フィールド日記


お守りの石

2005年2月1日


酸っぱそうで住人は誰も採らない
都営住宅の庭のナツミカン
新宿区にて


去年の暮れ
大手術を前にした友人のIshi氏が
昔みんなで登った山に行き
思い出の‘石’を拾ってきたという話のいきさつは
‘Ishi氏の紀行文’のなかの
今年最後の山行に詳しく書かれていますが
先日、その当時の山の仲間の新年会のおり
彼はみんなにお守りを作ってきてくれました。


Ishi氏のくれた‘お守り’


‘お守り’を裏返すと中はその石のかけらと
石のあった山の斜面の写真が見える。


その‘お守り’には

三頭山山頂ブロック石

安全・健康祈願

この石は、参拾七年間の風雪に耐え
今後も我々を見守る祈願の石です。

と書かれた札が入っていました。
大手術を前にした彼が
願いをこめて
山にこの石を探しに行ったと思うと
ほほえましくもあり
しばらくは持っていようと思います。

ただのコンクリートブロックのかけらですけどね。

22:49 2005/02/01 記


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