フィールド日記


秋の風景は和服の絵柄のようですね

2004年11月30日


和服の柄が風景になったような
オオモミジの紅葉
明治神宮にて


壁紙になります
(壁紙にする方法)
800 x 600
1024 x 768


商店街の飾りのような派手な紅葉


漆器の絵柄

風に流される雲の切れ間からの光が
真っ赤ではなく、
まっ黄色でもなく
赤と黄色とまだ色づいていない緑の
微妙なグラデーションを見せるオオモミジに
ぱっと差し込んだり
かげって一瞬にして沈んだ色にかわったり
その展開を切りとろうと
息をのんでシャッターを押し続けました。

そうして
構図を決めるときには
頭に浮かんだイメージに沿って考えます。

上の壁紙の写真を撮るときには
和服の柄を連想して背景に黒いところを選び
紅葉の葉の色の赤、黄色、緑の配置を意識しました。

真ん中の逆光のなかの透過光のモミジは
なんだか鮮やかすぎて
商店街の電柱などに飾る
造花の紅葉を連想してしまいましたョ。

いずれにしても
僕の場合
ファインダーをのぞいているとき
‘モネの絵みたいに’とか
‘クレーの絵の雰囲気だなぁ’とか
‘葛飾北斎だよなこれは
はやく大きな波しぶきがこないかな’とか
なにか連想して
それに沿って構図を決めているような気がしますョ。

とにかく
秋は日本画の世界ですね。

22:02 2004/11/30 記


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