応対してくださり
熊楠の生前のエピソードや
大量の標本の様子などの話が聞けました。
南方熊楠の住んでいた家のまえにて
・ ・ ・
その後、
和歌山県田辺市から移動して
大阪を通り過ぎ京都に来ました。
そして、何度か泊まったことのある
鴨川近くの小さな宿で一段落というところです。
明日は、ちょっと見たいものがあるので
京都植物園に行くつもりです。
22:05 2005/02/16 記
フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)