フィールド日記


ナツツバキの幹について

2004年11月19日


はがれかかったナツツバキの樹皮
西東京市の石正園にて



クレーの絵のような
センスのよい色調の造形を見せる
この幹はナツツバキです。

毎年太くなる樹木の幹の表皮は
太って行くにしたがって
風船のようにのびるわけではなくて
ひび割れたりはがれ落ちたり
樹種によってそれぞれ違うようです。

そのなかで、ナツツバキは
絵画のような色面を作り
今の時期、
はがれかかった表皮がぶら下がっていたり
剥がれ落ちたものが幹のまわりに落ちています。


根元に落ちた樹皮

まるで芸術家の
製作途中の作品を見ているような感じです。

21:50 2004/11/19 記


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