フィールド日記
マルバルコウソウ
ヒルガオ科
Quamoclit coccinea
2004年9月29日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「夏の花」 83頁,「秋の花」 673頁
熱帯アメリカ原産のつる性の一年草で
帰化植物として各地でみられる。
おなじヒルガオ科のヒルガオやアサガオにくらべ
花はずっと小さいが
実の大きさは同じぐらいだ。
漢字で‘丸葉縷紅草’と書くが
縷(る)の意味を調べると「細い糸、糸筋」”ということで
「縷々(るる)として続く」というような使い方をする縷々の意味は
細く長くとぎれることなく続くようすということで
この植物のつるの様子と花の色をあらわしているのだろう。
‘丸’い‘葉’の‘縷’の‘紅’(色の花)の‘草’というわけだ。
学名も意味があって面白いが
植物を漢字で覚えるとイメージがわいて覚えやすいかもしれない。
フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)