フィールド日記


村がなくなるような感じです

2004年11月15日


雨にぬれてひときわ鮮やかな
柿の落ち葉
高田馬場の都営住宅の庭にて



高田馬場の都営住宅は
築50年ほどたっております。

結婚したばかりか子供が小さい
20〜30歳ぐらいの夫婦が入居したわけですから
単純に計算しても
住んでいる人たちは70〜80歳ぐらいなのです。

都営住宅は狭くて
二世帯は住めないので
子供たちは結婚して独立して
今住んでいる人はおとしよりばかりです。

数年前から建て替えがすすめられていて
今残っている数棟も
もう取り壊される運命となっており
すでに退去がはじまっています。


退去して空き家となったところが目だちはじめた
都営住宅


50年間も苦楽をともにしてきたご近所と
わかれわかれになり
建て替えの期間中
どこに住むのでしょうかねぇ。
同じ地域にもどれるという確証もないようですし・・・。

団地の庭で
花の写真を撮らせてもらっているときに
お年寄りたちとそうした雑談をするのですが
ご本人たちには
そうした情報はあまり入っていないらしく
みなさん、心配で先が不安だと言っていますょ。

僕も、ここがなくなったら
仕事場の近くの貴重な散歩コースが
なくなってしまうわけです。

困ったなー!

21:57 2004/11/15 記


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