フィールド日記


懐中電灯は撮影用の照明機材です

2004年11月17日


花盛りのヤツデ
新宿御苑にて


“木漏れ日の差し込む”
照葉林で見かけたチシオタケ
明治神宮にて



今日は撮影の‘ヒミツ’をひとつ公開しちゃいますね。

上のチシオタケの写真は
暗い森に差し込む木漏れ日が
ちょうど茸にあたったときというように見えます?

そう見えれば成功なのですが
実は曇りで陽は差し込んでいなかったのです。


本当は曇りのフラットな光線。

実は、ザックにいつも懐中電灯を入れていて
撮影の際、たまに補助光として使うのです。


ザックの中のノートパソコンのわき
ゴムバンドにはさんである小さな懐中電灯


小さいながら単四電池4本で
ハロゲン球なのでけっこう明るいのです。


コンパクトな懐中電灯

しかし色温度は低くて昼間補助光として使うと
赤っぽい光になってしまうので
写真用の色温度変換用のブルーフィルターを丸く切って
何枚か重ねて太陽光と同じ色温度にしてあるのです。


丸く切ったブルーフィルター


スポット光として茸に上から照らしているところ

ストロボと違い
光の当たり具合や強さを
ファインダーで確認しながら撮影できるので便利ですよ。

ビデオカメラの場合も
最近はCCDの性能があがり
この光だけで撮影可能ですョ。

22:43 2004/11/17 記


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